青き薔薇とハーメルンの笛を   作:ライト・リターナ

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LOUDER編第2話です!
イベントストーリーで言うところの1話にあたりますね!
ここからオリジナルストーリーいれていきますよ!
友希那が下した決断とはどうなるのか.....

それでは本編へどうぞ!


ハーメルンの笛は怒りを吹く

『ハーメルンの笛は怒りを吹く』

 

───翌日 Circle 第3スタジオ───

 

「よーし!全員揃ったところで!それじゃあ、セットリストについて話合おっか!みんなが考えてきてくれたセットリストをまとめるとー.....1、2曲目は魂のルフラン、BLACK SHOUTの満場一致で決まり、だね♪」

 

まあそうだろうとは思った。問題の3曲目は...

 

「ええ、賛成よ。3曲目は...このまま勢いに乗っていくか、緩急をつけるべきか、考えどころね。」

 

俺なら、3曲目は...()()()にするな。

友希那が、あの曲を聞かせなければ、あのままのセットリストだったろうに。

 

「あこはこのままバーン!っていきたいです!」

 

「アタシもあこに賛成!今回は全曲アゲて行きたいっ!」

 

「盛り上がりも大事だけど、ずっと同じテンションの曲では、単調に聞こえてしまう可能性もあるわ。」

 

確かにそうだ。しかし、()()()なら。

その懸念も全部消える事だろうに。

 

「.......っ(ラストの曲は、昨日聴いたお父さんの、()()()を歌ってみたい。だけど.....)」

 

友希那、やっぱり昨日のことをは..言わないのか...

 

「うーん、紗夜の言うことも一理あるなぁ〜...」

 

「.........くっ.....」

 

「.....?(友希那さんと和也さんの様子...少しおかしい気がする...どうしたんだろう?)」

 

「でさ、友希那と和也はどう思う?」

 

「「え?」」

 

「え?って...聞いてなかったのー?ラストの曲だよー。ラストの曲ー。友希那と和也は何がいいと思う?」

 

「それはな.....」

 

これは友希那から言わないとダメな気がした。

 

「.........ちょっとみんなに聴いて欲しい曲があるの。」

 

「友希那...お前...!」

 

いいのか...!今はまだ...!

 

「へ?聴いて欲しいって...?」

 

♪♪♪~~~~~

 

「うわぁ.....!」

 

「(この曲...!)」

 

「(す、すごい.....!かっこいい.......!もし、友希那さんが.....この曲を歌ったら.......)」

 

「この曲は...!(聞いてるだけで、胸がギュッと締め付けられる。激しくて、だけど繊細で.....こんなにドキドキするこの曲.....まさか.....!)」

 

「友希那...」

 

お前、本当に大丈夫なのか...?

またあの時のようになってしまうなら.....

俺は.....

 

「...ごい。すごい、すごいっ.....すっご〜い!カッコいい!超カッコいいですっ!!ね!りんりん!」

 

「う、うん...すごく.....素敵な曲.....!」

 

「あこ、この曲ライブで演奏してみたい!お客さんもぜ〜ったい、わーって盛り上がるよ!」

 

「うん、すごくいいと思う...!」

 

「友希那...和也...この曲は...」

 

「「.............」」

 

(ダメよ。今まだ歌ってはいけない。)

 

「たしかにこの曲はかっこいいと思うけれど.....一体、この曲は誰が歌っているのかしら...?」

 

「それは.....」

 

友希那.....お前、本当は...

 

「ねぇ、友希那、もしかしてこの曲って────」

 

「リサ!それ以上は言う────────」

 

「────いえ。やっぱりこの曲は今のレベルには見合わない。」

 

友希那、お前なんで、そんなに寂しそうな目をするんだよ...歌いたいなら歌えよ...!なんで、そんな言い方になるんだよ...!

 

「えっ.....!?」

 

「友希那...!お前な...!!」

 

「ごめんなさい、余計なことに時間を取らせてしまったわね。今の曲は忘れて、セットリストを考え直しましょう。」

 

「かっこいい曲だと思ったのになあ...」

 

「友希那...和也...やっぱりさっきの曲は...」

 

ここは、友希那と俺とで話し合うしかないか

 

「すまない。俺と友希那と2人で話合わせてくれ」

 

「えっ...!和也...?」

 

「.....わかりました。早めに終わらせてください。」

 

「わかってる。」

 

友希那、お前、本当は歌いたいんじゃないのか...?

 

 

 

───Circle前 カフェテリア───

 

「...友希那」

 

「...何かしら。」

 

「なんで、なんであんな言い方をした。」

 

「.......言葉の通りよ。私たちのレベルに見合ってない。それだけ────」

 

だったら...!

 

「だったら...!なんで、そんな目を、寂しそうな目をすんだよ!!!歌いたいなら歌えよ!!お前が俺らが憧れだったこの曲を!!友希那の親父さんは、そんな事言ったのか!!お前らが下手だなんて言ったのか!!レベルが低いなんて言ったのか!!()()()は、L()O()U()D()E()R()は!お前にとってその程度の思い出なのかよ!!!ふざけんじゃねぇよ!!俺が知ってる()()()()()はそんなやつじゃ────あっ!」

 

「やっと...!やっと言ってくれた...!!和也だってそうじゃない!!いつも、いつも本心なんて言わない!!嘘吐き『笛を吹いてる』なのがバレバレなのよ!!私たちが見抜けないとでも思ってたの?!ふざけないで!!!バカにしないで!!!私にだって覚悟が、プライドがあるの!()()()は、L()O()U()D()E()R()は、私にとっても、リサにとっても、()()()()にとっても、お父さんにとっても!とても大切なものなの!だから、中途半端な実力で歌いたくはないの!!」

 

「友希那...お前.....」

 

初めて、俺に『嘘吐き』って言った。

そして、友希那を────泣かせた。

 

「和也!友希那!遅いから心配したんだよー!どうした.....の?友希那、なんで泣いてるの?和也、何、したの?」

 

そして、俺はまた『笛を吹く』────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「.....『何もしてない。俺はただ、友希那が、あんな言い方をしたのが許せなかっただけだ。』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

違う。昔のようにまた3人で()()()を、『LOUDER』を歌いたいんだ。ただ、それだけなんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「和也.......」

 

 

「すまない。今日は、もう帰らせてもらう。金なら置いていく。あと、()()()()()、頼み事がある。」

 

 

「和也...!今...!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────を頼む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...........................!!和也っ!!!待って!!行かないで!!!やだ!!!お願い!!()()()()!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幼馴染を泣かせるくらいなら────

俺は────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤く染まる夕焼け空に二人の少女の泣き声が響く。

そして、暗い部屋の中で、1人の少年が────

 

 

 

 

 

 




今回は幼馴染組のあだ名が出てきましたね!!
結構話がぶっ飛んでてわからない部分も多いかもしれません!
しかし!この先を読んでいけば分かる内容なので、是非とも最新話をお楽しみに!
和也がこれから下す決断にも注目です!

次回「歌う資格」
どうぞお楽しみに!!

感想、評価の方お待ちしております!!


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