1942年6月25日 午前05:30
裕也率いる聯合旭日艦隊と山本率いる連合艦隊は、米海軍太平洋艦隊(現在空母なし)が現在真珠湾に停泊しているという情報を掴み、ハワイ島1000㎞まで迫っていた。
6月24日には、全部隊が各自、作戦予定地へ向かい、一番近い所では戦闘状態に入っていた。
聯合旭日艦隊
旗艦 戦艦紀伊
裕也「副長、偵察機を出そうか」
大介「はい、すぐに発艦させます」
~5分後~
紀伊の後部甲板から、紀伊所属のF35B一機が発艦、攻撃目的地へ偵察に向かわせた。
一時間後に偵察機が帰還し、報告を聞くが、太平洋艦隊は戦艦10、巡洋艦30、駆逐艦50と、潜水艦は確認せずとの事、航空隊に関して戦闘機は上空警戒はせず、滑走路にずらり並んでいると。
菊地砲雷長官「ん?レーダー探知、数20機」
大介「恐らく、本土から飛んできた偵察機でしょう」
裕也「機種は?」
菊地砲雷長「ちょっと待って下さい・・・機種判明、B17」
大介「B17だと?・・・」
裕也「B17・・・大型戦略爆撃機だ!」
大介「え!?」
裕也「付近に米偵察機がいないか調べろ!」
菊地砲雷長「! いました!ドーントレス!偵察爆撃機です!現海域を離脱中!」
裕也「逃がすか!VLS解放!シースパロー発射準備!絶対に生かして帰すな!」
菊地砲雷長「了解!シースパロー準備!」 ウィィィィン カシュゥゥ・・・「・・・準備よし!」
裕也「発射!」
菊地砲雷長「発射!」カチッ
バシュゥゥゥゥゥ!
裕也「対空戦闘用意!2式ミサイル準備!」
菊地砲雷長「了解!」
裕也「連合艦隊に対空戦闘準備されたし、と打電しろ!急げ!」
ーーー
「長官!紀伊より対空戦闘準備されたしと入電!」
山本「偵察機でもいたのか」
「それと更に報告!本艦隊に大型戦略爆撃機20機が接近との事です!紀伊が全機撃墜するとの事ですが万が一に備え、対空戦闘は準備して欲しいとの事です」
宇垣「大型爆撃機だと!?」
山本「急ぎ対空戦闘用意!」
ーー
菊地砲雷長「偵察機撃墜確認!」
大介「パラシュート確認、どうやら無事の様です、救助艇を出します」
裕也「本艦に収容せよ、手荒に扱うなよ」
大介「了解」
菊地砲雷長「距離5千!高度150!」
裕也「2式ミサイル!発射始め!」
菊地砲雷長「発射!」
紀伊前部甲板に設置されているVLSから2式ミサイル10発、後部甲板に設置されているVLSから更に10発が、紀伊前方の2時方向5㎞先の大型戦略爆撃機のもとへ向かう。
山本「あれがミサイル・・・映像を見て分かっていたつもりだが、実物の攻撃を見ると冷や汗が出るな・・・」
宇垣「全くです・・・」
黒島「5秒経たない内にもう見えなくなりましたが・・・」
米ハワイ基地所属 第一航空爆撃隊
隊長チャールズ・イースト大佐「Japめ、遂に本土まで迫って来たか・・・」
「ワシントンDCとホワイトハウスにJapがビラを撒きに来たらしいです、それと、各航空隊の戦闘機が現在一方的にやられているそうです」
チャールズ「俺達爆撃隊の目的は日本艦隊の殲滅だ、戦艦がウジャウジャ居るらしいからな、カモが居るぜ」
「隊長、偵察機がやられました」
チャールズ「ちっ・・・まぁいい、兎に角いk「前方から何かが急速接近中!速いぞ!」回避しろ!各砲座!撃墜しろ!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!
各爆撃機が2式ミサイルを落とそうとするが、戦闘機よりも小さく、速度が速い為、弾を無駄に撃つ。
くそ!当たらんぞ!早すぎる!
あぁ!10番機がやられたぞ!
チャールズ「落ち着け!弾幕を張り続けろ!編隊を密にせよ!」
おい!消火剤を持ってこい!急いで火を消すんだ!
ダメだ!引火する!脱出しろぉ!
ドカァァァァァンッ!
五番機、墜ちて行きます!
チャールズ「一体どこから攻撃しているんだJapめ!」
「隊長!もう無理です!既に18機がやられました!このままですと全滅します!」
後方から来るぞーー!
チャールズ「ひっ・・・!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!と音を立て、機関銃は2式ミサイルに撃ち続けるが、当然当たる事はなく、チャールズの乗る機体の左主翼に命中し、主翼が折れ、チャールズ共々第一航空爆撃隊は、太平洋の大海原に墜ちていった、部隊全滅に要した時間は10分も掛からなかった。
ーー
菊地砲雷長「全機撃墜確認」
裕也「救助活動を行う、救助艇出せ、先の爆撃隊の隊長又は副隊長がもし生きてたら連れて来てくれ、捕虜の件に関しては国防海軍法に基づく事」
大介「捕虜の件に関してはお任せあれ、では、行って参ります」
裕也「あぁ、気を付けて・・・(しかし何故、あの時偵察爆撃機を探知出来なかったんだ?・・・砲雷長が見落としでもしたのか?いや、あの砲雷長は抜け目がないからそれは無い、だとしたらなんだ?故障か?故障は勘弁してもらいたいものだな・・・トラック島に帰投したらレーダーを点検するとしよう)」
日本国 国防海軍法
捕虜取り扱いに関する軍法。
1.捕虜に人権あり、捕虜の言葉にも耳を傾けよ。
2.捕虜に暴行厳禁とす。
3.人道なる扱いを厳守せよ。
4.(3と2に関して)罪も無き民間人(国籍問わず)虐殺を命じた者、虐殺を行った者に対しては死なない程度に暴行、暴言を許可とする、なお、道具を使用する暴行は厳禁、暴言に関しても、死に追いやる発言は慎めよ。
5.高官・士官・水兵問わず、捕虜は平等に扱われたし。
この国防海軍法の本書は天皇陛下がお書きになられたもので、国宝並みに厳重に管理されている、裕也でも直接手に触れれる事が出来ない。
裕也「(死なない程度に暴行は許可というのが無理なんだよな・・・俺だったら殺す気でしかやりきらんしな・・・この件は首突っ込むのは辞めとこう)」
「長官、山本長官がお越しになられました」
裕也「?分かった」
~作戦室~
山本「やあ」
裕也「どうも」ビシッ
山本「油槽船団が無事に燃料を回収したそうだ、途中、敵機80機に襲われたらしいがそちらの戦闘機で撃退出来たそうだ、礼を言わせて貰おう」
裕也「その件に関しては逐一連絡を受けています、本土まで油槽船団をお守りせねばなりますまい」
山本「そうだ」
山本と話を弾ませて、山本が大和に戻った直後に、大介の救助艇が戻ってきた。
作戦室で2日間、捕虜に質問攻めにして情報を洗いざらい吐かせ、山本座乗の大和に打電、また山本が紀伊に来た。
~艦橋、戦闘指揮所~
裕也「・・・と言う事です」
山本「そうか・・・一部作戦を練り直そう」
大介「長官、まもなく、本艦紀伊の主砲射程に太平洋艦隊が入りました、いつでも砲撃出来ます」
裕也「良し、主砲砲撃戦用意、弾種、特殊弾装填、駆逐隊をまずは潰す、あんな小さい艦からうろちょろ動いて魚雷放たれちゃ、回避行動が大変だからな」
菊地砲雷長「了解・・・・・・・装填完了、射角調整合致、距離6万2千、いつでもどうぞ」
裕也「主砲撃ち方!始めぇぇ!」
ドッゴォォォォォォォォ!!!!
山本「ぬおぉ!?」
裕也「・・・くっ・・・!」
ビリビリビリッ!と艦橋が揺れる、スマホのバイブが大きくなった様な感じだ、肩こりの奴にこの衝撃を与えてやると病み付き間違いなし、多分砕けるね、骨。
特殊弾、放たれてすぐに(砲弾1発ずつの中に詰め込まれているコンピューターが、CICからの情報を受け)目標に飛翔する砲弾、砲身から放たれるミサイルと行っても過言ではない、コストは安い、ミサイルみたいに燃料を使わないからだ、その代わり射程が最大6万5千が限界。
菊地「目標9隻全弾命中、沈没、次弾装填」
菊地「装填完了、射角修正完了、撃ち方始め」カチッ
ドッゴォォォォォォォォ!
その後も駆逐艦艇を沈め続け、残るは巡洋艦と戦艦だけになった、敵も負けじと動きだし、日本艦隊へ砲撃を行うも、距離が距離の為、砲弾が届かず、一方的に攻撃され、距離が2万を切った時点で巡洋艦は5も残らず、戦艦は7しか残らなかった。
事実上、艦隊は半減し、撤退はやむ無しというにも関わらず、太平洋艦隊は紀伊に突撃、紀伊も何発か至近弾を受けるものの、負傷者ゼロの被害ゼロで、太平洋艦隊の砲撃は意味を成さない。
ーー
聯合旭日艦隊旗艦 紀伊が太平洋艦隊と激闘を初めて2時間、太平洋艦隊は全滅、聯合旭日艦隊と連合艦隊に損害は無く、事実上海戦は幕を閉じた。途中、紀伊艦首前方に居た軽巡洋艦が魚雷を放った、が、軽巡の船体中央部に艦首が接触、軽巡はミシミシミシィッ!と音を立てて真っ二つになり、その後轟沈した。
紀伊も多少の塗装ハゲという被害を被った、凹み等の被害はない。
しかし塗装ハゲは痛い。
大和に乗艦していた宇垣や黒島、紀伊に乗艦していた山本が、マジマジとその瞬間を見ており、敵に少なからず同情した。
すみません