誰が為の物語   作:コーヒー中毒社会

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明けましておめでとうございます(激おそ)頑張ったんだけどね。難しかったです。
2019/5/4 アリスの個性名を変更しました


初めての学校

「はーい、席につけ~昨日の戦闘訓練お疲れ、Vと成績見させてもらった。爆豪おまえもうガキみてえなことするな、能力あるんだから。で緑谷はまた腕ブッ壊して一件落着か個性の制御いつまでも出来ないから仕方ないじゃ通させねえぞ。俺は同じことを言うのが嫌いだ、それさえクリアすればやれることは多い焦れよ緑谷。それと今日からクラスメイトが一人?増える、仲良くしてやってくれよ。ほら自己紹介ださっさとしろよ?」

 

クラスメイトは何故人数のところで悩むような口ぶりになったか疑問に思ったし、ドアが開いて人が入ってくるわけでも無いので尚更皆の頭のなかには疑問が渦巻いていた、だがその疑問も数秒後に解決されることになった。突然相澤先生が持っていた本が独りでに動き始めたからである

 

「まぁ‼お友だちになれそうな人がいっぱいで嬉しいわ‼」

 

そう言って教卓の前に本が移動すると、今度は本が光輝いて光が収まると同時に雄英高校の制服を着けて銀髪を三つ編みにした女の子が教卓の前に立っていた

 

「私はアリス‼よろしくね‼お兄さんにお姉さん。」

 

「というわけで編入生のアリスだ個性は童話、童謡だ、席は八百万の隣な八百万面倒を観てやってくれよろしくな。」

 

するとアリスと名乗った少女はとてとてと自分の指定された席まで歩みを進み席につく

 

「よろしくね、私アリスよ‼八百万お姉ちゃん」

 

「ええ、これからよろしくお願いしますわアリスさん」

 

相澤先生がアリスが席につくとついでにといった感じで結構な発言をかましていった。

 

「それと急で悪いが今日は君らに学級委員を決めてもらう。」

 

学級委員、今日編入したばっかりのアリスには殆んど関係のない話なので立候補せずそのまま静観していた。因みに投票制になったので取り合えずアリスは隣の席の八百万に投票しておいた

 

隣の席になったアリスに対して八百万は内心疑問を感じていたまず時期がおかしい、なぜ学校が始まってすぐの今の時期なのかこんな時期に編入するのであれば最初から受験を受けて入った方がいい。そんなことを考えていたがまずは人柄を知ろうとアリスに話しかけてみることにした。

 

「アリスさん、あなたの個性は童話、童謡と聞きましたが一体どんな事ができるのですか?」

 

確かに気になると周りから声が上がる。これも個性社会ならではの会話だろう

 

「八百万お姉ちゃんは頭がいいのね‼とっても素敵よ‼私が何をできるかでしょ?おとぎ話や童話に出てくることは何でもできるわ‼もちろん魔法だって‼何だってできるのよ、だって私は子供たちの夢ですもの‼」

 

他にも様々なことを聞かれているうちに、一時間目のチャイムがなって、そのままお昼に延期になった。

 

「アリスちゃん一緒に学食でごはん食べよ‼」

 

そう言って話しかけてきたのはピンクの肌に角を持つ芦戸三奈ちゃんである。これで飯を食えと相澤先生からお金は渡されているので、アリスはその提案に乗ることにした。

 

「ええ、もちろんよ‼お茶会もご飯も友達と一緒の方がもっと楽しく美味しくなるもの‼」

 

そう言って、三奈と一緒に食堂まで向かう途中で八百万と耳朗を見つけたので巻き込んで食堂に到着して、たまたま近くにいた緑谷と飯田と麗日も一緒に食べることにした。因みにアリスのお昼はオムライスにした。そして楽しく談笑していたが、突如響き渡ったサイレンにそれは打ち消された。

 

「あら?お祭りかしら皆急に走り出したわ‼」

 

「アッアリスさんコレは避難警報です‼早く避難しないと(ヴィラン)に襲われますわ‼」

 

「でもでも、お姉ちゃん悪い人たちは居ないわよ?来てるのはカメラとマイクを持った大人だけよ?」

 

「アリスくん‼外にいるのは報道陣だけなのかい⁉」

 

「ええそうよメガネの騎士さま?」

 

「俺を浮かせろ‼麗日くん‼」

 

そう言って麗日お姉ちゃんとタッチした飯田がフワリと浮き足からでたエンジンで出入り口の上に張り付いて叫んだ

 

大丈ー夫‼ただのマスコミです!何もパニックになる事はありません大丈ー夫‼ここは雄英‼最高峰の人間に相応しい行動をとりましょう‼」

 

彼の活躍によってパニックは落ち着き、生徒も冷静な判断ができるようになり騒ぎは沈静化した。そして次の時間にその事件を見ていた緑谷の推薦で飯田が委員長になったのであった

 

そして放課後、相澤先生の申し出により演習場で個性の確認をすることになった。そしてそのとき偶々一緒に居た数名のクラスメイトと一緒にドーム型の演習場にアリスは来ていた。

 

「じゃあ、始めるかアリス」

 

「ええ、よろしくね?真っ黒で優しいルークさん‼私は何をしたらいいの?」

 

「じゃあ、自分が一番危険と思う事をやってみてくれ」

 

「う~ん、難しいわ?だって殺しちゃいけないんだから手加減できて危ないものをやらなきゃね、だったらやっぱり(アリス/わたし)かしら?だから手を貸して可哀想なもう一人の(アリス/私)

 

するとアリスの足元に巨大な魔法陣が現れ光を放つ

 

「おい‼アリス何をする気だ⁉」

 

「一番危なくて制御できるものを呼び出したのよ?それとねひとつ教えてあげる。童話はね日々の希望ではないわ、日々の絶望を和らげる小さな光、そして童話って怖くて危ないものも多いのよ?」




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