ガンダム世界でスコープドッグを作ってたらKMF紅蓮に魔改造されてしまった件   作:勇樹のぞみ

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機動戦士ザクI 斧を開発したらチャージ格闘を始めた件

「さぁ、早くチャージング暴を見せてくれ」

「でも、いくら友達でも、それだけは……」

「だから人目につかないここまで来たんじゃないか。1回きり見せてくれれば、それで僕は満足するんだ。お願いだから、ね、ね、いいだろう?」

「でも、みんなが真似すると、僕困るから……」

「僕、絶対喋らないよ。だから、ね。見せてくれるかい?」

「うん……1回きりだからね。……やあああああ」

「……バカにしないでくれ、君のはもっと格好がいいやつだ」

「星くぅん。チャージング暴は見世物でもないし、そんな無闇に使うことは許されないんだ!」

「そ、そんなぁ……一度くらいいいじゃないか!」

「じゃ、僕悪いけど、先に帰るよ」

 

 だが、

 

「チャージマン研、待て!」

「おっ?」

「ハッハッハッハッハ……」

「アッー!」

「驚いたか、チャージマン研! このまま帰れると思っているのか!?」

「ちくしょー! おかしいと思っていたら、やっぱり! よーし、お望みとあらば見せてやろう! チャージング、暴!」

 

 

 

「ミヤビ様、チャージマン研を捕らえました」

(言い方ァ!!)

 

 潜入捜査していた憲兵から真顔で報告され、ミヤビは内心絶叫する。

「何でそんな言い方ができるんだよ」という話であるが、チャージマン研究会、略称『チャージマン研』(あまり略されていない)は、モビルスーツパイロット訓練生の中で広まった、チャージ格闘を研究する非公認の同好会である。

 チャージ格闘は、ミヤビの前世、西暦の時代ではネット対戦ゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』等でも実装されていた攻撃法。

 対応機体で攻撃ボタンを長押ししてパワーを貯め、機体が光った、チャージが完了した後に放つことで強力な一撃を繰り出せるというものだったが……

 

(何で、実機でチャー格なんかやってるの?)

 

 とミヤビは頭を抱えそうになるが、これもミヤビのせいなのだ。

 

 

 

 渾身の一撃を叩き込むチャージ格闘では、全身のアクチュエーターを協調一致させてその力をヒートホークを繰り出す動作、その一点に集中、高威力の攻撃を叩き出すわけであるが。

 その際、ミヤビの発案により流体パルスアクセラレーター機能を搭載したアクチュエーター、全身に配されているこれのエネルギーを貯め込む機構に、十分なプールがあった方が威力は上がる。

 つまり、このエネルギーを貯め込むために高速移動等のエネルギー消費の激しい動きを控えるチャージタイムが必要になるわけで。

『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』でも下手な使い手がチャージ格闘を決めようと貯めているとその隙にボコボコにされたり。

 活用するためには腕が必要だった。

 

 そのため訓練生たちには「まだ早い」ということで禁止令が出ていた。

 しかし、チャージ格闘の豪快さに魅入られた者たちは裏で『チャージマン研』を発足。

 チャージ格闘攻撃を「チャージング暴」(チャージされた暴力的なまでの一撃)などという隠語で隠しながら、密かに研究、練習を行っていたのだ。

 

(気持ちは分からないでもないけど)

 

 ようやくヒートホークの開発が終わり、配備されたのだ。

 それを使って色々試してみたいという気持ちはわかる。

 

(私だって前世で色々やってたし)

 

 ミヤビの記憶の中で『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』のヒートホークを使ったチャージ格闘と言えば、少し外れるがF89のアックス・ライフルを使ったものが好きだった。

 飛行機体を撃ち落として、落ちてきたところに肩口に構え、貯めたアックス・ライフル付属のヒートアックスを振り下ろし撃破するあの快感よ!

 

 ただまぁ、使い方が難しくて「レート戦では出すな」とか色々言われていたし、訓練生たちに禁止令が出るのもやむをえないということだったが。

 

 

 

 なお、もちろん腕のあるパイロットたちには使用許可は出されていて模擬戦中でも、

 

「さあ、早く見せてもらおうか、ガルマ。君のチャージング暴の性能とやらを」

 

 などと披露され。

 ミヤビの腹筋を見事に破壊してくれたのは、言うまでも無かった。




 なんだろう、思いついたら書かずには居られなかったってやつですね、コレ。
 いえ、前回までのお話がアレ過ぎたので「早く斧を開発しないと」ってなったのですが、開発して渡してみたらこれだよ、って話で。
 ……何がまずかったんでしょうね。

 それではまた。
 ご意見、ご感想等をお待ちしております。
 今後の展開の参考にさせていただきますので。
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