上里空は勇者になり、魔道士でもある!   作:水甲

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62 その一撃に……

ミナトSIDE

 

俺、ミア、若葉、夏凜、芽吹、棗、ゼスト、セッテ、シグナム、ヴィータ、ザフィーラ、銀、歌野、エリオで一号へと攻撃を仕掛けるが、一号は太刀で攻撃を防ぎ、一振りで俺たちを吹き飛ばしていく。

 

マシェリ、アムール、はやて、ダブルリインで背後から攻撃を仕掛けるが、一瞬の内に五人を吹き飛ばした。

 

「リーダー格だけあって、強いな」

 

「お前的にはどれくらいの強さだ?」

 

シグナムがそう聞いてくるが、自分が今まで戦った相手と比べるとなると……

 

「上の下くらいだな。上の上はドs将軍だけど……」

 

とはいえ、こいつの強さはかなり厄介だな……一瞬の隙を狙って御霊を破壊するとなると……

 

「面倒な相手だ」

 

『悪いが俺は他の奴らとは違う……油断しているとお前たちはすぐに全滅だ』

 

太刀を構えながらそう告げる一号。さてどうしたものか……愛龍騎になって一気に勝負を決めたい所だけど、それでも倒しきれるかどうか……

 

『そちらが来ないなら……こちらから!!』

 

一号が接近してきた瞬間、若葉、夏凜、芽吹の三人が斬撃を防いだ

 

「重い!?」

 

「おまけにこっちの武器が……」

 

「一撃一撃の威力が強くても……」

 

三人が抑え込んでいる内にシグナム、棗、ゼスト、セッテ、シグナム、ヴィータ、ザフィーラ、銀、歌野、エリオが同時に攻撃を仕掛けるが

 

『甘い!!』

 

一号の体から黒い柱が伸びた瞬間、攻撃を仕掛けた全員が吹き飛ばされる。

 

「それだったら!!ディアボリックエミッション!!」

 

巨大な魔砲が一号に迫ってきたが、一号は大きく太刀を振った瞬間、魔砲が真っ二つに切り裂かれた。

 

『その程度か……残念だよ』

 

「ミナト、どうします?」

 

「やっぱり愛龍騎で……」

 

マシェリが心配そうにする中、俺は狂龍騎から元の姿に戻った。

 

『降参か?』

 

「いや、お前相手なら……レガオンを使うよりもこっちを使ったほうがいいな」

 

俺はレガオンを鞘に収め、村雨を抜いた。その瞬間、体中に痣が浮かびあ上がり、更には白いオーラが全身を包み込んだ。

 

「奥の手!役小角+愛の奇跡!!」

 

俺のもう一つの奥の手。これは強大な敵との戦いで一度っきりしか使えないはずだった。使えたとしても残った残滓を使うしかなかったけど……

 

「神具となったおかげで奇跡がもう一度起こせたな」

 

『奇跡などに頼るなんてな!!』

 

一号の斬撃を俺は片手で受け止めた。その場にいた全員がそれに驚いていたが……

 

「マシェリとの愛は無限なんだよ!!」

 

太刀を持った左腕を切り落とす。だが一号は太刀と共にすぐさま再生し始めた。

 

『無限などと言っているが……果たしてその状態にいられるのはどれくらいかな?』

 

こいつ、愛の奇跡が時間制限付きだっていうのを理解していやがる。だけどそれでも……

 

「愛の奇跡が勝つか、お前が勝つか……勝負だ!!」

 

互いに全力の斬撃を繰り出していくが、一号は全く引かず、俺も引かなかった。

このままだと……いい加減気がついてほしいものだな。俺はある人物の方を見た。

 

『よそ見をしている場合か!!』

 

一号の太刀が俺の腹を貫いた。これで終わりだけど……今の俺にはある程度の再生能力が備わっている。だから俺は一号の腕を掴んだ

 

『腕を掴んだ所で!!』

 

「これでいい」

 

『何?』

 

「一瞬でもお前の動きを止めることが出来れば……あとは」

 

俺が笑みを浮かべた瞬間、一号の胸をエリオのデバイス『ストラーダ』が貫いた。

 

『がああっ!?』

 

「よく気がついたな。俺のサインに」

 

「はい……きっとミナトさんならこうしてほしいと思ったんです」

 

「ナイスだ。エリオ。そして……終わりだな。一号!!」

 

『まだだ。まだ終わりには……』

 

一号が苦しみもがく中、俺は村雨で一号を真っ二つに切り裂いた。

 

「葬る!!」

 

一号はそのまま崩れ去っていき、消滅するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空SIDE

 

夜空たちと奥へと進んでいくとそこにはリクトの……いやアスクが玉座に座って待ち構えていた。

 

「来たか」

 

「りっくんは?」

 

「奴はもう既にな……これで完全に奴が目をさますことはない」

 

アスクが笑みを浮かべ、赤嶺が悔しそうにする中、友奈が赤嶺の手を握った。

 

「大丈夫。まだ本当に消えたわけじゃない」

 

「……本当に諦めないね。先輩は」

 

「結城ちゃん曰く『なるべく諦めない』だからね」

 

「そうです。まだ助けることができます」

 

「それじゃ例の作戦をやるか」

 

「だな」

 

僕らは武器を構えた瞬間、アスクは立ち上がった。

 

「諦めないか……ならば諦めさせてやろうか」

 

「出来るものなら……やってみろ!!」

 

アスクが動き出すと共に僕らも動き出すのであった。これがアスクとの最後の戦いだ。

 

 

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