2019年7月20日
日本国 首相官邸
「首相、戦争は終わりました」
拓真「それがどうしたかね?」
「首相も終わって下さい」
拓真「オイ、コイツをつまみ出せ」
国防海軍本部
裕也「暇になったねぇ」
大介「さてさて、ロウリアからどれだけ搾り取るんだろね」
大智「次はパーパルディア戦も懸念せねばなりますまい」
裕也「次は聯合艦隊に任せる?」
コンコンッ
ガチャッ
「失礼します、司令長官、戦艦紀伊の修理が完了しました、急ぎ呉へ向かえとの事です」
裕也「やれやれ、人使いが荒いねぇ...」
大介「まぁ良いじゃないですか、行きましょう」
菊地「久しぶりに紀伊の砲雷長だな、やったぜ」
オォンッ!!
裕也「ん?今なんか野獣の喘ぎが...」
ンアッーーーー!!
大介「アソコのトイレから聞こえるぞ」
大智「もうやだこの艦隊」
裕也「ソッとしてやれ、関わるとロクな事にならん」
圭一「俺達が人間の屑と同類になっちまうからな」
「「「「お前こっちみたいな事言ってるがお前向こう側だからな?そこ勘違いすんなよ?」」」」
圭一「メンタルボロ雑巾より脆すぎて草原生えず」
ーー
クワ・トイネ公国
カナタ「何とか戦争は終わりました...まさかアレ程の戦果を出すとは予想外でした」
外務卿「生活水準といい軍事力と言い、何もかもが第三文明圏を超えていますぞ」
カナタ「彼らは近い内にパーパルディアから宣戦布告等を受けましょう...クイラ王国には彼らの欲している石油や鉄鉱石類を援助する様に要請しましょう、我が国は食物関係を惜しみ無くですよ」
外務卿「二度と言い三度と言い彼らには助けられました、最善を尽くしましょう」
ー
クイラ王国
「そうか、日本には惜しみ無く、彼らの必要とする石油、鉄鉱石等を援助するのだ」
「はは!承知しております!」
「我が国も日本国から教えられた食料保管等で国民の飢餓を救えたからな」
ー
広島県 呉市
呉 造船所
超大型艦専用一番ドック
「お待ちしておりました、こちらです」
裕也「久しぶりに紀伊の腹底を見たな...」
大介「改めて見ると紀伊ってここまで大きかったんですね...」
大智「そりゃあもちろん、世界最大最強の戦艦なんですから」
菊地「惚れ惚れしますね」
「「「それな」」」
「今回、新たに手を施した所がこちらになります」
裕也「サイドスラスター?艦を横に押しやるやつか?」
「はい、前回サイドスラスターを装備する予定でしたが予算の都合上、先送りにしていました、今回紀伊がドックに入った為、そしてロウリアからガッポリ賠償金が確保出来たんで増強しました」
裕也「何tになるんだ?」
「12万5千tが5千t増しの13万tです、絶対に壊れない様に装甲を改良してこれが一番の軽量になりました」
大介「何トンになるんだったんだ?」
「改良をしなければ3万5千t増しの16万tでした」
「そして基準排水量8万5千tが10万tになりました」
裕也「舵の利きは?」
「以前よりは1.5倍程良くなりました、巡航速力も落ちていません」
裕也「次の回収工事では紀伊型を巡航速力32ノットになる様に仕上げてくれ」
「難しいですねぇ...まぁ、頑張ってみますが」
裕也「もう動けるのか?」
「はい、ドックに注水すれば」
裕也「良し、艦を出す」
「「「了解」」」
~2時間後~
「ドック内注水完了、防水壁開きます」
「防水壁の解放確認」
裕也「機関始動、微速前進」
紀伊はドックを微速にて抜き出し、出てから600メートル進んだ所で錨を下ろす。
大介「やはり紀伊が落ち着きますね」
裕也「あぁ」
大介「...ん?...そうか分かった、ご苦労、長官、本部より帰還命令が」
裕也「ちっ...出航準備、ある程度の海域に出た所で巡航速力」
大介「了解」
国防海軍本部に到着したのは同日の夜21時であった。
7月25日に、聯合旭日艦隊は第二文明圏のムー国へ進路を取った。
前々日にそれなりの船旅になると言ったら早矢とエリカに泣き付かれた裕也と大介、取り合えず二人を宥めるのに時間が掛かったのは言うまでもない。
まほ「私も行きたい」
裕也「まほ、お前は西住流のもう家元だろ、迂闊に離れちゃいかん」
まほ「切り捨てる覚悟 裕也「もうそれ100回目」むぅ...」
裕也「お土産あったら買ってきてやるから」
まほ「約束だぞ、甘いものだ」
裕也「はいはい」
まほ「はい、は一回だ」
裕也「お前はお袋か」
まほ「それも悪くない」
裕也「何言ってんだお前」
~日本側 (中央暦1639年)2019年8月1日~
第2文明圏
列強国ムー
ムー国の軍士官であるマイラスは、軍本部から召集命令(来なかったらクビだよ?クビ)を受けた為、自分は何か粗相をしてがしたのか?と自問自答しながら指定された会議室へ足を運ぶ。
戦術士官でマイラスの親友(かもしれない)ラッサンも又、召集(遠回しに言えば、来なかったらクビだぞオメーと書かれている)を受けていた。
~会議室~
コンコンッ
「「失礼します」」
「おお、来たか」
本部の総長が口を開く。
ラッサン「用件は何事でありましょうか?」
「君達二人に重要な任務があってな」
マイラス「何故私達に?」
「君達は若い、若いから頭も柔らかい、実は調査を行って欲しい国があるんだ」
ラッサン「調査して欲しい国ですか、それはどこですか?」
「日本国という国だ、第三文明圏にある最近出てきた国でな、そこの国から大使が来て我が国と国交を結びたいと言ってきた、問題は国交でなく彼らの乗ってきた船だ」
マイラス「艦ですか...どんな感じですか?」
「我が国と同じ機械動力船だ、我が国の最新鋭艦を超える巨艦を」
ラッサン「機械動力船ですか...」
マイラス「それは興味深い」
「しかも彼らは飛行機械を有しているのだよ、彼らにマイカルを案内してくれ、そして我が国と彼らの軍事力と比較してくれ」
「「わかりました」」
ー
ラッサン「機械動力船とは驚いたな」
マイラス「機械文明なのかな?」
ラッサン「聞いた話じゃ、日本の艦はマイカル港にいるらしいぜ」
マイラス「行ってみようか」
行ってみた結果。
「「嘘だろ!!」」
マイラス「何てデカさなんだ!」
ラッサン「最新鋭艦のラ・カサミを超えてるぞ!見た事もない軍艦だな!」
マイラス「まさかアレが日本艦なのか?」
ラッサン「そうとしか考えられないだろ」
彼らが見ているのは戦艦紀伊とその横に停泊する二代目長門、彼らは自国の戦艦と比較している。
マイラス「遠くだけど主砲は30センチ砲は余裕で超えてる」
ラッサン「とにかく行ってみるぞ!」
ー戦艦紀伊ー
裕也「ここが第二文明圏か...」
大介「昭和を思わせる場所ですね...」
菊地「カメラを光学ズームしたらあそこに戦艦敷島あるんですけど」
裕也「どれどれ...敷島じゃねぇな、三笠だ、戦艦三笠」
大介「敷島と三笠って何か違ったか?」
裕也「敷島と三笠は外見はさほど変わりはしないが、それぞれの歴史が違うだろ」
拓也「日本海海戦の旗艦とそうでなかったものの差?」
菊地「言い方」
田中「予定ではそろそろ桟橋に降りておかないと」
裕也「しかし...自分が全権大使なんかで大丈夫なんですか?」
今後の外交は砲艦外交になるので、外交官を態々乗せて行くもの時間の無駄なので聯合旭日艦隊司令長官である裕也と聯合艦隊の山本五十六に全権大使を任せた。
当初は断ったものの、パーパルディア皇国や最近話を聞くグラ・バルカス帝国との外交を任せるとついでに給料とボーナスを3倍にアップと聞いたとたん2つの返事で二人は承諾。※叩き潰す為。
裕也「まぁ、町並みを見た感じだが国民の意見を尊重して成り立っている様な国みたいだな、これはスムーズに進みそうだ、それより田中さん、何で来たんです?」
田中「なんか粗相をしでかさないか」
裕也「ないです」
大介「ん...あそこに人が...」
マイラスとラッサンだ、走ってこっちに来る。
マイラス「マイラス士官です、こっちは戦術士官のラッサンです」
ラッサン「どうも初めまして」
裕也「日本国 国防海軍 所属 聯合旭日艦隊 司令長官 渚です、全権大使も兼任しております。本日はこのマイカルの案内をしていただくという事でありますので、大変楽しみにしております」
マイラス「ははは、これはより一層頑張りませんと」
日本時間 午前10時
第二文明圏 ムー国 マイカル見学
二時間ほど町を見学し、途中マイカルにて昼食を取り、ムー国の空軍基地へ向かった。
午後13時
裕也「中々活気のある町だ、皆が活き活きしていたな」
大介「ゴミ1つ落ちてない」
菊地「空も青い」
圭一「旨い」
拓也「楽しい」
田中「何か懐かしい」
マイラス「続いては我が軍の主力戦闘機です」
マイラスが説明を行い、ラッサンが機体に覆われた白い布を引き払い、主力戦闘機がお披露目される。
マイカル「こちらが主力戦闘機のマリンと言います」
裕也「ほぉ...複葉機か」
ラッサン「?」
圭一「エンジン見せてもらっても?」
マイラス「えぇ、どうぞ」
圭一「うーん...精々、このマリンは最高速度350キロが限界と言った所か」
裕也「この発動機は星形発動機の元祖とも言えるものだぞ?まぁココとココの配管がこんな複雑な形してれば抵抗あるからな」
大介「良く見たらコレにタービン付ければ急降下の時500は行くんじゃないのか?」
「「確実に行くだろうな」」
マイラス「(え?何故マリンの最高速度知ってる!?何故エンジンを知ってる!?(裕也達の方が技術力は上↑))」
田中「これは希少価値がある」
マイラス「失礼ですがそちらの空軍の戦闘機はどのぐらい出ますか?」
田中「空軍はありませんよ?代わりに航空自衛隊というがあります、主力戦闘機のF15という機体はマッハ2.5、時速換算で3017キロですね、その戦闘機に装備されるロケットという武器は時速4900キロ出ます」
マイラス、ラッサン「「......」」放心状態
放心状態に陥ったラッサンが口を開く
ラッサン「因みにマリン程の戦闘機ですとどれ位の骨董品ですか?」
裕也「約90年程の骨董品とでも言えば良いのでしょうか」
マイラス「...頭を絞らせた技術班が病院に運ばれる...」
ラッサン「(だが、ラ・カサミがある)」←紀伊を忘れてる
マイラス「続いて海軍本部に行きましょう」
~移動中~
マイラス「こちらが最新鋭艦のラ・カサミです」
「「「「「戦艦三笠!」」」」」
ラッサン「戦艦三笠?」
大介「日本の大昔の戦艦です、日本の命運を背負ったとも言われる艦です」
マイラス「何年前の艦ですか?」
裕也「えっとですね、少なくとも我が国では120年以上前に運用された艦です」
マイラス「120...」
ラッサンとマイラスは日本の技術力は上と確信した瞬間でもあった。
この後も陸軍を紹介したが、それも全てが古いと言われ無駄になり、逆に空しさを感じた二人。
紹介を終えた後に裕也より拝借した数冊の本({聯合艦隊の生涯}、{激戦の硫黄島}、{戦局が180度変わってしまったミッドウェー海戦から戦艦大和の最期である坊の岬沖海戦までの聯合艦隊}、{戦艦大和の生涯}、{軍艦長門の生涯}、{大和型110号艦と大和型111号艦の謎}、{幻の超大和型戦艦計画}、{国家破綻、前代未聞の大艦隊計画{八八艦隊計画}}、{日本海海戦・国の命運を背負った英雄艦・敷島型戦艦四番艦 戦艦三笠}、{下町ロ○ット}、{聯合艦隊司令長官 東郷平八郎}{零戦の岩本徹三、坂井三郎、菅野直}、{戦後も帝国陸軍兵士で在り続けた男、小野田寛郎}{零戦の生みの親、堀川二郎}{ゼロファイター}{零式艦上戦闘機}{戦闘機 雷電}{戦闘機 疾風}{戦闘機 烈風}{九九式艦上爆撃機}{高々度迎撃機 局地戦闘機 震電}{幻のジェット戦闘機 秋水})を何度も何度も読み返し、日本が強い事、軍を支える町工場の技術力、ムー国でも経験の無い程の大戦で経験した事を糧に同じ末路を辿らない様にする懸命さに心打たれた二人。
翌日には軍本部にマイラスとラッサンは出向き、報告を行った。
「すると何かね?日本は我が国の最新鋭の物を全て骨董品と言ってたのかね!?」
マイラス「マリンの速度は350です、それに対し向こうの戦闘機の速度は3017キロですよ?マリンの10倍近い速度を出す戦闘機には勝てません」
ラッサン「向こうからすればマリンは動く的です」
「ラ・カサミはどうなのかね?」
マイラス「120年以上前の艦と言われました」
「......」
ラッサン「ラ・カサミの主機関であるレシプロ機関も100年以上前に終わった物らしいです」
マイラス「因みにマリンは90年前の主力戦闘機と言われました」
「...アタマイタイ」
マイラス「日本とは国交は結んでみてはどうでしょう?」
ラッサン「話を色々と聞いてみましたが、マリンでもエンジンにタービンとか言う部品を付けて慣らしを掛ければ急降下で500は出るとも聞きました」
「!?500だと!?」
マイラス「巡航速度も100は延びると」
「上に具申してみよう」
ラッサン「あっ、でも」
「?」
ラッサン「日本には技術流出防止法という法律があるらしいので今後の外交を頑張れば良い戦闘機が出来るかと」
「分かった」
マイラス「私達を日本国に派遣してくれませんか?」
ラッサン「これは大変良い収穫になります」
「分かった」
同日にマイラスとラッサンは紀伊にて日本へ向かった。
戦艦紀伊
マイラス「凄い...」
ラッサン「全くの揺れがなく、そして速い!」
裕也「本艦は基準排水量10万トンです、これ程の巨艦は荒れた波でも然程揺れる事無いですよ」
マイラス「10万トン!?」
ラッサン「貴国には勝てない事は分かるがこれ程の巨艦を作り上げるとは...」
~移動中~
~到着~
裕也「ここが我が国の首都、東京です」
「「!?」」
二人が驚くのも無理はない。
100メートルは超える建物や600メートルを超える建造物に、ラ・カサミを超える大きさの艦艇(護衛艦)に、見た事のない大きさの橋である東京レインボーブリッジを見て改めて日本の技術力の差を見せつけられた。
東京に着き次第、陸上自衛隊の演習を見学し、次に航空自衛隊を見学、最期に海自と国防海軍を見学した。
二人で一番印象に残ったのは国防海軍、ミサイル類もそうだが何よりも海中兵器である魚雷に目を向けた。
二人は見学後、政府が手配したホテルにチェックインの予定であったが、東京の書店で兵器類の雑誌を片っ端から購入(必要経費なので問題なし)してホテルに向かった。
ー部屋ー
マイラス「日本の兵器は恐ろしい」
ラッサン「ミサイルもそうだが何より魚雷はどうしようもない」
マイラス「主砲に使えるFCS装置(射撃統制システム)は先ず現段階のムーでは絶対に作れないな、そもそもコンピューターという概念が無い」
ラッサン「援助してもらおう」
マイラス「これは法に引っ掛かってるから無理だな」
ラッサン「んじゃどうするんだ?」
マイラス「我々に出来るのと言えばこの魚雷だろう、日本の様な誘導式魚雷や酸素魚雷までは行かなくとも、初歩的な物なら出来るかもしれん」
ラッサン「それと帰国したらラ・カサミの対魚雷防御を立案しないとな」
マイラス「これは忙しくなるぞ」
ラッサン「あぁ」
数ヵ月後、彼ら二人が日本でかつて使用された酸素魚雷を元に開発したムー式魚雷は、当初ムー国海軍軍本部が要求した基準を大幅にクリアしており、軍事力貢献によりムー国政府より二人して大将に昇進し、全権大使の任も受けた。
裕也「おめでとう」
「「ありがとうございます」」
陸と空は国交樹立後、陸自と空自により強化するとなった。
日本に滞在中、マイラスとラッサンは本国より臨時外交官を任され、日本国首相 佐々木拓真 承認の全権大使である裕也と山本五十六と外交会談を行い、2019年8月10日、日ム同盟が締結された。
日本の異世界転移後、初めての同盟国であるクワ・トイネとクイラは仲間が増える事を共に喜んだ。
そしてムー国政府は驚愕した。
たった数ヵ月で、軍事力は然程代わり映えしなかったものの、国民の生活水準が樹立前の3倍に上がっているのだ。
KBTIT「国民を芸術品にしてやるよホラ」
裕也「誰やお前」
国民が前より活き活きしているのは明白でもあった。
中には日本に住みたいや、旅行に行きたい、留学したい等という国民も現れた。
ムー国人はパーパルディア皇国にも行く事はある、それは今では日本に流れてしまい、パーパルディア観光旅行客はほぼゼロになってしまった。
パーパルディアに住むムー国人もせっせと荷造りして自国に帰国してしまい、パーパルディアにムー国人は大使館を残し
一人も居なくなってしまった。
それは当然、第三文明圏の列強国であるパーパルディア皇国はこれを良しとしなかった。
日本国召喚(小説持ってない)分かんないです。
他の投稿者さんのを参考にさせてもらってます。
続きは次話にて