主に海。
日本が異世界に転移し、時に数ヶ月が経つ。
日本と国交を結んだ両国(クワ・トイネ、クイラ)は日本の求める食料と石油の輸出により、自国の有り余った物と引き換えに日本のインフラ技術(民政技術等)を提供し、3国は協調する。
クイラやクワ・トイネは、自衛隊や国防海軍に使用される艦艇とミサイル兵器類の技術提供を望んだものだが「技術流出防止法」がこの世界に転移した翌日に国会で立案採用、即座に施行された為に、提供はされなかった。
代わりに、友好国が攻撃された場合には、自衛隊、国防海軍派遣を行うと確約。
それと同時に「自衛隊によるクワ・トイネ軍及びクイラ王国軍強化計画」と「日本国国防海軍によるクワ・トイネ公国海軍とクイラ王国海軍強化計画」を提案し、関係は一層固まった。
クワ・トイネやクイラの国民は思う。
今までの生活は何だったのだろうと、日本の水道技術によりそのままの水でも飲め、夜になれば部屋を明るくする火よりも明るい電灯、今よりも更に良くなった衛生面等、国交を樹立する前より国民が豊かになったのは明白である。
ー
カナタ「たったの数ヶ月で国がここまで豊かになるとは...」
外務卿「あの時は無礼を働いてしまいました」
カナタ「軍も前より数段強くなっています、現状でロウリアが宣戦布告等してこなければ良いのですが...」
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日本国
東京 国防海軍本部
裕也「食料関係は解消、国家の血液たる石油も確保出来た、石油無くば国は滅ぶ、強き国の脆き弱点は何とかなったな」
大介「えぇ、異世界転移して石油は確保出来ないと半分覚悟しましたがこれは嬉しかったですね」
圭一「だけど用心する国はあるぞ」
拓也「ロウリアかい?」
大智「そうだ」
裕也「ロウリア王国海軍の帆船は4桁はいくと聞いた、これは面倒だ...艦隊を率いて殲滅も良いがそれだと動くだけで予算が吹っ飛ぶ、ここは単艦出撃が良いかもな」
大介「それは賛成するぜ」
裕也「おやっさんもそこは考えているらしいぞ、ワイバーンを見た事ないって知ったとたん態度が変わったらしいからな、因みにこれ、朝田さんだけど」
大介「苦労してるんだな」
裕也「この世界に転移してブラック公務職は外交だな」
圭一「一般ピーポーになりたい」
裕也「俺もなりたい」
大介「俺も」
拓也「だけど公務員は年収確実じゃん、でも生きてくには当然金が要るからね」
裕也「現実を考えればそうだろ、公務員の給料に一部税金使ってるだっけ?」
大介「この話やめようぜ」
裕也「やめようか」
圭一「おいおい、この2ちゃん見ろよ、面白いぜ」
裕也「仕事用のパソコンで見るなアホ」
ー
ロウリア王国 ロウリア城
「第二文明圏の列強国であるムーがクワ・トイネに付いたのは事実か?」
ロウリア王国第34代目のハーク・ロウリア34世は、国の長であるが故に、豪華な入浴をしつつ部下の報告を耳に入れる。
「いえ、まだ何も証拠は見つかっておりません、ですが、クワ・トイネやクイラ内でムーの機械兵器に類似したものが多数確認されております」
「まぁいい、クワ・トイネとクイラに必ず勝つ為にパーパルディアの屈辱の要求を飲んでここまで増強した軍があるんだ、痛み分け等で元は取れん、確実の勝利が大前提だ」
「手始めにクワ・トイネの町、ギムを占領しようかと軍部では考えております、食料に関してですが、そこは現地調達致します、クワ・トイネは家畜すら旨い飯を食べてますので」
「うむ、準備整い次第、戦争を許可する」
「はっ」
ー
2019年6月
日本国内に起こった暴動や混乱は、今では嘘の様に何事も無く国民は日常を送っている。
パソコンの2ちゃんねるや8チャンネルのサイトがとてつもなくヤバくなっているのだ。
クワ・トイネとクイラは人のほかにエルフやドワーフが居る、エルフの娘は美しい、ブスやデブがどこにも居ない。
そもそもの話、エルフにデブやブスやBBAみたいなのが居るかな?誰も想像しないよね?そして日本が異世界に転移した事によりエルフの娘は空想と思われていたものが現実に見れるのだ。
エルフ等をモチーフにした薄い同人誌を作る作家達も喜んでる半面、コ○ケではいつもの売り上げの4分の1位しか売れなくなってしまったので作家達は頭を抱える。
半年に一度の大稼ぎであるその時に稼げてないのだ。
話を戻そう、そのちゃんねるスレ等は色々行き交い、そして荒れに荒れまくっている。
ー
議題 エルフ、ドワーフの存在を確認した件wwwwww
名無し1
おいおい、ヤベーわムスコが勃ったわw
名無し2
俺昨日エルフの娘抱いたぜ!意味深
名無し3
〉〉2
はいはい、夢の中でしょ?妄想乙www
名無し4
可愛いよなぁエルフ、明日行ってみよ、仕事継いでだし
名無し5
二度と帰ってくんな
名無し6
行って男汁を搾られて氏ね!!!
名無し7
※このコメントは運営により削除されました。
名無し8
7は何が言いたかったんだ?
名無し9
結論を言おう、日本でモテねー奴はエルフと結※ここから先は運営により削除されました。
名無し10
珍しいな、運営がコメント削除するなんて
名無し11
→10
確かに珍しいな
名無し12
今年のコミケに同人誌出したんだけどいつもの4分の1しか売れんかったばい、どうしよ...
名無し13
→12
ドンマイ
名無し14
い○ゞ~のトラック~
名無し15
→14
頭大丈夫か?
→15
ノープロブレム
→14
ヤベーわ
名無し16
魂が勃起する!!!!
・・・
・・
・
ー
これは一部を抜粋しただけであり、全部書くと作者の頭と内容規制範囲がパンクするので割愛する。
8割は意味深が付く内容なので運営がその9割を削除した。
この運営はニ◯○コ本社、翌日、ハッカーはコメント削除された事に苛立ちを覚え、コンピューターウィルスを本社にプレゼント。
更に翌日はコメント削除された者達により物理的に本社が燃え上がった。
2ちゃんや8ちゃんはどんな言葉を使っても良い、放送禁止用語もガンガン出てくる。
テレビで使われるチーンッ!やピー!やワンワンワンワン!やバキューン!等のモザイク音はこのちゃんねる世界では通用しない、と言うより、意味がない、言論の自由だから。意味不明
これを元の世界の人間達が見ればどう思うのだろう?
ヘンタイか?それともHENTAIか?←どっちでも良い
イエローモンキーか?←日本人黄色くないよ
そんな事はどうだって良い。←どこが良いの?
異世界に転移したんなら好きな事好きなだけヤりまくる、政府も国民もそんな感じ。
こんな感じで今日も日本は平和であり現在チート国家である。
友好国が危険にあるに関わらず。
聯合艦隊
山本「...これだ」
宇垣「長官ホントに勘弁して下さい私もう35連敗なんですよ」
黒島「えっと..中将は既に50万円の手負いですね」
有賀「流石長官、ですが、私も負けてはおれませんよ」10万負け
山本「はっはっはっはっ、さぁ、どんどん来ると良い」60万勝ち
山本達がしているのは大富豪とポーカー、神経衰弱、ババ抜き、将棋、囲碁、オセロ、チェス、スロット、パチンコ、パチンコ←こ↑こ↓大事)等とゲーム三昧。
大日本帝國時代と比べると格段に暇となったのだ。
{月月火水木金金}時代ではないので、前世では出来なかった娯楽に勤しむ五十六、負けて負債が増えて嘆く宇垣、次は勝つと意気込む有賀、自分は入らなくて良かったと安堵する黒島、人事部で今日も部下の為に働く米内、聯合艦隊の水兵達も大半が仕事に繰り出している。
水兵達にもこの世界に到着した直後に配布した端末機器等は戸惑いはあったものの1ヶ月としないうちに完全マスターし、現代の日本人と何も変わらなかった。
山本達は世代がお爺ちゃんなので何故かガラケーを使いたいと言う。
山本「スマホは動画やネットが出来るのはありがたい」
宇垣「利子ってあります?」
有賀「次は負けません!」
聯合艦隊の者達は普段はその辺のサラリーマンみたいな仕事をしている、まぁ予備役ってやつだな。
山本達は若返ってるのだが、精神年齢が...まぁ、お爺ちゃんみたいなものなので年金でのんびりスローライフを送っている。
普段はノホホンとしてるが戦闘になると軍神になるので御注意を。
そんなこんなで聯合艦隊も平和な1日が過ぎて行く。
2019年 中央暦1639年 6月30日
ロウリア軍、クワ・トイネ公国の町、ギムを占領。
この事はクワ・トイネ公国に駐在する日本大使館より日本政府に知らされた。
2019年7月1日午後9時
国会
ロウリア王国が同盟国クワ・トイネ公国に進撃した事により、緊急会議が開かれ、これは生中継されていた。
「首相、貴方の意見をお聞かせ願いたい」
拓真「私は、クワ・トイネに自衛隊派遣を命令する、同盟国の町、ギムであの虐殺が起こったのだ」
「これは75年程も平和を貫いてきた我が国を戦争に導くのですか!?」
拓真「そうとは言っておらん!同盟国が攻撃されたのだ!我が国は同盟国を守る責務がある!ロウリアは同盟国を占領した後に我が国に必ずや進撃してくる!ならば被害はギムの町だけで充分だ!!貴様らは同盟国の戦地を広げたいのか!」
「そうとは言ってません!国民の反発を考えて下さい!」
拓真「国民が反発だと!?そんなもん知らん!だったら勝手にさせておけ!クワ・トイネ公国をやられては我が国は日干しになるのだからな!」
「!!」
拓真「考えてみらんかその腐った頭でなぁ!我が国の消費されている農作物の7割程がクワ・トイネからの物だからな!国内で生産している3割で国民をどうやって養うんだ!?あぁん!?分かってから口開かんか!いや!お前口が酷いから喋るな!空気が不味くなる」
「(横暴だなこの首相)」
拓真「ともかく!集団的自衛権を行使する!これは友を守り為であり祖国を守る為でもある!オイテメェ今俺の事横暴だと思ったろーが?」
「何故バレたし」
拓真「勘」
「ヤベー奴や」
テレビ越し
自宅
夕食も済ませ、畳が敷かれた部屋にテーブルと座布団を敷いて、早矢の淹れてくれた緑茶を啜り、おやっさん(首相)の国会生中継を見ている裕也。
裕也「...これはおやっさんが正しいな」
ズズッ
裕也「旨い」
早矢「裕也さん、どうぞ」スッ
裕也「おっ、きな粉餅だ」
早矢「どうですか?少し甘めにしてみました」
裕也「...旨い、この甘さは丁度良いかも、早矢、店開いて作ってみたらどう?」
早矢「遠慮します...あなただけに食べてもらいたいので//」
裕也「嬉しい事言ってくれるね...さて、風呂入ろ?」
早矢「はい♡」
その後風呂場で、寝床でねっとり愛し合う二人であった。
お陰で裕也と早矢は普段から寝不足。
これは裕也と早矢だけに留まらず、大介とエリカも同じ。
エリカ「ちょ!今日はダメよ!?」
大介「おいおい、口で満足する訳無いだろ?たったの2回じゃシた気にもならんし、そっちから始めたんだぜ?散々焦らしといてそれはないよ?ほら...おまけにエリカのココもこんなにトロトロになってるのに?欲しいんでしょ?俺の...」
エリカ「それは...!あっ♡うぅ...///」
大介「ここだと汚しちゃうし、風呂場でなら沢山出来るから行こっか...ちょっとエッチなお仕置きしないとね」ボソ
エリカ「え...」
大介「今夜も寝かさん、と言うよりもう我慢出来んから入れるよ」
エリカ「!!あぁぁ...♡」
言葉で否定しても身体は求め欲に負ける、人間はそんなもの。
2019年7月2日
午前11時
日本政府はクワ・トイネ公国に自衛隊派遣を決定。
海の防衛には万が一を備え、本土防衛には海上自衛隊の護衛隊群を全て導入、クワ・トイネ公国の海域防衛には国防海軍 聯合旭日艦隊所属の二代目長門と及び姉妹艦の二代目陸奥と後方支援を含めた4隻の派遣を決定。
後方支援艦として聯合旭日艦隊所属 第二艦隊 旗艦いずも、かが を派遣とした。
当初は艦隊の旗艦でもある戦艦紀伊を派遣としたものの、紀伊の主機関に異常が見つかり、呉のドッグ内にて修理。
戦艦紀伊程では無いものの、火力、装甲、航続距離、速力を誇る二代目長門型に目星が付いた。
二代目長門型には左右中心に副砲である127mm単装砲が計20門装備、砲門の数では二代目長門型が有利なのである。
裕也「紀伊は国の切り札だ、そうそう簡単に表には出せんぞ」
大介「燃費を考えると二代目長門型の方が安上がりですしね」
菊地「私は撃てれば文句なし」
大智「主な艦の指揮は私が取ります」
裕也「任せた」
圭一「俺の艦隊は後方支援なんだな、まかせろ」
拓也「第三艦隊は?」
裕也「本土防衛に就く海自護衛隊群を指揮しろ」
拓也「任された」
裕也「事は一刻を争う、聯合旭日艦隊、出撃!」
「「「了解!!!」」」
午後13時
聯合旭日艦隊は横須賀を出撃、3日を要してマイハーク沖まで進出する。
クワ・トイネ公国海軍の観戦武官を1名乗艦させて欲しいと公国から要請を受けた為である。
午後22時には第三艦隊とその他の艦艇は鹿児島沖辺りにて艦隊の戦列を離れ(元)日本海へ、4隻はひたすらクワ・トイネへ、広がる大海原を堂々と進む、その姿は正しく世界のビッグセブンと言われた長門型そのもの。
(※二代目長門型と戦艦長門型は色が違う為一応見分け可能、二代目長門型が現代艦と同じ灰色に塗り替え)
二代目長門型の2隻は巡航速力の32ノットを出しつつ穏やか波を切り裂く、甲板に出て耳に入る音は元気良く稼働する機関の音と波を切り裂く位だろう。
海軍軍人には聞き慣れたもの、これが聞こえなくば落ち着かぬ者も居るだろう。
~三日後~
聯合旭日艦隊 代理 旗艦 二代目長門
大介「長官、クワ・トイネ公国海軍の観戦武官1名、お連れしました」
裕也「日本国国防海軍 聯合旭日艦隊指令長官渚一等海将であります」
大智「戦艦二代目長門の艦長であります、山郷です」
「クワ・トイネ公国海軍のブルーアイと申します、この度の救援、誠に感謝を申し上げます」
裕也「クワ・トイネ公国の町、ギムにて亡くなった方々へ哀悼の意を捧げます」
大介「」黙祷
その場に居る全員が黙祷を捧げる。
30秒程黙祷、大介が作戦を口にする。
大介「改め、作戦概要をお話しします、クワ・トイネは現在、ロウリア王国、いえ、武装勢力により2方面からの驚異にさらされていますが、聯合旭日艦隊は第一に、マイハークの安全を確保する為に前方艦隊を本艦を含め2隻で対応します、後方支援に2隻展開しています」
ブルーアイ「すみません、失礼を承知でお尋ねしますが、ロウリアの船数はご存じでしょうか」
裕也「ご心配なく、我々は既に数、位置ともに全てを把握しております、ご安心を」
「長官、ロデニウス大陸北沿岸にてロウリア船団を発見、いずもより発艦した哨戒ヘリが武装勢力に対し警告、それに従わず進撃を確認」
裕也「艦長、艦速力を35へ増速、敵へ威嚇射撃を行う、主砲を用意、両舷副砲も用意」
菊地「了解」
大智「了解、艦速力35」
ロデニウス大陸北沿岸
「クワ・トイネ公国よ、我が船団に恐れおののくがいい」
ロウリア王国海軍シャークン海将が口をひらく。
シャークン「しかし先の飛竜は何だったのだ?そもそもあれは飛竜なのか...?嫌な予感がする...」
それはいずれ的中する。
「武装勢力との距離5万!」
裕也「左舷砲撃戦用意!全砲門開け!副砲は撃つな!」
大智「艦速35より25へ減速!!急げ!」
裕也「砲雷長!距離は任せる!これは威嚇だ!絶対当てるなよ!」
菊地「分かってます!先頭の帆船から見る前方200にセットします! セット完了!いつでもどうぞ!」
裕也「ブルーアイさん、これが日本国の艦です...主砲一斉射!撃ぇぇ!!」
ドッゴォォォォォォォ!!!!
二代目長門より46㎝砲弾8発の初弾が武装勢力へ向け飛翔する、二代目長門より数秒遅れて二代目陸奥も8発の初弾を放つ。
ブルーアイ「うわぁぁぁ!!!」
裕也「!!紀伊程では無いがこれも凄い...!」
「着弾今!」
ーー
シャークン「!!何が起きた!?」
「分かりません!いきなりです!!」
「!?距離は不明ですが何かが見えます!!!」
ー
裕也「取り舵!真っ正面に突っ込む!」
大智「とーりかーじ!」
ー
シャークンは部下の報告から1分も経たない内に二代目長門を双眼鏡にて視認する。
シャークン「なんだアレは!?島が動いているだと!? 嫌!島ではない!まさか船か!?(何でデカさなんだ!!!蛮族の新興国家でなかったのか!!アレが撃ってきたのか!?)」
ー
裕也「マイク」
大介「どうぞ」
ーー
裕也「こちら日本国国防海軍所属、聯合旭日艦隊である、貴船団らに警告する、これは{最終}警告である、直ちに回頭せよ、従わぬ場合、貴船団らに対し砲撃は辞さんものとす、繰り返す、直ちに回頭せよ」
ーー
シャークン「たったの二隻で何が出来るのだ!!我ら4400隻の船団だ!面舵!敵船に並走!距離200!」
シャークンの乗艦する船を先頭に、4隻が二代目長門の左右に広がる。
シャークン「射てぇぇ!」
二代目長門を取り囲んだ船団がバリスタを放つ。
大半は装甲により弾かれるものの、木製甲板に刺さり1ヶ所に消火器で消火出来る程度の被害を受けた二代目長門。
ーー
裕也「二代目長門、攻撃された、防衛戦闘に移行、両舷副砲、準備良いか?」
菊地「指示あれば」
裕也「殺れ」
菊地「撃て」
ドドドドドドドドドドドドドォォンッ!!!!!
両舷20門から127㎜砲弾が一斉に放たれ、取り囲んだ船団を蜂の巣にする。
一秒と掛からず、蜂の巣になった船団は海中底へ沈んでいった。
ー
シャークン「な...何が起こった...一瞬で8隻も損失だと...!」
「提督!攻撃命令を!」
ー
裕也「機関全速、敵船団より距離20キロを取れ、主砲と副砲でなぶり潰してやる、二代目陸奥には対空戦を用意させよ」
「敵ワイバーンを探知、数250!」
大智「了解、右砲撃戦及び用意!全砲塔右90度旋回させ!射角調整水平!」
菊地「了解!全砲塔右90度旋回! 旋回良し!弾種徹甲弾
装填良し!いつでも!」
裕也「撃ち方始めぇ!!!」
ー
「提督!敵船より新たな発砲!!!」
シャークン「あの距離から発砲だと!?ふんっ..当たりはせドッボォォォォッ!!!!何!?」
「至近弾!ですが!波が大過ぎで密集していた20隻が転覆!!」
シャークン「全艦!絶対に密集はするな!!」
ーー
シャークンの指示通り、各自バラバラに動くが、そんな行動をしようと聯合旭日艦隊にとっては無意味でしかなく、裕也達は敵が次々と潰されていくのを哀れな目で見続ける。
数は多くも所詮は木造船、近づく木造船も来るが、近づくものは二代目長門の艦首をぶつけ、沈んで行く。
艦首は高い為、金に輝き、日本の艦を表す菊の紋章には傷1つ着いていない。
二代目陸奥は容赦が無い。
次々と近づくワイバーンを30㎜機関砲(CIWS)で一斉に蜂の巣にして行く、水面に落ちる頃にはワイバーンの頭と胴体が別々になって落ちていくものもある。
対空戦に時間は掛からない、二代目陸奥も2分足らずでワイバーン250騎を墜とし水上戦闘に移行する。
移行した時には二代目長門が既に約1000隻を海の底に沈め、次から次へと木造船を漂流する木材に変えて行く。
二代目陸奥は砲撃は行わず、体当たりで次から次へと敵船を沈める。
そして耳には幻聴が聞こえる。助けてくれ、死にたくない。
あんな化け物と戦える訳がない、等様々。
軍人は、命令された事は絶対である。
死ねと言われれば世の為国の為、自害するなり敵を道ずれに死んで行く。
ーー
裕也「あの戦列艦(シャークン乗艦)を狙え、但し副砲でな」
菊地「了解......いつでも」
裕也「撃て!」
ー
シャークン「撤退だ!このままでは全滅す...
シャークンの乗る船は見事に爆沈、シャークンは運が良いのか悪いのか、海面に放り出された為、無傷とは言わないものの、無事であった。
ー
海面に放り出されて数分後に目を覚ましたシャークンは近くに漂流する木材に掴まり、二代目長門と二代目陸奥が味方船を潰して行く様を最後まで見続けた。
シャークン「あ...あぁぁ...!!!(栄光のロウリア王国東方討伐海軍が...成す術無く...沈んで行く...!これではパーパルディアですら蹂躙されるだけだ...!まさか古の魔法帝国を味方に付けたとでもいうのか!?)」
ー戦闘終了ー
裕也「救助急げ、完了次第現海域を離脱する」
大介「長官。陸の戦闘ですが、陸は陸自の第7師団と西住まほ と西住みほ が指揮する戦車隊が陸上武装勢力を完膚無き迄叩き潰したとの事です...降伏は認めずらしいです」
裕也「!馬鹿なのかアイツ等は!」
大智「私達も言えたものではありませんよ」
裕也「...確かに言えばそうだな...これは戦争だ。生きるか死ぬかの争奪戦で一々相手の事を考える暇なんて無いからな」
この海戦での生存者はシャークンを含めて3桁も行かなく、後に{ロデニウス大海戦}と歴史に名を刻む事となる。
ロウリア王国側に第三文明圏最強であるパーパルディア皇国は自国の観戦武官を派遣したものの、海と陸に派遣されていた者は本国に報告を出来ずにこの世を去ってしまった。
後にパーパルディアも同じ末路を辿る事となる。
観戦武官ブルーアイは日本に感謝を覚えると共に恐怖を覚えた。
自分の乗艦する二代目長門がもし敵であったらクワ・トイネは絶滅していると言っても過言ではないと確信するブルーアイ、しかし彼らは友好国、それに感謝しつつこの海戦の勝利を喜んだ。
彼の出した書籍はベストセラーにもなった。
一家に一冊はある位に。
(一部抜粋)
ー私は、あの大海戦であるロデニウス海戦にクワ・トイネ公国海軍の観戦武官として、日本国国防海軍の艦艇に乗艦し、その戦闘を目の当たりにした。
私自身がスッポリと収まる程の大口径の鉄砲、その鉄砲から打ち出される際にある大地の地震を思わせる程の揺れ、次から次へと沈められていく敵船団、空の覇者であるワイバーンが大穴開けられて墜ちていく。
あのロウリアが、ワイバーン弄ばれているのだ。
ワイバーンは陸上兵士1万を足止め出来ると言われている。
そのワイバーンを次から次へと動く的の如く数を減らしていく。
私は日本が友好国であった事に、神へどれ程の感謝をした事だろうか。
もし日本が敵であった場合、クワ・トイネとクイラは一日持たずして敗戦してしまうだろう。
最後、戦闘を終了した直後から、敵を救助しだした。
これは私も予想外な事であった。
日本が言うには「敵であれども同じ知性ある生き物である、今日の戦いを糧に生き方を変えるもまた生き物だ」と。
私はこの言葉に感心した。
敵に情けを掛ける、敵も自分の国の為に戦った、何かしらの目的があり、敵にも人情はあったからだろう。
陸に至ってはあの頭がおかしい軍人、アデムは根本的に人情があるのか怪しい。
陸は全滅したと聞いているし、あのアデムが捕まったとも聞いた。
まぁ、西住(まほ)という日本の軍人が降伏したアデムを戦車という鉄の塊で降伏を許さずして轢き殺した(事実)と聞いてしまったがそれは本当なのか分からない。
今はこの戦いに勝った事を喜ぶものとしよう。ー
ぜーんぶ修正候補と思って下さい。