慣れてないので誤字とか、足らない部分とかが結構あると思うので、
色々とご指摘とか頂けると嬉しいです。
4月の終わり頃、隣の部屋から引越しの物音が聞こえてきた。
そう言えば、管理人さんから越してくる人がいるとか聞いた気がします。
ちなみにここは東京郊外にあるとあるアパートで、管理人さんはジェイソンみたいな怖い外見だけど実はすごく優しい。
と、インターホンが鳴ったので私は玄関に向かいます。おそらく隣に越してきた人が挨拶に来てくれたんだろうな。
「ドウモ、トナリニコシテキマシタ。バフォン、トモウシマス。ソシナデスガ、ドウゾ」
明らかにヤギみたいな外見の人が立ってます。粗品と言って渡されたのは、明らかに蕎麦には見えないナニカ。
「えっと········、御丁寧にどうも。202号室に住んでます本条です、よろしくお願いします」
とりあえず普通に挨拶を返してみることにしました。
「ヨロシクオネガイシマス。ソレハソウト、ホンジョウサン、シュウキョウニゴキョ───
「すいません、宗教勧誘はちょっと········」
いきなり宗教勧誘されました。この山羊さん、邪教でもやってるんでしょうか。
それにしてもかなり怖いんですが······、断ったのに話終わらないし········。
「キエエエエエエエッ!ナゼ、ナゼワタシノカンユウヲコトワルノデスカァ!ソレヨリモアンジノマジュツにカカラナイトハ、キサマホントウニニンゲンカァ!」
うわ、なんか叫び出した。というか、暗示の魔術ってなんですかそれ。
誰かが階段を登ってくる音がしてきた、管理人さんだったら嬉しいなぁ···········
────あ、やっぱり管理人さんだ。
「キエエエエエエエッ!───アベシッ!」
『ほかの住人の迷惑になる行為は辞めてください٩(๑`^´๑)۶』
チョップで山羊さんを一撃KOした管理人さん。ジェイソンみたいな外見してるのに、スケッチブックに書いてある文字は丸文字で可愛いんだよなぁ········、というか、管理人さん顔文字書くとか可愛過ぎませんか。
『本条さん、いつもごめんなさい(ó﹏ò。)、ちょっとこの方はご迷惑が過ぎたので、しっかりOHANASHIしておきますね(`ω´)』
「い、いえ、管理人さんこそいつもご苦労様です」
『あ、そうだ。昨日作った煮物が残っちゃって、食べきれなさそうなのでお裾分けです( ´艸`)』
スっとタッパーに入った煮物を管理人さんから渡されました。うわ、すっごく美味しそう。
「ありがとうございます!煮物なんて久しぶりですよー!」
『それは良かったです。いつも夜遅くまでお仕事していらっしゃるようですし、栄養のあるものしっかり食べて、頑張ってくださいね(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑』
管理人さん、ほんとにいい人なんですよねぇ········、
というか、足元の山羊さんは放置してて良いものなのでしょうか······。
『邪神程度簡単に倒せますから
(`・ω・´)キリッ』
というか、邪神なんですか山羊さん。邪悪とはいえ、神様なのにそんな扱いでいいんでしょうか。
──後日
山羊さん改め、バフォンさんが謝罪に来てくれました。仕事で疲れてるので、出来れば勧誘はやめて貰えると助かります。
「マコトニ、モウシワケゴザイマセンデシタ!」
ガクガク震えてます、どんなOHANASHIをされたんでしょうか。
「ソレデハシツレイシマス!」
ものすごい速度で隣の部屋に戻っちゃいました、うわ、ものすごいバタバタ音がしてる。
深夜にそんな音出してると、管理人さんに怒られちゃいますよー。
◇
それから、バフォンさんは1週間もかからずに引っ越していってしまいました。
隣の部屋で邪教の集会をされなくて助かったと喜ぶべきなのでしょうか。
まあ、せっかくのお休みだからそういうことは気にせずにのんびりしましょう。
あれ?そう言えばまた隣の部屋に引っ越してくる人がいるとか居ないとか·······。
あ、インターホンが鳴った。出来れば、今回は普通の人だといいなぁ。
つづく(?)