~聯合旭日艦隊物語~ 日本国国防海軍   作:take8025

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山本五十六視点で行きます。


第23話 聯合艦隊 司令長官

大日本帝國海軍 聯合艦隊司令長官の山本五十六だ。

彼ら、日本国国防海軍 聯合旭日艦隊と会合した時、自身が思っていた事を話そう。

 

1942年(昭和17年)6月5日、あの時我が聯合艦隊は、南雲・山口両航空艦隊と共にミッドウェー海域まで進出、雨が降りしきる中の前進は、敵潜水艦による魚雷攻撃の恐怖を覚えながらも、艦隊はミッドウェーへ進撃していた。

時刻は覚えてはいないが、突然、大雨がパッと止んだんだ。止んだ直後に霧が立ち込めた、俺の乗艦している旗艦「大和」の電探が、前方に艦隊が居ると教えてくれた。

 

霧が立ち込める中、大和とその不明艦との距離150を切った所で、その不明艦が右へ舵を切った。

それが、「聯合旭日艦隊」との出会いだった。

不明艦がいきなり、面舵を切る。船体が多少軋みながらも、あんな旋回性能は我が方の駆逐艦でも無理ではないかと思った位だ。

 

その戦艦にも驚きを隠せなかった、まるで本艦大和が更に巨艦になったかと思わせる程に、瓜二つなのだ。

所々に見慣れない兵装が付いている位が、ここはあの不明艦を拿捕して情報を得ねばと、後方に展開していた軽巡艦艇に緊急打電した。「これであの艦隊を捕らえられる」そう確信した。

だがしかし、その不明艦隊は、艦隊速力35ノットと言う高速を利して軽巡艦艇に出来た隙間から抜け出していった。

 

呆気なく終わってしまった。

その後は居てもたっても居られず、宇垣君を捕まえて、将棋を再開した。この日は宇垣君が圧勝だった・・・4回戦して4回戦とも全敗・・・これがモナコのカジノじゃなくて良かったよ、破産間違いなしだ。

そう言えばカジノ協会から入場禁止令出てたな、忘れてた、もう一回打ちたいものだ、カジノ。

 

その後はミッドウェー島迄行き、ミッドウェー島攻略、その時海域1000キロ沖で航空戦があると報告があった。

電探では届かない所は観測機を使った。

その海域では、赤い日の丸を付けた見慣れぬ機体が、米軍機を一方的に叩き落とす戦闘があったという。米軍機60、日の丸付けた不明機20、どう考えても米軍の勝ちである。誰もがそう思った数分後、報告は予想の斜め上を行く事となった。

 

不明機側が米軍機を全滅させたのだ・・・空母ヨークタウン級3隻を撃沈しての事・・・空母撃沈には、不明機から落ちた数本の白い筒が火を吹き出し、空母に突っ込んで行ったと、にわかに信じられない出来事だった。

その時の偵察機は不明機を追跡するも振り切られた。

 

別の海域に向かわせていた偵察機3機が、不明艦隊を発見、不明艦隊の空母から着艦誘導を受け着艦したとの事であった、赤城所属の野上君と川原君、加賀所属の大原君の三人だ。

その後に、聯合艦隊は不明艦隊であった「聯合旭日艦隊」との会合した。

 

聯合旭日艦隊の旗艦「紀伊」は凄かった。

あの時、良く見えなかったが、こうして改めると、何とも大きい艦であろう・・・。

距離500に差し掛かった所で紀伊から会談の場を求むと来た、これは運が良い。

すぐさま、向こうが迎えに寄こした内架艇に乗り込み、紀伊に乗艦した。

 

何と言う事だ・・・艦隊司令長官がこんな若造だと?

日本国と言うのは落ちているのか?

すまない、失言だった。

その後も会談を進めた、確かに同じであって何かが違う。会談前にはそんな感覚があったが、会談を設けて分かった。彼らの日本は、この世界の祖国とは違う世界の日本だと言う事に・・・。

 

日米開戦から、先のミッドウェーまでも何もかも違う。彼らの世界での開戦は1941年12月8日、ミッドウェーでは太平洋艦隊の戦艦部隊を攻撃、空母は潰せなかった事。建艦競争時代に建造された戦艦長門型の姉妹艦 陸奥の条約による廃艦、伊勢型戦艦の航空戦艦への変更年数違い、金剛型戦艦の艦級が巡洋戦艦から高速戦艦ではなく戦艦一本であった事、敷島型戦艦の三笠がコンクリートで固められず横須賀港に係留されている事、そして何よりも、大日本帝国憲法発布・施行年数が違う事。

 

艦隊幕僚達は騒然とした。

取り合えず、トラック島に招待することとなった。

 

(毎週日曜日の夕方に放送される海家族で、野球少年がおーい磯野~!野球しようぜ~!な感じ)

 

まぁいい、その後俺は大本営に彼らをどう説明するか頭を唸らせた、カジノで絶体絶命時の感覚だった。

そこで一つ頭に浮かんだ、あの人に伝えれば良いと。

「米内光政」現 海軍省大臣で海軍の実権を握る人物。最も、統帥権には逆らえないがね。

そうと決まれば行動あるのみ、俺は米内大臣宛に手紙を書いた、他の連中が「もう良いや・・・」って位に封筒に封筒を重ねて。

米内大臣は手紙の開封に苦労したらしい、危うく中身を見られず焼き捨てられる所だったそうだ。

ここは反省。

 

米内大臣参加での戦艦紀伊見学で衝撃な事を聞いてしまった。

大和型戦艦の主砲46サンチ砲に対し、紀伊型は56サンチ砲を搭載しているとの事。大艦巨砲主義の現帝國海軍が喉から手が出る程欲しい軍艦なのだ、二代目長門型は大和型と同じ、だが射撃精度に装填速度が桁違いで全く話にならなかった。

見学後の最大の見せ場である航空機の模擬戦は全敗。ましてや、主力機の脆さが表に出てしまった。たかがペイント弾で主翼に大穴開けられては話にならない、すぐさま改修が必要だ・・・。

 

纏めて言えば・・・聯合旭日艦隊を「絶対に敵に回してはいけない」と言う事だ。




次がどうしよ・・・
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