聯合旭日艦隊と学園艦はこの時、学園艦のみ博多港に寄港し、艦隊は人目の付きにくい沖合いにて停泊していた。
聯合旭日艦隊が黒森峰学園艦の護衛の任に着いた時は石川県辺り、そこから2日辺りで福岡へ到着。季節は夏、盆にもそろそろ近い為、黒森峰の学生殆どが帰省し、ほぼゼロに近い。現に戦車道を受講していて、学園艦にいる生徒はまほ とエリカの二人しか居なかった。二人の地元は熊本、並ばこのまま学園艦を降りて自宅に帰れば良いのに何故か帰らない。
丁度その頃、広島に大洗学園の学園艦が寄港しており、現在広島に居る妹のみほ も熊本の自宅に帰ろうかどうしようか悩んでいる頃だ。
※裕也達は現状、帰りたくとも帰る自宅が無い事は触れないでくれたまえ。
まほ「エリカ、軍艦紀伊へ行こう」
エリカ「はい?」
まほ「丁度今頃ならば行っても大丈夫だろう」
エリカ「多分迷惑掛かりますよ」
まほ「今は昼頃だ、向こうも小休止位には入っているだろう」
エリカ「そういう問題ではなくてですね...」
まほ「私達の地元に来てもらおうじゃないか、エリカ」
エリカ「そうですね...え?」
まほ「決まりだな」
エリカ「え?え?え?」
ーーーー
裕也「...何しに来たの?」
まほ「遊びに来ました」
大介「お帰り下さい」
エリカ「」ガーン
裕也「君達の来る場所じゃないんだぞココは、副長、内架挺で送ってやれ」
大介「了解」
まほ「私の家が熊本にありまして、良ければ来ませんか?」
裕也「無理だな...用も無いのに艦を離れる訳にはいかん」
まほ「駄目...ですか?」ウルウル
裕也「目をウルウルとさせても無理です、妹のみほちゃんと帰りなさい」
まほ「...」スッ
裕也「何をするつもりかな?」
まほ「...お母様、男性をお連れします」
裕也「は?」
大介「ん?」
菊池「んん?」
まほ「分かりました、では、ピッ 行きましょう」
裕也「馬鹿なの?」
大介「通信手、幸子さんに伝えろ、西住流家元の長女、渚司令官に脅迫せり、とな、緊急だぞ」
「了解」
裕也「あぁ待て待て通信手」
「?」
裕也「まほちゃん、別に行くは構わんが、それは何故なのかな?」
まほ「未来の旦那様の紹介です///」
裕也「」
大介「」
菊池「」
裕也「流石に君の旦那にはならないよ?自分が本気で惚れた女となら良いけど、学生の君と付き合うという様なのは(流石に)ないです」
まほ「」
エリカ「(隊長って戦車道以外はダメダメだったの忘れてた)」
裕也は取り敢えず大介にアイコンタクトする。
裕也「{大介、エリカ連れて食堂かどっかで時間潰しててくれ}」
大介「{分かった}」
大介「エリカちゃん、良かったら食堂でも行かないかな?まだ食べてないでしょ?良かったら食べて行かないかな?」
エリカ「行きます」食い気味
ここでエリカと大介は退出。残るは裕也、まほ、菊池の三人、その他はこの場に居ては不味いと判断したのか、ソソクサとどっかへ行ってしまった。まるで台所に生息するカサカサと動くGの如く。
その後二時間程、話は平行線を辿るが、結果的に裕也が折れて熊本へ行くという事になった。
2018年8月1日
熊本駅 午前10時
裕也「熊本か...(あの時は群馬だったな...)」
まほ「こっちです」
大介「オーイ裕也、急げよー」
裕也「!?ああっ、分かった、今行く」
博多駅から熊本駅まで移動し、降りた駅に西住家から迎えの車輌が来たので、その車輌に乗り込み、熊本駅を後にする。
聯合旭日艦隊は、福岡の海自基地に回航され、基地に停泊。
午前11時
車に揺られる事一時間程、西住家に到着。
西住家の従者、菊代さんに家元が執務を執る部屋へ通された。
いやぁ菊代さん、いつ見ても美しい。
トントンッ
菊代「菊代です、お連れしました」
「通しなさい」
ガラッ
一応、この世界の西住流家元とは初対面なので丁重に出る。元の世界の西住流の家元には酷い目に合っているので抵抗感はある。
菊代「失礼します」
ガラッ
「初めまして、西住流家元の西住しほ です」
裕也「初めまして、特務機関所属、渚裕也と申します」
しほ「特務機関?それは一体...」
大介「同機関所属の岩野大介と申します、申し訳有りません、特務機関は国家機密第一級指定ものですのでお答え出来ません」
しほ「そうですか...所で、まほ」
まほ「はい」
しほ「この方が貴方の旦那様になるのね?」
裕也「は?」
大介「んん?」
まほ「はい、そうです」
裕也「おい」
まほ「何ですか?」
裕也「誰がいつ、旦那になると言ったか、オイ...ふざけるのも大概にしろ...キレるぞ」
大介「(もうキレてんじゃん...もう回りの空気がヤバイんですけど、冷えてるなぁ...部屋と感情)」
裕也「一応言っておくが、俺は年下には興味ない、年下でましてや学生となると論外だ。あの時、君がわざわざ俺の所まで来て旦那紹介の為に無理矢理連れて来たのか?俺はそもそも君の亭主にはならんと断言した筈なんだが?」
しほ「...まほ?」
まほ「」
しほ「...お母さんとお話しましょう、時間は有ります......説教です」
まほ「...はい...」タスケテ
裕也「(だが断る)」
しほ「良いですか!まほ!男性を脅迫又は強姦等は年齢問わずに刑務所行きです!貴女は西住流に泥を塗るつもりですか!私は貴女をそんな風に育てた覚えは有りません!まだ みほのプラウダ戦の方が私個人の意見では許せます!ですがまほ!貴女の犯した脅迫紛いな事は私が許しましても国や世間が許しません!というよりは私も許しません!大体貴女は!」
大介「おいおい...これ長引くだろ?」ヒソヒソ
裕也「多分な」ヒソヒソ
エリカ「どうしますか?」ヒソヒソ
裕也「どっか行っとくか」ヒソヒソ
大介「そうだな」ヒソヒソ
エリカ「美味しい場所知ってますからそこに行きませんか?」ヒソヒソ
「「行こう」」ヒソヒソ
( ゚д゚)(゚д゚ )(゚д゚ )
説教されているまほ を放置してまだ食べてない昼飯を食べに西住邸を一時的に後にする。
熊本市内をブラブラしている途中でみほ に偶然会ったので、一緒に昼食を取った。大介と二人だけだったら昼から酒を呑み回りたかったが、流石に出来なかった。午後15時に西住邸に戻ったが、まほの説教は終わっていなかった。
~二時間経過~
しほ「どこへ行くのですか!まだ説教は終わっていませんよ!まほ!」
裕也「まだ終わってないのか」ボソッ←帰ってきた
~四時間経過~
しほ「一応、話は終わります、が!まだ!」
まほ「」
大介「どっちだよ」ボソッ
裕也「モンストのマルチしようぜ」ヒソヒソ
大介「おっ、そうだな」ヒソヒソ
~六時間経過~
しほ「分かりましたか?」
まほ「はい...分かりました...」
「「御苦労さん」」ボソッ
ーー
午後8時
カポーーン
裕也「あぁ^~」
大介「いい湯だ~」
取り敢えず西住家の風呂場でゆったりと湯船に浸かってます。
裕也「何か...紀伊に戻りたいな」
大介「おっ、ビールあるぞ」
裕也「何故にビール...」
大介は取り敢えず未開のビール瓶とコップを手に持ち、ビール瓶だけ、裕也に手渡す。
大介「ん」
裕也「開けろって事か?」
大介「」コクリッ
裕也「一言言えや、まぁ良いけど」
キュポッ
歯で噛み開ける、裕也の歯は強い、ビール瓶のキャップを開ける程度は造作もない。他にも試しに六角ネジを噛んで緩め様としたがビクともせず、ピシッ!っと歯が欠ける事があった。情けない歯め。
まぁそれは置いといて、開けたビール瓶を傾け、二つのコップにビールを注ぎ込む。
なんとも良い音だろうか、コポコポコポッ、シュワシュワシュワッ!と言う気持ちの良い音が裕也と大介の喉をゴクリと言わせる。
やはりビール瓶と言えばキリンが思い付くだろう、まさしくそれだから。
そして注ぎ終えた二つのコップを手に取る二人。
カチンッ
裕也「乾杯」
大介「乾杯」
そして誰も居ない筈の脱衣場から足音と声が聞こえるが、取り敢えず無視して飲む。それよりも、このキンキンに冷えたビール瓶から注いだビールが、生ぬるいコップに注がれた為、温度は少々上がる、それでもキンキンに冷えているのは変わらない、喉に与えてくれるこの刺激、喉に与えてくれるこの冷たさ、そして二人の大好きな酒、風呂に浸かりつつ飲む酒はまた格別だ。仕事から帰り、コンビニに立ち寄り缶ビールとツマミを揃え帰宅し、ビールとツマミを開け、テレビを見ながらと言うオッサン的なのも悪くはないが、風呂に入りつつ酒を飲むというのは滅多に無いからこれはまた贅沢なもの。特にこの世界入ってから酒を飲む事が無かった為、久々の酒に歓喜しつつ、ビールを味わう。
「「プハァ!旨い!」」
大介「これに生ハムあれば最高なんだがなぁ」
裕也「確かに分かるが贅沢言うな、ビール飲めるだけでもありがたいわ、ホントは日本酒か焼酎飲みたかったけど」
大介「それもそうだな、それもそうなんだが...」
裕也「脱衣場だな、何やってんだ?」
ー脱衣場ー
まほ「さぁ、入るぞ」←主犯
エリカ「隊長それは勘弁して下さい恥ずかしすぎます恥ずかしすぎて死にますどうか止めて下さい隊長」←被害
みほ「お姉ちゃん!止めよう!?それだけは止めようよ!本当に刑務所行っちゃうよ!?」←巻き込まれた
まほ「大丈夫だ みほ、撃てば必中、守りは固く、進む姿に乱れなし、だ」
みほ「ここでそんなもん使えるかこのバカ!」みほ!キレる
流石に動揺するまほ。
まほ「な!バカだと!どこがだ!」
みほ「そもそも男性が入浴している所へ全裸タオル巻かずに行く奴を馬鹿と言わずして何と言うんだこの馬鹿!」
まほ「私は身体に自信があるからこそ、敢えてタオルを着けずに行くだけだ。それもそうだが、みほこそ、まだ私には勝てない様だな。そんな身体では、満足させられないだろう?」ボインッ
ブチッ
みほ「んだとゴルァァ!あるよ!テメェ股下ツルツルの癖にほざくな!」
エリカ「え!?隊長まだ生えてないのですか!?」今更気付く
ーー
裕也「アイツ等なんか卑猥な話になり出したぞ」
大介「まほさん生えてないのか」
裕也「草は生えず」
大介「草」
ーー
まほ「な!?それは違うぞエリカ!どうしても鬱陶しいから剃ったまでだ!誤解はしないでくれ」
みほ「はっ!育毛剤使って生えなかったもんね!www」
ーー
大声で話す為、モロに会話が聞こえる。
「「マジか」」
ーー
まほ「バラしたな!とうとうバラしたな!あれ程言わないと言ったのにバラしたな!」(泣)
エリカ「(隊長が焦りすぎてバラしたなを連呼してる)」
みほ「事実だよ、それが何?」
まほ「こうしてやる!」
バサッ
みほ「キャッ!」
まほ「...なん...だと」
エリカ「あら、綺麗に手入れしてるのね」
みほ「お姉ちゃん程脳筋じゃないから身だしなみには気を付けないとね」
まほ「ならばエリカ!」
バサッ
エリカ「...隊長」
まほ「......」ポロポロッ( ;ω;)
みほ「わぁ、エリカさんって髪色と同じなんだ」
ーー
大介「!!!???」
裕也「落ち着け」
ーー
まほ「姉の威厳がぁぁ...」
みほ「もう威厳もナニも無いよお姉ちゃん」
エリカ「私の理想の隊長が壊れていく」
ーー
裕也「うるせーなアイツ等」
ザバァッ
大介「どうする?ガラッと開ける?」
裕也「その前にお前のムスコを鎮める事をお勧めするよ」
恥ずかしかったのか、湯船に浸かり直す大介。
大介「スマンめっちゃ恥ずかしい」ギンギンッ
裕也「気持ちは分かる」
ーー
しほ「脱衣場から声が聞こえますね...」
菊代「はい、何か喧嘩でもしているのでしょうか?」
しほ「ですが今はお二方が入浴していま...まさか」
菊代「乱入ですね、おそらく」
しほ「全く!反省の色はありませんでしたか、今夜は寝かしません、出てくるのを待ちましょう」
ーー
ガラッ
「「「!?」」」
裕也「うるさい、さっきから丸聞こえなんだけど」
まほ「えっ(うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!聞かれてしまったぁぁぁぁぁ!)」
大介「全く、思春期なのは分かるが俺達の身にもなってもらいたいもんだよ全く」
裕也「コイツ勃ってたぞ」
大介「!?」
エリカ「えっ!?」チラッ
大介の股下をガン見するエリカ、するとどうだろう、顔がみるみると赤くなっていく。
一応収まっている大介のナニ、タオルを巻いているが、ナニがやはりおっきい為、型がくっきりと。
大介「気にしなくて良い、あれは嘘だ」
エリカ「責任取ります///」
大介「へ?」
ーー
しほ「やはり突撃します」
菊代「はい」
ーー
しほ と菊代さんが脱衣場に走ってくる最中、まほとみほが姉妹喧嘩を始めたので取り残された三人。このままじゃ埒が明かないと判断した大介はエリカを抱えて湯船に浸かり混浴、ほんの少し離れた所で湯船に浸かりつつビールをラッパ飲みする裕也、エリカはこの世の男ではあり得ない程のイケメンと混浴しているのだ。さぞやエリカも幸せであろう。裕也と大介の背中には入れ墨を施しており、大体は怖がられるがエリカはものともせず大介の右肩に身体を寄らせる。湯船にはタオルは沈めないので三人とも全裸だ。大介の目線は常に、水面にプカプカ浮かぶエリカの胸に向かっている。おや?鼻血も出始めたぞ、なんでポタポタじゃなくて、水道の蛇口を全開に捻るの如くドバァァァァ!と出てるの?出血多量で死ぬぞ?後、汚ねぇから排水口で鼻血を垂らせよ。
バタァァァンッ!
しほ「まほ!何をしているの!?」
菊代「お嬢様!いけませんよ!」
まほ「ゲッ!見付かった!」
裕也「しほさん、この子煩いのでお願いします」
しほ「分かりました...ですが...目のやり場に困ります...その姿で居られましては」
裕也「ん...あっ、やべ」 サッ
全裸だったのを忘れてた裕也、ガッツリとムスコを見られた。
しほさんは顔を横に向ける。
菊代さんはあらあらと顔に手を当てて赤らめる、みほ は無言で瞬きせずに裕也のムスコを見る、まほ は鼻血を垂らす。
しほ「さぁ!行きますよ!今夜は寝かしません!」
まほ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!みほ!助けて!」
みほ「」ニヤァ(^ω^)/
勝ち誇った、負けた奴には殺意を覚える様な顔を姉に見せる。
まほ「(試合でボコボコにしてやるから覚えてろよみほぉぉぉ!)」
まほ は、しほに引きずられて(ほぼ全裸で)脱衣場を後にする。残されたみほ はちゃっかり裕也達と混浴を楽しんだ。これを機に、エリカとみほ の関係も改善し、裕也達にとっては美味しいものとなった。この日はエリカも泊まるらしく、大介の布団に潜り込んで一緒に寝たらしい、かくいう裕也も、みほ と寝ているのだから。だがしかし、意味深はしていない、良いね?
ー翌日ー
しほ「良いですかまほ!まだ有りますよ!寝てはいけません」
裕也「もう半日経ってるぞ...」
みほ「流石に気の毒に思ってきちゃった」
エリカ「大介さん、今度私の家に遊びに来ませんか?」
大介「うーん、邪魔にならなければの話だけどね」
ー
更に翌日、まほ はやっと解放されたので、裕也の気遣いで熊本城付近をデートしてきた。みほ も要求してきたので、応じた。
結論を言おう、マトモに休めなかった。
艦隊勤務が一番ゆっくりしていた事が分かり、早く紀伊に戻りたいと願う裕也であった。
キャラ崩壊はお忘れなく。