病の悪魔   作:Reidou Shion

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プロローグ?

 

 

俺の名前はグリンド・マルバス。

 

 

ソロモン72柱の悪魔の内、序列4位の大候爵マルバス家の次男。

 

 

一応次期当主は兄のシリウス・マルバスだが、才能で言えば俺の方が上、シリウス兄さんは母親の魔力を受け継いでおり、雷の魔力を得意としている。

 

 

その力は他の家の次期当主と比べても比較的優秀で、レーティングゲームでも勝率10割、無敗であるし、あのフェニックス家の才児、ライザー・フェニックス相手に互角…いや、多少優勢に戦って居た。

 

 

今更だが、俺は俗に言う転生者だ。

 

 

前世ではとても病弱で、やる事と言えば本を読んだりインターネットに潜ったりと、ニート並の生活をして居た。

 

 

まあ、優秀な弟もいたし、両親も優しかった、それに、父親は薬剤師をして居て、お金の心配も無かった。

 

 

俺が中学生になった頃、ある日突然体調が悪化し、重い病気にかかってしまった。

 

 

父さんの兄弟が院長をしている病院で治療を受けたが、かかった病気は現在治療法が確立されておらず、為す術が無い状態だった。

 

 

俺が中3の頃、中1の弟はいつも「いつか俺は医者になって兄ちゃんを治してあげるよ!!」と言っていて、中学校のテストはいつも満点、成績優秀で容姿端麗、俺はそんな弟を誇りに思って居た。

 

 

そんな俺は、突然病状が悪化しアッサリと死んだ。

 

 

そして、俺は神に出会った。

 

 

 

神様は白く光る玉の様な外見だった。

 

 

 

俺は神様に、「今から君は転生するけど、どんな力が欲しい?」と聞かれ、最初混乱していた俺もその展開を察し落ち着いて、「あらゆる病気を治す力が欲しい!」と、願った。

 

その時の俺は、(うっへぇ、神様転生かぁ、ベタだなぁ、まあ、神様のミスとかありふれた理由じゃなくて理由が謎なのはポイント高いな……)とか思っていた。

 

 

 

俺の願いを神様は了承し、俺はこの世界に転生した。

 

 

生まれて一ヶ月程経った時、父親の口からセラフォルー・レヴィアタンの名前が出た瞬間に、この世界の名前が頭をよぎった。

 

(あっ、これハイスクールD×Dだ……)と。

 

 

それから15年経ち、現在に至る。

 

 

 

俺は生まれつきマルバス家の魔力を覚醒させ、多くの血が混ざっている中、マルバス家本来の魔力、病を操る力を手に入れた。

 

 

正確には疫病をもたらし、それを治す魔力だ。

 

 

その力を持つ俺を両親や兄は次期当主に俺を置こうとしたが、俺はそれを拒否、兄はとても心優しく、そして強い、使用人との信頼も厚いし、色々な人に気に入られている。

 

 

俺は兄さんが当主になる事がマルバス家の繁栄に繋がると考え、俺次期当主の誘いを降りた。

 

 

そして今日、いつの間にか俺の婚約者が両親によって決まり、その婚約者の家に行く事になった。

 

 

 

「ーーいいか?今回の対談で正式に婚約するかが決まる、グリンド、決して粗相の無いようにな。」

 

 

そう言っているのは父親のアルゴニア・マルバス。

 

 

水の魔力を得意として、シトリー家当主のシトリー卿とライバルかつ親友である為、信頼できる家同士の悪魔で婚約させてしまおうと言う魂胆だろう、俺もその意見には賛成だが、流石に焦りすぎだと思うのは俺だけだろうか……。

 

 

 

まあ、十中八九俺の婚約者はソーナ・シトリーだろう。

 

 

まあ、俺からしたら凄く嬉しい事だ。

 

前世では彼女は俺の好みのドストライク、つまり推しキャラだったのだ。

 

 

彼女の努力家な性格、学校を作って冥界での権威が最底辺の下級悪魔や混血悪魔を導こうと言う姿勢、そして容姿。

 

 

全てが俺の好みだった、

 

 

明晰な頭脳を生かした戦術とを張り巡らせる戦闘スタイルを好んで使い、カリスマもあって、眷属の長所や短所をしっかり理解し、それに見合った戦術を使って格上も倒しえる素晴らしい王だと思う。

 

 

それに加えてリアス・グレモリーは嫌いだ。

 

 

傲慢、無能、才能の無駄遣い。

 

 

彼女は、外面は優しいヒロインの様に見えるが、よく考えてみると悪魔らしく欲望に忠実で、怠惰で、傲慢。

 

 

彼女は物語上では兵藤一誠や木場裕斗、ギャスパー・ヴラディを救った心優しいヒロインだが、結局は高性能の神器を持っていたから救っただけであり、もしも兵藤一誠が唯のエロいだけの凡人ならば悪魔の駒など使わなかっただろう。

 

 

もし、リアス・グレモリーに兵藤一誠と言う眷属が居なければ、唯の高性能な神器を持った問題の多い眷属を持った領地の管理もロクに出来ない魔王の妹と言う評価だったであろう。

 

 

まあ、駒王町は、元々バアルとグレモリーが共同管理して居た地方都市で、主に若手の領地管理の育成に使われて居たのだが、前任者のクレーリア・ベリアルの代で起こったとある事件の所為で、協会側も冥界側も撤退した為、一時期無法地帯とされて居た所を、バアル家が尻拭いの形で、ライザーとの婚約を嫌がって居たバアルの血を引くリアスに結婚の延期を餌に押し付けた形だが、任された以上しっかりと管理して欲しい所だ。

 

 

 

自分の領地なのに依頼が無ければはぐれ悪魔の討伐をせず、犠牲者やその遺族への処置も記憶の改竄と言う雑なもの、侵入してきた他勢力の者の発見も遅く、更には眷属のケアも疎かにしてる始末、はっきり言って無能である。

 

 

 

まあ、領地で問題が起きた際、それをサポートするのが支取蒼那の役目なのだが、あくまで駒王町はバアル家、またはリアスの管理地であり、シトリーが大きく干渉するとバアルに何を言われるかわからない為、そこまで大きな行動は犯せなかったと思われる。

 

 

まあ、リアス批判はここまでにしておくか、そろそろシトリー邸だ。

 

 

さて、お姫様を口説きに行きますか……

 

 




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