女神攻略も終わり、旧地獄の復活とやらも阻止できた。
つまり……
「やっとゲームができる!!
うぅ、待たせてゴメンねギャルゲーのヒロイン達よ!!
さぁ、レッツスタート!!!!」
「に~さま~、朝ですよ~、学校に行きますよ~」
「せめて少しくらいゲームやらせんかい!!」
全く、現実は僕から時間を根こそぎ奪っていく……
いっその事サボってやろうかとも思うが、歩美に全てを話すと約束している。
ここで顔を出さなかったら後でどんな目に遭うか分かったもんじゃない。
「仕方ない……行くぞ」
「あっ」
「ん? 天理か。おはよう」
「あ、えっと……
「じゃあな」
「
…………ん?
何だこの違和感は……?
「まあいい。ゲームゲーム~」
「に~さま~、歩いてる時くらいゲーム止めたらどうですかぁ~?」
ああ、やはりゲームは素晴らしい!! 前回やった時は風邪を引いてたせいで上手く楽しめなかったが……
「やはりゲームは最高だ!! はーっはっはっはっは!!」
「ちひろさーん! おはようございまーす!!」
「ああ、うん、おはよう」
教室には、歩美とちひろが来ていた。
はぁ、歩美には根掘り葉掘り訊かれるんだろうな……ゲームの時間がぁ……
「あ、ところでさ……
桂木とは……どうなった?」
「え? オタメガ?
オタメガがどうかしたの??」
「…………え?」
……何?
「あの、ほら、あかね丸での事とか……」
「???」
ごまかしている……?
いや、歩美にそんな器用な真似が出来るとは思えない。
本当に……忘れているのか……?
「……もういいや。ごめん、何でもない」
「まあいいけど……」
「……桂木」
「何だ?」
「いま、話せる?」
歩美の事だろうな。仕方ない。
「そうだな……場所を変えよう。屋上なら人も来ないだろう」
「……分かった」
「どういう事なのさ!!」
屋上に着くや否や僕に突っかかってきた。
「落ち着け。僕もまだ状況が掴めていない」
「歩美は、アンタとの事全部忘れてるみたいだった。
一体何がっ!?」
「……少なくとも、僕がクラスメイトである事といつもゲームをやっている事は覚えているようだったな」
『桂木=オタメガ』という記憶は少なくともあった。
「そういう事じゃない!!」
「……一応訊くが、お前はちゃんと覚えているんだな?
ここ数日間に何があったのか」
「当たり前よ!! アンタに振られて、歩美が結婚して、忘れられる訳無いじゃない!!」
「(ちひろの記憶は残っている……つまり地獄は関与していない……? だがしかし……)」
「何ブツブツ言ってるの!!」
歩美
「……少し時間をくれ。できる限り調べておく」
「うっ……分かったよ。絶対に突き止めてよ!!」