上里空は勇者になり、魔道士でもある!   作:水甲

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22 夜の空

「でぇえええい!!」

 

ヴィータがグラーフアイゼンで、なのはに攻撃する。なのはは障壁を張って防御する。障壁は以前より硬く、グラーフアイゼンの攻撃を防いだ。なのははアクセルシューターを使って、ヴィータを追い詰める。

 

フェイトとシグナムも激しい空中戦をしていた。バルディッシュとレヴァンティンが火花を散らせてぶつかり合う。フェイトが、複数の金色の魔力の槍プラズマランサーを放つ。それをシグナムはレヴァンティンの炎で掻き消す。

 

 

空中でアルフとザフィーラは、互いに拳をぶつけ合って戦っていた。

 

(状況はあまりよくないな。言われた通り空中で戦う事によって、あの勇者たちとの戦闘は避けられた。だが魔導師達のデバイスが強化されていて、シグナム達も苦戦している)

 

ザフィーラは表情を険しくした。そんな中、まばゆい光が結界内を照らしていた。

 

「あれは……」

 

「あの子達……空たちと同じ切り札が使えるの?」

 

『フェイト、違うみたい……』

 

「おい、須美が持ってるのって!?」

 

「あぁカートリッジだが……」

 

 

 

 

 

 

 

空SIDE

 

「満開!!」

 

須美が神秘的な衣装に身を包み、巨大な砲台に乗った姿に変わった。

 

「満開……」

 

「切り札とは違うみたいね」

 

「時代が違うから……勇者システムも進化しているみたいだな。みんな、ここは僕がやる!切り札発動!」

 

僕は切り札を発動し、須美に向かっていく。須美は僕に近づかせようとしないように、砲撃を放ち続けていった。僕は障壁を張って防いでいく

 

「ハァ、ハァ……邪魔をしないでください」

 

「見る限り強力な力みたいだけど……負担が大きいみたいだな」

 

「……本来の発動の仕方ではないですから……でも、それでも今日は……」

 

「無茶ばっかりして……お前の友達は泣きそうだぞ」

 

須美の砲撃をくぐり抜けていき、大砲の一つを槍で破壊した。

 

「くっ!?」

 

須美は反撃を行っていくが、外れていた。何なんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

シャマルは屋上から様子を見ている。

 

(私の力じゃこの結界は破れない…)

 

シャマルは闇の書の力を使って、結界を破るか迷っていた。今日は、はやてちゃんとの大事な約束がある。ソレを護るためにも、一刻も早く結界を破って離脱しなければいけない。その時、背後に気配を感じた。

 

「捜索しているロストロギアの所持、使用の疑いで貴女を逮捕します」

 

シャマルの背後で、杖を突き付けて言ったのはクロノだった。その時、乱入者が現れた。突然現れた仮面を付けた男が、クロノを蹴り飛ばした。クロノは隣のビルの屋上まで飛ばされた。

 

「な…仲間!?」

 

「あ…貴方は?」

 

「使え」

 

「え?」

 

「闇の書の力を使って結界を破壊しろ」

 

「でもアレは…!」

 

「使用して減った頁はまた増やせばいい。仲間がやられてからでは遅かろう」

 

少し戸惑ったが仮面の男の言葉でシャマルは、闇の書を使う事にした。

 

(みんな、闇の書で結界を破壊するわ!うまくかわして撤退を!)

 

シャマルが念話でシグナム達に伝えた瞬間、どこからともなく仮面の男目掛けて砲撃が襲いかかってきた。

 

「ちっ、何者だ?」

 

仮面の男が砲撃がきた方向を見るとそこにはまだ小学生くらいの男の子が真っ黒な衣装を身にまとい、その手には杖を持っていた。

 

「仮面つけて……明らかに怪しいやつだな」

 

「邪魔が入ったな」

 

仮面の男はそう言って姿を消した。少年はシャマルに近寄り

 

「大丈夫ですか?」

 

「え、えぇ、あ、貴方は管理局の?」

 

「管理局?あぁ先祖が昔世話になっていたっていう……僕は管理局の人間じゃないです。大赦の人間で魔導師で……勇者たちの友達です」

 

「大赦……もしかして須美ちゃんたちの?」

 

「知ってるんですね。それだったら……」

 

少年は杖を構え、魔力をため始めた。

 

「突き抜けろ!!シャドウバスター!!」

 

紫色の魔砲が結界を破壊した。

 

「さてと……ってあのバカ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空SIDE

 

突然結界が破壊され、僕はクロノに聞いてみた。

 

「どうしたんだ?」

 

『すまない。突然仮面の男に……それに別の魔導師が……』

 

「別の魔導師?」

 

他にも敵がいるのか……でも今は目の前の須美だ。大砲はほとんど破壊され、須美の顔色が悪い。このままだとやばいことになりそうだな

 

「わっしー!?もう結界は壊れたんだよ」

 

「そうだよ。早く戻れ」

 

「ハァ、ハァ……」

 

園子と銀の声が聞こえていない。疲労でかなりやばいということか?だとしたら……

 

「一回気絶させて………」

 

「この馬鹿須美がぁぁぁぁぁ!!」

 

どこからともなくやってきた少年が疲労困憊の須美を思いっきり蹴り飛ばした。園子と銀の二人はそいつを見て驚いていた。

 

「嘘……」

 

「あいつ、来てたのかよ!」

 

「そのっち!須美を連れてけ。僕はこいつを抑える」

 

「うん」

 

少年は蹴り飛ばした須美を二人に頼み、僕の前に立ちはだかった。やる気満々だけど……

 

「逃げられたみたいだし、こっちも時間切れだ」

 

「なんだ……まぁ三人が逃げられたならいいか。なぁランディニ」

 

『そうですね。それに貴方からしてみれば彼らといたほうが都合がいいみたいですね』

 

「お前……何者だ?」

 

「僕?僕は上里夜空」

 

「そっか……ということは話に聞いてた奴だな。僕は上里空だ」

 

まさか子孫とこんな所で出会うなんて思っても見なかったな。そのあとなのはたちも逃げられたみたいだけど、とりあえず全員無事みたいだな

 

 

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