ガンダム世界でスコープドッグを作ってたらKMF紅蓮に魔改造されてしまった件 作:勇樹のぞみ
「ぬわーーっっ!!」
『ど、どうしたんですミヤビさん。「ねんがんのHD-2D版ドラクエ3をてにいれたぞ!」って喜んでいたのに。「殺してでも うばいとる」でもされちゃいましたか?』
ドーモ、ミヤビです。
また久しぶりの西暦の日本への転生。
今までの転生ではプレイすることなく終わっていたHD-2D版リメイクのドラゴンクエスト3をようやく手にしたのですが。
脳内サラちゃんが心配しているように、ちょっとショックな出来事が。
脳内サラちゃん……
これまでの転生でも、バイストンウェルではミ・フェラリオの妖精サラちゃん。
ペンタゴナワールドでも有翼人『ミラリー』の生き残りである妖精サラちゃん。
といったように縁で結ばれていた彼女でしたけど。
士郎正宗先生のマンガ、そしてアニメにもなった『攻殻機動隊』世界に転生した際に、ヒロインである草薙素子さんが電子生命体『人形使い』と融合していたように、同じく電子生命体のサラちゃんに、
『あなたと合体したい』
一万年と二千年前から愛してる~♪
とばかりに求められ、『でも返事は聞かない』と無理やり『ファイナルフュージョン承認!!』され、
『気持ちいいーっ』
されちゃったおかげでそれ以降、本格的にこの転生の旅に同行することに。
またバイストンウェルに転生したらミ・フェラリオの身体を得て分離したりはするものの、基本的に魂がつながっちゃってますから。
といいますか『機動戦艦ナデシコ』世界に転生した際に、劇場版のテンカワ・アキトとラピス・ラズリのようにマシンチャイルドなサラちゃんとリンクで繋がっていた日には心底ビビり散らかしましたが。
『私はサラ。ネルガルの研究所で生まれた。私はミヤビさんの目、ミヤビさんの耳、ミヤビさんの手、ミヤビさんの足、ミヤビさんの…… ミヤビさんの……』
なんてリンク越しにささやかれた日には……
そういうことの無い西暦の時代だと一つの身体に二つの魂、このように脳内の存在、イマジナリーフレンドみたいになっていたり。
で、お話は戻りますが、HD-2D版リメイクのドラゴンクエスト3。
『あんなに楽しみにしていたのに。ゲームボーイカラー版を引っ張り出して予習までしていましたよね?』
とサラちゃんが言うとおり。
昔やったゲームボーイカラー版のソフトを引っ張り出して来たのですが……
「あ、セーブ用の電池切れてる」
昔やったセーブデータが消えちゃってるな、と思いつつも確認したところ、カセットに内蔵されているセーブ用電池が切れかかっている様子でセーブできたりできなかったりと不安定。
「どうしよう」
メーカーが電池交換してくれるなら良いのだけれど、もちろん無理。
それどころかプレイするためのハードすら製造中止なのはもちろん修理サービスまで終了しているため、程度の良い中古品を探すしかない状態。
それは他メーカーの互換機が必要になりますわ、という話だったり。
だから取れる方策は以下のとおり。
(1)自力でカセットを開けて電池交換
(2)ネット上で電池交換を請け負っている人物に依頼
(3)ネットオークションなどで出品されている電池交換済みカセットの購入
(4)ハード側でセーブ機能を持っている他メーカーの互換機でプレイ
(5)吸い出し機でROMを吸い出してPC等のエミュレーターでプレイ
(1)は基板上にくっついている電池を剥がさなければならないし、ハンダ付けも必要でその熱が原因でROMにダメージが入る危険も。
(2)(3)は同様にROMにダメージが入っているかもしれないし、また電池が切れたらおしまいになる。
となると(4)か(5)。
(4)でもいいが、ハードが故障した場合のことを考えれば、やっぱり(5)でやるのが正解か……
というわけで、ネット経由で入手した吸い出し機でROMを吸い出してPCのエミュレーターでプレイを始めたのだけれど、
「チートコード機能! そういうのもあるのか」
エミュレーターにはプログラムに介入し、変えられるチートコード機能が付いている。
とはいえ、いきなりレベル99だとか、能力値MAXなどといったものに興味はない。
面白くないし、そもそもゲームボーイカラー版のドラクエ3には『キメラバグ』というバグ技があって、素の状態でもそういうのはできるのだし。
自分が欲しいのは洋ゲーでよくあるグラフィック変更MODのようなもの。
MOD(モド、モッド、modificationの短縮形)とは、主にパソコンゲームの改造データのこと。
といっても単なるチートプログラムではなく洋ゲーではメーカー自体が歓迎しているところもあったように、基本的にはゲームを楽しくプレイするためのもの。
ファンによる非公式DLC(ダウンロードコンテンツ)のようなものだった。
「昔見た記憶のある、キャラのグラフィック変更ってどうやるんだろう?」
ネット上で公開されているチートコード集では見当たらないし、ここは自力で調べてみるか。
「ネットで公開されてる変化の杖で変更されるグラフィックのリストから、各グラフィックの番号は分かっている。例えば女勇者なら…… んん? リスト上に見当たらない? なるほどリストに誤りがあるみたい。並びから言って多分これ…… そう、リスト上で男勇者ってされてる『09』が実際には女勇者ね。あと猫のぬいぐるみが『1E』。つまり女勇者に猫のぬいぐるみを着せて、その前後でこの値に入れ替わっている個所を探せば」
そういうことをする比較検証機能も備わっているので、
「絞り込めた。で、他のチートコードから見て怪しそうな個所は、ここ」
試してみると、
「うん、一発で成功。アドレスを一つずつ後ろにずらしてやれば」
後列のキャラも変更可能、と。
これを使えば、
1人目シスター、2人目を犬のグラフィックにして犬を連れたシスターに。
2人目は武器、盾の装備を禁止した男武闘家にして。
犬なので人間用の武器や盾は使えないけど、稽古着なんかを裁縫でチクチクしてハーネス兼、犬用バッグ兼、ボディアーマーに組み替えて装備させているという設定。
現実でも、救助犬や猟犬、軍用犬は世界で活躍していて、その軍用犬が装備していたボディアーマーを参考に仕立てるわけ。
軍用犬は頭部も保護されてる場合が多いので、黒頭巾を手に入れたらこれも犬用に作り変えてやる。
ちょうど災害救助犬の頭部を保護するヘルメット装備がSNSで話題になっていたし。
1人目シスター、2人目カンオケにして格闘ゲームエミュレーターMUGENに登場する逢魔刻壱氏デザインのシスター・ナイア(ナイア・ルラトホテップ)を再現。
シスター・ナイアの連れている浮遊するカンオケは武器攻撃したり盾になったりと活躍していたし。
後にバージョンアップしてカンオケが3つに増えてフルコーン、フルアーマーユニコーンガンダムが使っていた3枚のビームガトリングガン接続シールドのように舞っていたけれど。
それも2~4人目をカンオケにすれば再現が可能。
1人目シスター、2人目カンオケにしてゲーム『モンスターハンター』シリーズのシスター服装備と呼ばれるネブラXシリーズと狩猟笛、クロノヒツギ系統を再現。
などなどできるわけ。
『シスターさんばっかりですね』
と、脳内サラちゃんがあきれた様子で言うのだけれど。
「16×16ドット、3色しか使えないグラフィックとしてはすごく出来がいいし、シスターさんってイメージわきやすいから」
スーパーファミコン版のリメイクで登場して以来、人気のあるグラフィックで。
スーパーファミコン版の改造(改変)ゲームパッチも色々ありますが、その多くでプレイアブルキャラとして採用されていたものだったし。
「まぁ、清楚で萌えるわよね、シスターさんって」
そんなわけで、シスターさん萌え萌え~って感じでHD-2D版リメイクのドラゴンクエスト3の発売を待つ間プレイしていたのだけれど。
「だめ、萌えない……」
ようやく手に入れたHD-2D版リメイクのドラゴンクエスト3のプレイを始めて。
「ゲームとしては十分すぎるほど面白いのだけれど」
『なら、いいじゃないですか』
なにか問題でも? と脳内イメージのサラちゃんが首を傾げるのだけれど。
「でも萌えないの」
と自分で言いつつも、何か違う気がする。
そこで思い出す。
HD-2Dのキャラクターグラフィックはドット絵だけれど、それと同様なドット絵で萌えどころか、
♂:あの、すいません、お願いが。
♀:なにかな
♂:見抜きさせてもらえないでしょうか・・・?
♀:見抜き?
♂:はい。
♀:あー
♀:判った、そういうことか・・・
♂:いいでしょうか?
♀:うーん。
♀:たまってる、ってやつなのかな?
♂:はい
♀:しょうがないにゃあ・・
♀:いいよ。
で有名なMMORPG『ラグナロクオンライン』があった。
アコたんハァハァ(アコたん=女アコライト)で有名な漫画家みづきたけひと先生も同人漫画の中で同時期の他のMMORPG、リネージュをプレイしたが、
「あっちはゲームとしておもしろいけど萌えないからねー」
とラグナロクに戻って語り、
(自分で言っててなんかちがう気がする… ラグナにはつまり…)
そこで気づく。
「これだ! ラグナはやっぱりえろだよね!」
という風に。
『えーと、つまりHD-2D版リメイクのドラゴンクエスト3のグラフィックではハァハァできない、と?』
サラちゃんがあきれたように言う。
「キャラの頭身が半端に上がって解像度が増した結果、どうにもね。例えば女遊び人はバニーガールな格好だけれども、これ見て興奮できる人は居そうにないでしょう?」
『それはそう』
感覚的なもので説明はしにくいが、確かにあるものなのでサラちゃんもスン、って顔をしながらも同意してくれる。
「一方で、ゲームボーイカラー版のシスターさんにガーターベルトを着けさせたら?」
『そ、それはエッチです』
という具合に。
「おそらく解像度が上がると脳内の補完を目の前のグラフィックが邪魔しちゃうのよ。さらに言えば、シスターさんの衣装はシンプルかつイメージがしやすいから」
同様な人気職にメイドさんが居るけど、あちらは衣装がクラシカルなビクトリアンメイドからアキバのメイド喫茶のミニスカふりふりメイドまで千差万別あるから。
その点、シスター服はバリエーションがそんなに無いのですぐに脳内イメージが整うわけ。
『でも、頭身や解像度が高くてもラグナロクオンラインではみなさん、ハァハァできるんですよね?』
「そこがディフォルメの効かせ方、方向性の違いなんでしょうね。HD-2D版リメイクのドラゴンクエスト3は一生懸命、鳥山絵やスーパーファミコン版で用意された公式イラストに寄せようと頑張ってるんだけど、それが萌えからは遠ざけているっていうか」
いえ、それはそれでいいはずなのよ。
ゲームとしては本当に面白いんだし、そこは瑕疵にはならないはず。
でも、
「萌えない(=ハァハァできない)のよね……」
萌えキャラゲームではないし、ドラクエ3の面白さってそことは関係ないところにあるっていうのは分かるのだけれど、それでも……
後日。
「あ゙ーーーーーーーーーっ!!!」
『ど、どうしたんですかミヤビさん!』
「ね、念のためスーパーファミコン版やスマホ版のドラクエ3をやってみたんだけど」
どっちもゲームボーイカラー版に比べればキャラの解像度が高いでしょう?
『まさか……』
「脳内補完、感情移入を妨げないシスターさんのグラフィックに慣れきってしまったせいか、以前は気にならなかったのに、急に脳内の補完を目の前のグラフィックが邪魔しちゃうようになっちゃって」
『ああ、このグラフィックだと同じ神職でも足太いように見えちゃいますよね、女僧侶さん全身タイツだし』
「言っちゃダメぇ!!」
今までどおりの感情移入ができなくなってしまったのだ!!
「そういえば……」
とある絵師の方がゲーム『Hearts of Iron IV』のネタ漫画で、
「来ちゃダメー!!!
何にもない!!!! 何にもないですから!!!」
コトン
「出てきちゃダメ!!!」
「新DLC未対応の MODだわ」
「やはり未更新のMODを使おうとしていましたか・・・
プレイセットから外しなさい、あかりさん」
「イヤ! このMODがないと遊ぶ気になれない!!!」
というお話を書いていましたが。
(『Hearts of Iron IV』の大型DLCは変更点が多く、それまで愛用していたMODが使えなくなることが多々ある。MODが更新されなかったらもう……)
「まさか、自分が同じような目に遭う日が来るなんて……」
そう、溜息をつくほか無かったのでした。
TO BE CONTINUED?
※今回のお話はミヤビさん個人の感想です。
感じ方には個人差があります。
ミヤビさんも決して新作アンチをしているわけではないのです。
信じて下さい。
HD-2D版リメイクのドラゴンクエスト3が発売となり皆さん楽しんでいると思いますが、中にはこんな人も居るということで。
感じ方のお話なので「何が何だか わからない」という方もいらっしゃるでしょうが、その場合は「そういう人も居るんだな」と笑って(苦笑して)流していただけると。
なお、現在ダンバインの続きを構想中です。
「だ… だれだ! だれがこんなことを!! 我々がドレイク軍と知ってのことか~っ!」
逃亡中のミヤビのダンバインを追うバーン・バニングスの一行だったが、彼らが見つけたのは別動隊のドラムロが全滅している姿だった……
「バーン様、それにしても機体が変です。どう見ても外部からのものじゃない。全部、機体の内部から破裂したような感じだ…」
「ま、まさか待機中に小型の時限爆弾のようなものを仕掛けられていた?」
「いや、そんなスキは無かったはずだ」
(左手は添えるだけ)
左腕に移植したオーラバトラー・ボゾンの手をそっと押し当てて。
次の瞬間、北斗神拳もしくはビスト神拳でも食らったかのように内部から弾け飛ぶドラムロ!
(まぁ、タネはあるんだけれどね)
というような感じで。
ご意見、ご感想等をお待ちしております。
今後の展開の参考にさせていただきますので。