イベントストーリーで言うところの、第4、5話にあたります!
少しボリュームが大きくて読みづらいかもしれませんが、是非ともお読み下さい!
あと、LOUDERはデュエット曲という設定で行きます!
友希那が出した覚悟と答えはRoseliaをどう動かすのか...。
そして、和也は友希那とリサの約束を守るために再び立ち上がる。
その行動は、幼い頃の思い出を再び蘇らせるきっかけになるのか...。
それでは本編へ!どうぞ!!
『友希那の覚悟と答え』
───翌日────
───放課後 商店街───
紗夜side
湊さんから、『みんなに話がある』って連絡が来たけど...昨日のことかしら...
齋藤さんとも全く連絡が取れないし...
もしかして、何かあったとか...?
「...こうして考えていても、湊さんに聞いてみないとわからないわね。」
早く行きましょうか。
───Circle 第3スタジオ───
あこside
「ねぇねぇ、りんりん!今の所どうだった?」
「走りがちだったから...少し抑えた方がいい...かも...」
「わかった!それじゃあ.....こんな感じでどう?」
「うん...さっきよりも良くなってる.....」
「やったー!今度は一緒に合わせてみようよ!」
「わかった...!」
あの曲を弾くためにも上手くなって、かずにぃと友希那さんに認めてもらうんだ!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
───Circle───
紗夜side
少し早めにだけど着いたわね...
あれ...?もう第3スタジオが開いてる...?
「お疲れ様です。まりなさん。もう、第3スタジオは開いているんですか?」
「お疲れ様!紗夜ちゃん!うん!30分くらい前かな?あこちゃんと燐子ちゃんが入っていったよ!」
「そうですか。ありがとうございます。」
珍しいわね...もしかして、あの曲を本気でやるつもりなの...?
「.......え?」
第2スタジオ...異常な時間借りてる...
このスタジオ、狭いからあまり人気はないのだけれど借りてる人はあまり見た事ないわね...
それにこのギターの音...そしてこの声.....
「すごく...上手い.....私も負けてられない...!」
そう胸に秘め、紗夜は第3スタジオへと足を運んだ。
その第2スタジオに、和也がいることも知らずに。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
───Circle 第3スタジオ───
紗夜side
扉を開けると、そこにはさっきのふたりがいた。
「宇田川さんに白金さん。今日は早いんですね。」
「あっ!紗夜さん!お疲れ様ですっ!」
「お疲れ様...です...」
「もう練習していたの?」
「はいっ!ライブまで時間もないし、いてもたってもいられなくって!それに...昨日聞かせてもらった曲のことが気になっちゃって!」
やはり、そうだったんですか...となると、今日、湊さんが私たちを集めた理由は────
「おっす、おはよ〜。アタシ達が最後かー。」
「あっ、友希那さんにリサ姉!」
「突然呼び出して、ごめんなさい。今日は改めて、みんなに話しておきたいことがあるの。先日、みんなに聞いてもらったあの曲...LOUDERという曲名なんだけど────あの曲は、私の父の曲なの。」
湊さんの、お父様の曲...?!
「えぇ〜っ?!」
「友希那さんの.......お父さんの曲.......?」
そうだったのですか、だから、あなたはためらっていたのですか...
「あの曲を久しぶりに聴いた時、私はこの曲をまた、歌いたいと思った。だけど.....今の私に、あの曲を歌う資格があるのかわからなかった。少なくとも資格がある、と胸を張っては言えないと思ったの。あの曲が持ってる、音楽への純粋な情熱を今の私では歌いきれないと、そう思ったのよ。」
そういうことだったのですか...
でも、また、歌いたい?とはどういうことなんでしょうか.....?
「曲がレベルに見合ってない、って.....そういう事だったんですね...」
これで全て辻褄が合う。しかし、齋藤さんとの関係が全くもってわからない...
一体どういうことなんでしょうか...?
「だけど、あの曲と向き合いたいという気持ちは本物だと.....それも音楽への情熱なんだと.....それに気付かせてくれた人がいた。」
「友希那...!」
「.......そういう事情があったんですね」
今はこの言葉しか出なかった。
「もし.....もし機会を貰えるなら私は、あの曲を歌いたい。お父さんの残したあの曲に、
私たちの.......想い出の.....曲...?
「ライブまで日がない上に、私情で申し訳ないと思ってる。でも、私は...」
でも、この曲を歌うにあたってそれだけの覚悟が湊さんにはある。それなら私が言うことは────
「ダメだなんて言ってないです。ただ.....少し、驚いてしまっただけです。」
「あこは大大だ〜い、さんせーですっ!」
「わ、わたしも...みんなであの曲が...やりたいです...」
「だってさ、友希那?」
湊さん、とても驚いた表情。無理だ、とでも思っていたんですかね。でも────
「みんな...」
「あの曲が演奏できるの嬉しいなぁ〜!頑張らなくっちゃ!」
「やるからには全力でやらねば、湊さんにも、湊さんのお父様にも失礼よ。これから本番まで練習の時間を増やして完成させるわよ!」
そう。これしかない。やるべき事は。
「もっちろん!あこだって、やる気満々なんですからねっ!りんりん練習始めよう!」
「う、うん...!」
「良かったね、友希那。」
「ええ...みんな、ありがとう。」
その一言から、練習が始まった。
その音を隣の部屋からただ1人聞いている人がいた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
───Circle 第2スタジオ───
和也side
「友希那...やればできんじゃねぇか...でもよ...」
あの曲はデュエット...もう1人は誰がやるんだ...?
リサ...?いや、あいつは確かに歌は歌えるけど、ベースのブランクがありすぎる。ダメだ。1番現実的なのは紗夜。だが、あいつのギターの質が落ちたら、全体的な音質が落ちる。燐子も、あこも、まだ歌う事には慣れてないはず...
そっか────────
神様は素直じゃねぇなあ────
「俺が行けばいいんだろ。待ってろ。みんな。」
そう言い、ギターをしまい、家に帰った。
明日は流石に学校に行こう。
ただ、リサと友希那達には悟られないようにしなきゃな。ごめんな。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
───一週間後───
───Circle 第3スタジオ───
友希那side
かずくん...学校には来ている...けれど...全然話してくれない...やっぱり、嫌いになっちゃったの...?
嫌だよ.......
「.......っ!」
「友希那、大丈夫...?体調悪いなら帰っても──」
「帰らないわ...ライブまで時間も残り少ないのよ!こんな所で倒れる訳には行かないのよ!!」
「友希那.......」
かずくん.......お願い.....帰ってきてよ.....かずくん.....
「.......今の湊さんは、何かを探してる、いや、何かを求めている。違いますか?」
なんで────
わかるの────
「えっ.......?」
「友希那、やっぱり...」
「.........っ!」
耐えられなくなった私は────
飛び出して行った────
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
───Circle前 カフェテリア───
リサside
友希那が飛び出して行った原因。
体調が優れない理由。それはきっと────
「.........っ!」
「かーくんでしょ?」
「.....リサにはバレていると思ってたわ.......かずくん、全然話してくれない.....笑ってもくれない.........
やっぱり、そうだよね...
そうだと思ったよ。
「.........あたしも怖いんだ。」
「リサ.....?」
「かーくんが、どこか行っちゃうんじゃないか、って。あたしを置いて、消えちゃうんじゃないかって...だからね、アタシはあの時約束したの────
「.......でも、やってくれない...ギターすら...マイクすら...あの曲すら歌ってくれない.......」
だから救うんだよ────
「.......思い出させよ?私たちの歌で。部屋にうずくまってる、和也に向けて!」
それが私たちにしかできないこと。
きっと、その時は────
「.......ええ、そうね、また、3人で歌うものね。」
「そそっ!じゃあ戻ろ?みんなきっと心配してるよ!」
「ええ。戻ましょう。ありがとうリサ。」
「どういたしまして♪」
これが、私にしかできないこと。幼馴染としての、私ができること。
その様子を建物の壁でひっそりと聞いて微笑む人物。それは────
「やっぱり、俺らはどこに行っても幼馴染なんだな。今行くぞ。ゆきちゃん。リーちゃん。」
和也だった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
───Circle 第3スタジオ───
友希那side
和也の為に頑張る.....そう。それがわたしにしか出来ないこと。
「リサ、少し遅れてる。もっとテンポ上げて」
「オッケー!」
「あこは逆にリズムが走りすぎてるわ。もっと皆の音を聴いてあわせて。」
「はいっ!」
「燐子はラストのサビをもっと盛り上げて。今の感じだとまだまだ盛り上がりが足りないわ。」
「は、はい.....」
1番の懸念────
それは、分かってはいたことだけど────
「紗夜.....やっぱり、歌いながらだときついかしら...?ギターのパフォーマンスが落ちるようであれば、他のみんなに分担するわよ。」
「いえ...もう少し頑張りま────」
その時に、開くはずがないドアが開いて────
「その必要は無いぜ。紗夜。」
えっ.....?!!そんな.....なんで.......
「「「齋藤さん?!(和也さん?!)(かずにぃ?!)」」」
そこには────────────
売ったはずのギターと────────
捨てられたはずのスコアを持った────────
かずくんがいた────────────
「かー.....くん...!かーくん、かーくん!かーくんんんんんんん!!!!」
リサは抱きついて行った。
「待たせたね、
「かーくん...かーくん...かーくぅん.......」
「そんなに泣くなって。リサらしくないぞ?」
「だって!!またどこかに行っちゃうかと思ったあ!!」
リサが泣いていた────
何故だろう────
私も涙が出てきた────
もらい泣き?いや違う────
これは嬉しいんだ────────
そして、私に向いて微笑みながら──────────
私はこれまでにないくらい泣いて、全力で抱きついた。
バカかずくん────────────
ごめんな、ゆきちゃん────────────
寂しかった───────
ごめんな────────
もうどこにも行かないで────────
行かない────────
1人にしないで────────
しない────────
孤高の歌姫なんて言わせないで────────
言わせない────────
もう一度、一緒に歌ってくれるの?────
その為に俺は戻ってきた────────
かずくん────────────
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
───Circle 第3スタジオ───
和也side
「.....やっぱり、LOUDERでそこにつまづいたんだな。」
「.....ええ。紗夜のパフォーマンスを落とす訳には行かない。けど、これはデュエット曲。だから────」
「なら俺が歌えばいいじゃねぇか。」
その為に俺はここに来た。
「「「「.......え?」」」」
「.....なんで驚いてんだ?」
「いやいやいや!!かずにぃ、歌えるの?!というか、ギター弾けるの?!」
まあそりゃそうか。当然の反応だよな。
「一応な。つーか、それなら、リサ達に聞けば分かるだろ。」
「今井さん、友希那さん。和也さんは...」
「はっきり言って、和也の歌のうまさなら、私と同格だわ。」
「うん〜。それは冗談抜きでね〜。」
「「「えぇ〜〜?!!!」」」
「ギターの腕も紗夜までとはいかないけど、そこらの人よりは上手いわ。」
「齋藤さんって、本当はすごい人だったんですね...」
「まぁな。つーか、一回合わさせてくれ。それで、友希那がダメだっつーなら────────」
「いや、歌ってもらうわ」
「友希那.....いいのか.....?」
「もう...迷わないわ。」
「.....それでこそ、俺が知ってる、ゆきちゃんだ。」
「その立ち姿、懐かしいわね。」
「そーゆーもんか?」
「えぇ。」
この感じ。久しぶりね。かずくん────────
あぁ、そうだな────────
久しぶりだからって手加減しないわよ────
かかってこい────────
LOUDER────────────
いやー、戻ってきましたね!!和也!!
しかも、歌の腕前は友希那レベル、ギターの腕前は大体紗夜レベルと...なかなかに、やばいですね!
正直今回はめっちゃ時間かけました!
まさかの5000字超え!いやー、疲れましたねw
今回はまじで、自己満レベルで色々と詰め込みました!
少し長かったので読むの大変だったとおもいますが、
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
それでは次回予告!
和也が戻って、完全復活したRoselia!
ライブ本番、Roseliaと『ハーメルン』が奏でる音楽は、一体何を生み出すのか...
次回「Roseliaとハーメルン」
次もよろしく!!
感想、評価、誤字訂正の方、ジャンジャンお願いします!!