ソードアート・オンライン 閃光の弟は鬼の剣士 修正中   作:狂骨

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世界樹の秘密

俺は自分と同種族である『リーファ』という奴に連れられ本来自分が来るはずだったシルフ領へと来ていた。

というか…

 

「何でお前 ぶっ倒れてんだ?」

「逆になんでお前は無事なんだ…?」

「知らん」

俺が地面に埋まったキリトを引っこ抜いていると街から知らない奴が手を振って走ってきた。

 

「リーファちゃーん!無事だったんだ!」

「あ、レコン」

「誰だ?アイツ」

「私のパーティなの。リアルでも知り合いなんだ」

「そうか」

走ってきたソイツは横にいるキリトを警戒した。

「な…!?なんでスプリガンがこんなところに!?」

「あぁ。この二人は私を助けてくれたんだ」

「そうなの!?」

するとキリトは腕を出す。

「よろしくな。俺はキリトだ」

「あぁどうもどうも…」

俺も手を出した方が良いのだろうか。取り敢えず挨拶はしておこう。

「私はムゲンです。よろしくお願いしますレコンさん」

「え!?あぁよろしく!」

すると俺たちはリーファに連れられバーみたいな場所へと着いた。因みにレコンは途中で帰った。

ーーーーー

ーーー

バーに着くと飲み物や食い物を出された。

「電脳世界なのに味がする…成る程…味覚も反映されるのか」

「君……本当に初心者ね…」

俺は食べ終えるとリーファという女に聞いた。

「率直にお伺いします。この世界で1番高い木について教えていただきたいのですが」

「『世界樹』の事ね。このゲームはね、この世界の真ん中にある世界樹の頂上を目指すの。そしてそこにいる妖精王に喝見すれば高位種族『アルフ』に転生することができて滞空時間が無制限になるの」

「だったら皆で協力すればいいんじゃねぇか?なのに何で未だに攻略されてないんだ?」

キリトがそう聞く。俺も思った。

「アルフに転生できるのは最初に喝見した種族だけ。だからプレイヤー同士での戦闘が多いの。でもね、妖精王に会いに行くためにはその入り口にある『グランドクエスト』をクリアしなければならないんだけど…そこにいるモンスターがメチャクチャ強いの。だから誰もクリア出来てないわ」

「成る程…」

俺は立ち上がる。

「どこいくの?」

「その『世界樹』とやらまで」

俺はそう言いキリトに目で合図した。

「待って!世界樹までの道のりは!?グランドクエストはどうクリアするの!?」

「道のりは他の人に。グランドクエストは知りませんが。情報をありがとうございます」

そう言い俺は情報提供に対して礼を言いバーを出ようとした。すると手を掴まれた。

「貴方達二人だけじゃ不安……私が連れていってあげるわ」

何故俺たちの為に?初めて会ったばかりだというのに…

 

「初めて会ったばかりの人に迷惑は掛けられません」

「いいの!もう決めたもん!それに私だって世界樹に行ってみたいって思ってたし丁度いいわ!」

俺とキリトは一度顔を見合わせてキリトが「お願いしようぜ」という表情をうかべ承諾する事となった。

「じゃあ私はこれでログアウトするわ。明日の午後3時ね!」

そう言いソイツは消えていった。

「キリト。俺もここでログアウトする」

「分かった。じゃあな」

俺はログアウトした。

 

ーーーーー

ーーー

 

ムゲン達がログアウトしてから数時間後

青い空が広がる世界樹の頂上にある鳥籠の中にて、一人の少女が目の前にいる小鳥に手を伸ばしていた。

その時 鳥籠の扉が開かれると同時にその小鳥達は驚き飛び去って行った。

 

「気分はどうだい?ティターニア」

「…」

その男は入ってくるとその少女に近づいた。

「その希望が無くなった表情…最高だよ。切り取って飾っておきたいくらいだ」

「…ならそうすればいいでしょ?システム管理者の貴方なら何でも思い通りのはずよ」

そう言いその少女は男を睨む。

「また連れないことを。僕が今まで物理的に君に手を出した事はあるかい?ティターニア」

「その変な名前で呼ぶのはやめて。私は明日奈よ…『須郷』さん」

須郷と呼ばれた男はやれやれと手を振ると扉を開ける。

「興ざめだ。また来るよ」

そう言い出て行った。

 

明日奈は座っていた椅子から立つと外に広がる無限の雲海を眺めた。

 

 

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