何でも突っ込む主義
2019年4月1日
平成31年
午前0時半
防衛省
「どういう事だ!衛星が消失だと!?馬鹿を言うな!」
「本当です!」
「首相に緊急連絡しろ!」
「するに決まってんだろうがこのどくされハゲ野郎!」
「誰が俺の事超絶イケメンっつったか!?嬉しいじゃねーか消してやるぞ!衛星みてーにな!」
「「「「誰がテメェにそんな言葉使うと思ってんだゴルァァ!!!」」」」
首相官邸
拓真「なんだったのだ...さっきの光...隕石では無いと思うが...」
ジリリリリンッ ジリリリリンッ ジリリリリンッ
ガチャッ
拓真「私だ...何?衛星通信途絶?分かった、すぐ行く」
カチャッ
拓真「何か嫌な予感がするぞ...」
ー
裕也「...早矢」
早矢「はい...」
裕也「行ってくる、これはただ事じゃない、どうせ召集が来るだろうからな」
早矢「分かりました、行ってらっしゃい」
裕也「なるべく早く帰るから」
早矢「アナタ...」
裕也「!俺はまだお前の亭主になれてねぇぞ」
早矢「フフフッ...アナタ///」
裕也「止めてくれ恥ずかしい」
軽い口付けを交わして玄関扉を閉め、裕也は国防海軍本部へ向かう。
ーー
大介「エリカ、行ってくる...ギュッ ん?」
エリカ「もう私の前から消えないで」
大介「(あの時の事か)エリカ、俺はお前に惚れたんだ、俺がお前を好きだという事は変わりないし、これは死ぬ迄変わりはしない、そして俺はお前の悲しむ顔は見たくない、あの時は仕方なかったんだ...必ず帰ってくる、だから手を離してくれ」
エリカ「...約束よ」
エリカは手を離す。
大介「あぁ、約束だ」
ーー
午前1時
国防海軍本部
圭一「アイツ等まだかよ...」
拓也「あれ?圭一早いね」
圭一「おう」
大介「嘘だろ?お前が一番乗りか?」
圭一「そうだとも」
裕也「今日は雨だな」
圭一「失礼な」
「渚長官!岩野副長!川崎司令!山本司令!こちらに居られましたか!」
裕也「先の光は目視した、状況を確認したい」
「はい、先の光により通信衛星等が消失しました」
大介「消失?」
「はい、突然です、現在全力を上げて調査中です」
圭一「これは...」
拓也「どうするべきか...」
裕也「本日0500より艦隊出航、聯合艦隊にも0500には出航出来る様に伝えておけ」
「了解しました」
圭一「第二艦隊、即座に準備させる」
拓也「第三艦隊も」
裕也「頼んだぞ」
ー
聯合艦隊
山本「皆は見たかな?」
宇垣「先程の光でしょう?」
黒島「はい、バッチリと」
有賀「初めて見ましたよあんな眩しい光は、探照灯では有り得ない程の明るさです」
有賀幸作、1942年1月に、戦艦大和初代艦長に就任。
史実は違う。
「山本長官、聯合旭日艦隊渚長官より本日0500、艦隊出航出来る様にと通信あり」
山本「ふむ...通信通りに」
「了解」
ーー
午前4時55分
大介「長官、第二艦隊及び第三艦隊、準備完了との事です、聯合艦隊からも同様の報告有り」
裕也「良し、艦隊微速前進、艦隊は福岡博多港まで回航し、博多港から韓国釜山港までを警戒海域とする」
大介「分かりました」
「長官、政府より入電、海上自衛隊を動員するとの事です」
裕也「そうか」
「朝田さんと篠原さんを護衛艦に乗せてるらしいです」
裕也「何でだ?」
大介「もしかして異世界転移でもしたのか?」
裕也「さぁな、そこは分からん、転移は違うが別世界に行ったのは記憶に新しいしな」
大介「確かに」
ーー
朝田「聯合旭日艦隊旗艦紀伊へ行ってくれ」
篠原「護衛艦では安心出来ん」
艦長「紙装甲だからですか?」
「「そりゃ当然」」
艦長「言うと思ったよコノヤロー、ヘリ出せ」
ー
「長官、外交官二人はこちらに乗艦するとの事です」
裕也「そうか、出迎えねばな」
大介「どこで合流だ?」
「ヘリで来るらしいであっ、来た」
紀伊が穏やかな波を突き進む左手より1機のヘリが飛んできた。
裕也「誘導着艦」
「了解」
大介「すぐに艦橋へあげろ」
「分かりました」
ー
紀伊 艦尾
朝田「これが戦後初、建造された世界最大最強の戦艦か」
篠原「まるで戦艦大和だな」
朝田「大和はいるだろ、超大和型戦艦計画の建造予定艦は大和型戦艦をそのまま大きく作り上げる計画だったんだぞ」
篠原「八八艦隊は特に陸奥が怖い、まだ爆沈する」
朝田「しねぇよ、この前改修工事受けただろ」
「朝田さん、篠原さんですね?司令長官より、お二方を艦橋まで案内しろとの事でしたのでお迎えに上がりました」
朝田「これはどうも」
「こちらへ」
ー
コンコンッ
「司令長官、お連れしました」
裕也「通せ」
カチャッ
朝田「初めま...裕也君じゃないか!?」
裕也「朝田さん、篠原さん、お久しぶりです、5年振りでしょうか?」
篠原「大きくなったな、裕也」
裕也「人は大きくなりますよ」
朝田「この方は?」
大介「初めまして、聯合旭日艦隊副司令長官の岩野大介と申します二等海将、中将です、お見知りおきを」
朝田「外交官の朝田です、こっちは補佐の篠原です」
篠原「篠原です、宜しくお願いします」
「長官、大和より入電」
裕也「何だ?」
「聯合艦隊空母赤城所属の航空隊が陸地を発見したとの事です...後これは信じられませんが、偵察中、ドラゴンと接触した、との事です」
大介「ドラゴン?んなバカな」
裕也「ドラゴンボールの読み過ぎだろ」
「ドラゴンボールで出てくるのアレだけじゃん」
裕也「まぁ良い、続けろ」
「は、そのドラゴンに鎧を着けた人が乗っていたとの事です」
裕也「本艦隊と聯合艦隊との距離は?」
「2時方向、距離8000」
裕也「近過ぎる、レーダーは捉えなかったのか?」
「本艦のレーダー範囲は500キロです、そこより先まで行ったのでしょう」
裕也「本艦隊は聯合艦隊と合流する、面舵20、速力35」
大介「面舵20!速力35!」
朝田「この艦は本当に戦艦なのかい?」
裕也「はい、厳密に言えば戦闘護衛艦ですけどね、頭と後ろを取って「戦艦」と呼んでいます」
篠原「すごい...」
ー
中央暦1639年
クワ・トイネ公国
「クソ!何て速度だ!追い付けねぇ!!」
竜騎士のマールパティマは一機の機体を追跡する。
自分の乗るワイバーンではない、ムー国の飛行機械に似てはいるがそれとはまた違う飛行機械を追跡する。
相棒は息を切らせつつも全力で飛行する、が、正体不明機との差は1秒ごとに100メートルは離されている。
マールパティマは魔法通信機、通称 魔信を使い、軍本部に{国籍不明騎現る、特徴は灰色の硬質な外装、巨大な翼を動かす事無くして飛行する、古竜でも無くば生物かすら不明なり、追撃するも、我、追跡不能、国籍不明騎は北東海域よりマイハークへ飛行中}と打電。
マールパティマ「何だったんだ...少なくとも敵意...は無いのか」
クワ・トイネ公国
マイハーク
普段は人々で賑わう町も、今日は軍が町を賑わせる
急げ!敵は待ってくれんぞ!
バリスタ用意!
飛行出来る飛竜をすぐに出せ!
第六飛竜隊が出せます!
惜しむな!出せ
ーー
「現在高度2500、速度950」
「大尉、ここは町ですかね?」
「間違いはないだろ、おい、航空撮影しろ」
「してますよ、私のデジカメで」
「馬鹿かお前は、ガンカメラだ」
「へいへい」
ー
来たぞーー!
早いぞ!!
対空戦闘用意!!!
おい、どう考えてもこの高度では無理だ!
ワイバーンはどうした!?
上昇中です!現在500!
ー
「この辺りを旋回する、しっかり撮れよ」
「分かっとります」
赤城より発艦した1機のF4改戦闘(偵察仕様)機は、クワ・トイネ公国の経済都市であるマイハーク上空を高度3千まで上昇し、5週ほど旋回する。
その後、満足したのか、飛行してきた空へ消えていった。
ー
何なんだあの飛行体は?只ずっと旋回しているだけじゃないか…
何だよ
敵意は無いと言うのか...?
ー
「撮ったろうな!?」
「バッチリ!」
「では帰投する!」
ー
第6飛竜隊は何をやっとるのか!
何言ってんだ!あの速度に追い付く筈ないだろ!
落ち着かんかお前ら!あの不明騎は我らに攻撃の意を示さなかった、少なくとも敵意は無い、それは確認した、対空警戒は厳となせ
了解!
ー
聯合艦隊&聯合旭日艦隊
空母 赤城から飛び立った偵察機がもたらした航空写真や証言を元に話を進める。
会議は踊る、去れど進まずとは良く言ったものだ。
途中、いずもから一機のヘリが、外務省の田中を紀伊に送りに来た。
戦艦紀伊
裕也「うーむ...」
大介「この航空写真を見る限りですと異世界に我が国が転移したのはこれで確信しましたね」
山本「これからの外交が大変だね」
朝田「まぁ、隣国と比べると比較的に楽かな」
篠原「隣国の翻訳マジ大変」
「長官!レーダーに感!」
裕也「何だと?」
「映像回します」
裕也「...帆船?」
大介「中世ヨーロッパの船団みたいだな」
「こちらに接近中、距離30キロ」
裕也「全艦、この海域で仮停泊だ、あの船団を取っ捕まえて話を聞かせてもらおう」
朝田「取っ捕まえるのはいかんよ裕也くん、この先の国際問題になりかねないからね」
裕也「冗談ですよ、冗談」
ーー
同時刻
マイハーク港
クワ・トイネ公国海軍基地
「国籍不明騎の正体、司令はどうお考えですか?」
司令「本当に竜なのかねぇ…そもそも、北東海域に国は無い、他に考えれば北の列強国{パーパルディア皇国}あるいは第二文明圏の列強{ムー国}更に考えれば、対立傾向にあるロウリアだな」
「パーパルディアですか…これがもし本当にパーパルディアだったら我が国は終わります...ムー国との距離は2万キロ位離れてるのですよ?そこからここ迄飛行機械を飛ばすのは無理と判断しますが…」
司令「常識で考えればムー国の飛行機械がここ迄来る訳が無いな…コンコンッ カチャッ「お話し中申し訳ありません、司令、第二艦隊より魔法通信です」ん?」
一人の士官が司令の座る机に、通信内容が記された巻物を優しく置き、その巻物を手に取り、内容を確認していく。
司令「...今度はマイハーク沖に大型船?どうなっているんだ?」
ー
マイハーク沖
聯合旭日艦隊
旗艦 戦艦紀伊
「長官、やはりこちらに向かってきますな」
裕也「それは言わずも知れずだ、まさか砲艦外交を日本が戦後に行うたぁな...まぁ、悪くないな」
大介「どうされますか?下に降りられますか?」
裕也「下で待つ、降りよう」
ー
クワ・トイネ公国海軍
第二艦隊 旗艦ピーマに乗艦する司令官ミドリは、聯合旭日艦隊と聯合艦隊が仮停泊している海域(クワ・トイネ公国海域領海内)を航行中、(クワ・トイネ側からしたら領海侵犯をしている艦隊)所属不明艦隊を発見した為、臨検を行う事を決定した。
「正体不明の大型船の艦隊は停船しています」
ミドリ「うむ、我が艦隊に恐れを成したか」
「ですが船長、あの船、大きすぎませんか?」
「とても木造船には見えません」
ミドリ「ムー国の鋼鉄船とでも言うのか?」
「分かりませんが恐らくは」
ミドリ「これより大型船団の臨検を行う、二名、ついてこい」
「「はっ!!」」
ミドリ「デカい...何だこれは?これは船なのか?まるで要塞だ...ん?」
「司令官、人が乗っています!」
「アレから乗艦しろとの事でしょうか?」
ミドリ「行こう」
一先ず、ミドリとミドリについてきた二人は、紀伊に乗艦する乗組員を発見し、その乗組員の指示通り、艦尾から甲板に上がる。
ミドリ「!何だここは...!船なのは間違いない..これは..鋼鉄製のじゃないか...!(それになんなのだ!見慣れぬ物体に見慣れぬ国旗(軍艦旗なので国旗ではない)、奇妙な服装...えぇい!ままよ!)ここは、クワ・トイネ公国海域領海内である、所属と航行目的を話してもらいたい」
「「「「「「!?」」」」」」
「安心しました、言葉は通じるようですね」
スッ←ミドリに名刺を差し出す
田中「失礼、私は日本国外務省の田中と申します」
ミドリ「日本国?..聞かぬ国だな...」
田中「それもその筈、我が国は突如として国ごと転移したのですから、偵察機による報告からその確証を得ました」
ミドリ「すると我が国マイハーク上空の不明騎は...」
田中「はい、あれは予期せぬ領空侵犯でした」
朝田「我が国、日本国は貴国に対し敵意無しと断言できます」
この事はミドリによって海軍司令部に知らされた。
ー
「司令!第二艦隊より緊急通信です!」
司令「読め」
「大型船の所属は「日本国」!外務官が乗船しており、我が国との会談を希望しているとの事!我が国に侵入した国籍不明騎も同国の竜と自供し公式に謝罪を行いたいと申し入れ!なお、日本国の成り立ちについてですが...エット....転移国家である...との事です」
司令「...神話の伝承にもある「転移国家」を称する者が会談を求め更に「あの竜」も自らの仕業と名乗り出たと...」
「司令、どこへ」
司令「公都で開催している政治部会へ行ってくる、この件を提言してくる」
ー
政治部会 会場
「お待ちください!部会に召集されておらぬ方はお通しできま..ゴホッ!! ゴホッ!!煙たい!!」
外務卿「何事か!第二艦隊司令!お呼びでないぞ!」
司令「これはこれは外務卿」
「おやめなさい外務卿、急務の案件とお見受けします」
司令「報告します、現在第二艦隊が臨検している大型船が転移国家を名乗り、マイハークへの領空侵犯を公式に謝罪したいとの事です」
「転移国家だと?国名は?」
「日本国!?知らん、追い返せ」
「あの様な敵対行動を取りつつ謝罪とはどういった了見か!?」
司令「追い返せ等言われますが、我が国を取り巻く諸国状況、同盟国のクイラは飛竜を持たない貧しい国だが天然防塁と山岳行動に長けた獣人部隊を有し難攻不落、その為ロウリアは近年、軍船を大造強し我が国との国境に圧力をかけている、日本国と事を構える余裕は我が軍に有りません、首相、ご英断を」
首相カナタは数秒程黙り、口にする。
カナタ「そうですね...先ずは謝罪を受け入れる形で日本との会談を持ちましょう、その大型船団はどこにいるのかな?」
司令「現在、第二艦隊が日本の艦隊をマイハーク港へ先導しているとの事です」
ー
カナタ「そうですか…彼らが到着次第、何時でも会談が行える様にしておきましょう」
司令「分かりました」
ーー
聯合旭日艦隊
旗艦紀伊
田中「何とかなりましたね」
朝田「言葉の壁があるかと思いましたが」
裕也「まぁ向こうもきちんとした国そうですね」
大介「このまま友好国になれると良いのですが」
篠原「なれますよ」
ー
後日、艦隊はクワ・トイネ公国海軍基地マイハーク港に入港し、入港した翌日、日本国使節団はクワ・トイネ側が指定した会場に向かい、その会場で日本側が先ず、マイハーク上空に出現したモノを自国のモノであるとこの場で再度自供、領空・領海侵犯を深く謝罪した。
カナタ「公に謝罪を受け入れます、その上で貴国についての誠実な説明を求めます」
田中「ごもっともです、不確かな情報は双方にとって大きな損失でしょう、そこで本日は資料を作成しましたので配布しますね」
外務卿「この字は読めませぬぞ」
田中「え?」
裕也「ん?」
田中「日本語を話されていますので読めるものとばかり…」
外務卿「私からしますとあなた方が世界共通語を話している様に聞こえますぞ」
裕也「世界共通語ってホントにあるのか…」
朝田「異世界スゴ~イデスネ」
裕也「キャラ変わっとる「気のせい」そうですか」
田中「では口頭で説明します、我が国日本は貴国から北東1000㎞に位置し、37万8000㎢の国土と1億2700万人の人口を有する島国です」
外務卿「あの海域にその様な形をした島等聞いた事ないですぞ!」
田中「原因は判明しておりませんが、客観的な事実から…この世界に国土ごと転移したと考えられます」
外務卿「{そらまた始まった}あなた方はおとぎ話を元にしたホラ話を吹聴しておるのか?」
裕也「……」カチンッ
田中「我々は貴国使節団をお迎えする用意があります、ご足労を大変お掛けしますがお願い出来ますでしょうか?」
カナタ「良いと思います」
外務卿「!?」
カナタ「日本の方々は礼儀を弁えておられる、かの国ロウリアと違い」
外務卿「…」
カナタ「何より…強力な竜と船を有しながらも威嚇する事も無い、その様な国が築く都市や文化を私は知りたい」
その後も会談は進み、無事に会談は終了した。
使節団が日本へ行く足については、聯合旭日艦隊がクワ・トイネ使節団を乗せ、本国に貴国する事が決まり、数日後にクワ・トイネ使節団を迎え、日本へ帰還した。
クワ・トイネから日本は航海日数は2日程なので使節団や隊員にストレスを掛けずに済んだ事を安心する裕也達。
クワ・トイネ首相カナタより日本へ使節団の一員のヤゴウが書き記した内容を抜粋
ー日本国の九州地方、福岡市博多港に着いた、艦から街を初めて見た時の衝撃は生涯忘れる事は無いであろう、100メートルを軽く超える建物、馬車より早く移動する人を乗せた鉄の塊、これだけでも驚いたのに日本国は私達使節団を更に驚かせる、日本国には魔法は存在しない、魔法が無いのにこれ程の都市を作り上げたというのはこの世界中どこを探してもこの日本だけであろう。
但し、私が初めて見た時に感じた事であり、日本の首都である東京はこれよりも凄いのだ。
この国が第三文明圏にある、現在第三文明圏の列強国であるパーパルディアの都市であるエストラシントがまるでド田舎に見えてしまった、日本の田舎も写真で見たものの、エストラシントより無駄の無い美しい町であった。
これは断言できる、日本国はパーパルディア…否、第一文明圏の神聖ミリシアル帝国でも日本国には勝てない。
日本国は機械文明国でもあり、科学文明国でもある、機械文明国のムーはどんな顔をするのであろうか想像がつかない程である。
私個人が率直に確信した事は、我々はとんでもない世界を相手取っても勝てる国と国交を結ぼうとしているのだ、パーパルディアが今思えば大変弱く感じてしまった。
もし日本がパーパルディアと戦争に突入してしまったとしよう、勝敗は痛み分け等と言う事は空間占いからも確率は0%だ。
良くて無条件降伏、最悪属国か消滅かの2択だろう、パーパルディアの行いにより多くの国が苦しめられてきた、これはある意味、パーパルディアへの反撃チャンスではないだろうか?
パーパルディアは少なくとも日本に服従を要求するだろう、日本は国家憲法に基づき平和主義を掲げる、集団的自衛権を行使し、日本は国を守る。
我々が危惧しているロウリア、もし日本が介入してくれれば我が国は消滅する事どころか逆に潰す事だって出来るだろう、だが日本は戦争には介入出来ない、国の決めたものを国が破る訳にはいかない。
日本人は忠実で礼儀正しいであるがどこかお堅い所もある、これは我々の知る生物とは違う。
東京で行われた日本・クワ・トイネ実務者協議会にて日本が我が国に求めてきたのは食料であった、奴隷を差し出せ等と言わるかと半面思えば我が国でも対処できるものであった。
良く分からない品種も多数あったものの、要求された5500万トンはわが国だけで賄える。
賄えるが、それを輸送する手段がない、そして日本側から湾港施設や穀物地帯の鉄道、いわゆるインフラを提供してくれると提示してくれた。
この協議で両国の要求は互いに受理され互いに関係良くして協議は終了した。
私は人生の中で一番の出来事と言われればこの日本との足掛かりなれた事だろう、胃が痛んだ。
時に気を失いそうにもなった、それでも私はやり遂げた、苦しさよりも達成感が大きい、この職務に就いて良かった事を今に思うー
2019年4月5日 中央暦1639年
日本・クワ・トイネ 国交樹立
翌日にもクワ・トイネの友好国であるクイラ王国とも国交樹立
日本は転移危機を脱すべくクワ・トイネ公国から農産物の輸入を開始、クイラ王国が要らない燃える水と言う石油の輸入を開始、それに伴い両国のインフラ設備に着手、文化交流も盛んになり、全ては順調に進んだ。
日本国召喚ぶち込みました、所々だけど手抜き。
日本国召喚の原作から少し離れるかも。