つたない文章ですが、これからよろしくです。
?「本日より、バディポリス超東驚支部に配属となりました、盛谷颯樹です!」
そう言って黒髪の少年は、目の前の人物にビシッと敬礼する。敬礼された赤いスキンヘッドの男性は、軽く笑いながらうなづく。
?「そう緊張しなくてもいいよ……ようこそ、超東驚支部へ。局長の磯村大だ。君の話は聞いてるよ。
期待の少年バディポリスだとね。」
颯樹「あはは、僕なんてまだまだですよ。バディポリスに入ってまだ3年目ですし。」
磯村「しかし、実力がなければこの超東驚支部に配属なんてされないよ。この地域はクリミナル
ファイターの事件が多い。前の支部で数多くの犯罪を取り締まってきた君の力が必要だと
判断されたんだ。期待しているよ。」
颯樹「はい!」
颯樹は再びビシッと敬礼する。生真面目だなと大が微笑している中、ピピピッと音が聞こえ、オペレーターの女性が二人のほうを向く。
「局長、バディモンスター反応です。付近のカードショップから発生。」
大「そうか。では颯樹君、さっそく指令を出す。発生場所に向かい、バディ登録を頼む。」
颯樹「了解。」
颯樹は三度敬礼し、さっそく反応のあった場所へと向かう。
反応があった数分前、超東驚内カードショップ
?「むむむ~…。」
唸りながらいくつかあるカードパックを見つめる桃色の三つ編みをした少女が一人、彼女は明日乃光。相棒学園中等部に通う14歳の中学2年生である。
?「光ちゃん、かれこれ30分もパックとにらめっこして。そろそろ決めたほうがいいわよ?」
?「そうッスよ先輩! こういう時はパッと決めればいいんスよ、パッと!」
と、光に声をかけるのは水色ロングの落ち着いた雰囲気の少女、親友の星河尚と、二人より少し背の低いボサボサのオレンジ髪をした一年の後輩、阪野京香である。
光「そんなこと言ったってさー。初めてのパックだよ? バディレアがあるかもしれないんだし
すぐには選べないよ。」
?『ならば、どれがいいのか私が占って差し上げましょうか?』
?『おお、それはいいぞ! クロスの占いはよく当たるからな!』
尚と京香のデッキケースから出てきたのは2体のモンスター。尚のバディであるクロスと、京香のバディであるアギトである。
光「ううん、ここはわたしが決める! 自分の力でいいカードを引き当ててみたいから……よし、
これにする!」
光は一つのパックをみたあと、強くうなづいて手に取る。
・・・・・・・・・・
パックを購入後、近くの広間に出た三人はパックをじっと見つめる。特に光は、険しい顔で唾をのむ。
光「じゃ、じゃあ……開けるよ?」
尚「光ちゃん、そこまで緊張しなくても…。」
京香「そうッスよ。バディレアなんて早々出るもんじゃないんスから。」
二人は苦笑しながら光のほうを見るが、光は険しい表情のまま、ペリッとパックを開く。するとどうだろう、パックの中からおびただしいまでの光が放出される。
光「えぇっ!?」
尚「う、嘘……!?」
京香「マジッスか!?」
光が収まったころには、三人の目の前に巨大な白いドラゴンが立っていた。
?『我は闘いの神……《ガルガンチュア・ドラゴン》だ。』
光「ガルガンチュア・ドラゴン……。」
尚「すごいわ、光ちゃん!」
京香「アタシも驚きッス! 1パック目でいきなりバディレアを引き当てるなんて!」
三人が騒いでいる中、ガルガンチュア・ドラゴンは光のほうに目を向ける。
ガルガンチュア・ドラゴン『我を呼んだのはお前か?』
光「う、うん! わたしは明日乃光、光って呼んで。あなたは…長いから、ガルガでいい?」
ガルガ『好きにしろ。』
光はいまだに呆然と、ガルガのほうを見ていた。そんな時、ファンファンという音が聞こえ、上空からパトカーが下りてくる。そこから降りて出てきたのは、颯樹だった。
ガルガ『あの者からはすさまじい強さを感じる…。』
颯樹「バディを引き当てたのは君かい?」
光「は、はい! 明日乃光です!」
颯樹「そうか、僕は盛谷颯樹。制服から見てわかる通り、バディポリスだ。」
その名を聞いて、尚と京香は眼を見開く。
尚「えっ、あの天才少年バディファイターの!?」
京香「アタシも聞いたことあるッス! たくさんの事件を解決したっていう!」
颯樹「まだまだ先輩の隊員たちには及ばないけどね。この超東驚には、配属になった
ばかりなんだ。」
光「へ、へぇ……。」
実は二人に比べて颯樹を知らない光は、感心するだけだった。
颯樹「それで、そのモンスターが光さんの……。」
光「ガルガンチュア・ドラゴンって言うらしいです。わたしはガルガって呼んでますけど。」
颯樹「ガルガンチュア……ドラゴンワールドに伝わる伝説の剣の名を冠したドラゴンか…。」
颯樹は何かを考えるよな仕草をしたあと、デッキケースを彼女に向ける。
颯樹「明日乃光さん、僕とファイトしよう。」
光「ファイトですか?」
颯樹「君からは可能性を感じる。君と、バディであるガルガの可能性を僕は見てみたい。」
ガルガ『我は構わぬぞ。我もあの少年からは強さを感じる。』
光「……分かりました、と言いたいんですけど、わたし、今日からバディファイト始めたんで、
デッキがないんです。少しだけ、デッキを作る時間をくれませんか?」
颯樹「構わないよ。僕もバディポリスに許可をもらうからね。」
・・・・・・
というわけで、デッキ作りを三人で開始する。
尚「まさか初戦の相手があの颯樹さんだなんて……。」
光「まあ、なるようになれだよ。えっと、デッキの構築は……。」
京香「デッキは50枚以上、カードは1種類4枚まで入れられるッス。カードはモンスター、魔法、
アイテム、必殺技の4種類で、バランスを考えてデッキに入れるッス。」
光「デッキのバランスっと……あとはワールドだけど、ガルガはどのワールドの
モンスターなの?」
ガルガ『我は幾多の世界で力を奮ってきた……我にはワールドの境がない。』
光「全部のワールドで使えるってことかぁ……じゃあ、さっき颯樹さんが言ってた
ドラゴンワールドだね。」
尚「じゃあ、さっそく作りましょう。デッキ配分は考えてあるわ。」
そうして三人は、本格的にデッキ構築を開始した。
・・・・・・・・・・
数分後
デッキを完成させた光と颯樹は、ショップ内のファイティングステージに立っていた。
颯樹「すまないね、これが初めてのファイトなのに。」
光「いえ、ちょっと緊張しますけど、全力でやります!」
颯樹「うん。ならまずはルミナイズだ。フィールドにデッキとバディモンスター、フラッグを
裏向きで配置し、デッキから6枚引いて、さらに2枚をゲージに置く。行くよ!
闇より出でしは悪の根源! ルミナイズ《ゾロアスターの教典》!!」
颯樹はそう宣言して6枚のカードを引き、2枚をデッキからゲージに置く。
颯樹「さあ、君もやってみようか。」
光「はい! 闘神率いるドラゴン軍団、ここに降臨! ルミナイズ《神ドラ》!!」
そして、尚と京香を含めた観客たちが一斉に唱える
『バディーーーファイトッ!!』
オープン・ザ・フラッグ
颯樹「ダークネスドラゴンワールド!」
颯樹の手札6枚/ゲージ2/ライフ10
バディ《終焉世界の魔竜神 アジ・ダハーカ“ガエン”》
光「ドラゴンワールド!」
光の手札6枚/ゲージ2/ライフ10
バディ《ガルガンチュア・ドラゴン》
1話から早速、颯樹君の登場です。次回はファイト回です。活動報告ではオリキャラとオリカ募集中です。