それと、前回の鬼丸の効果が既存カードの上位互換という報告を受け、ゲージの増加能力を消しました。確認してみてください。
今回からはABCカップ編。読者様考案キャラもたくさん出ますよ。
5話 ABCカップ開幕!
光「必殺!! 神・ガルガンチュア・パニッシャアアアアアアアアアッ!!」
光の放った必殺技が、対戦相手に炸裂し、ライフが0になる。現在光は、ABCカップ予選を奔走中である。そんな時、会場内にアナウンスが響き渡る。
『これにて、全ての予選が終了しました。予選通過者の方は、ファイティングステージへ、
お集まりください。』
光「予選が終わったってことは、わたし達も本戦に出られたんだね、ガルガ。」
ガルガ「うむ、我らが本気でかかれば、こんなものだろう。だが、本番はここからだぞ。」
光「そうだね…っと、早くステージに行かないと。尚と京香は通過できたかな?」
光は同じく出場している尚と京香のことを考えながら、ファイティングステージへ向かう。
・・・・・・・・・・・
薄暗いファイティングステージ。観客席の生徒たちは、まだかまだかとざわついている。
『おっまたせしました~! ただいまより、ABCカップ決勝トーナメント、選手紹介を
開始します!』
そんな元気な声とともに、会場が一気に明るくなり、ファイティングステージ中央には、8人の少年少女が立っていた。そして会場内で、先ほどの声を発したと思われる茶髪のお団子ヘアをした少女が、機械を体に纏い宙を舞っている。
サキ『申し遅れました。わたくし、相棒学園中等部2年放送委員のマドンナ(自称)にして、
ヒーローワールドの《“旋風四式・碧空”カナメ・サカナギ》がバディの、上から
読んでも下から読んでも喜咲(きさき)サキが、カナメの衣装を身に纏い颯爽登場!』
カナメ《サキ、何度も言わせてもらうがそれは衣装ではなくパワードスーツであって-----》
サキ『決勝トーナメントではわたくしが、ファイトを実況させていただきます! っと、それでは
選手紹介とまいりましょう!』
デッキケースから聞こえるバディの説教を無視し、サキが選手紹介を始める。
中等部2年 明日乃 光《ドラゴンワールド》
中等部2年 星河 尚《スタードラゴンワールド》
中等部2年 御神楽 雫《マジックワールド》
中等部3年 鈴神 ミッショル《ダンジョンワールド》
中等部3年 真宵 シトウ《ドラゴンワールド》
中等部1年 阪野 京香《エンシェントワールド》
初等部5年 弥神 レン《ダンジョンワールド》
初等部5年 沖合 ゲンキ《ヒーローワールド》
サキ『以上8名で、決勝トーナメントが行われ、1日1回、1週間で7試合が行われます!
それではみなさん、ABCカップ決勝トーナメント、盛り上がっていきましょう!』
サキのあおりに反応し、観客たちがわああと歓声を上げる。光は慣れないからか、その歓声の大きさに耳をふさぐのだった。
光「き、緊張した~。」
選手紹介後、光は尚と京香とともに、校舎内をぐったりしながら歩いていた。尚はそんな光を見て苦笑する。
尚「まあ、無理ないわよね。始めたばかりの光ちゃんならなおさら。」
京香「そうッスか? アタシは全然気にならなかったッスよ?」
京香はそれほど緊張してなかったのか、疲れている光や同情している尚に対して首をかしげていた。
光「まあ、でもよかったよ。こうして3人で本戦に進めて。」
ガルガ「だがさっきも言った通り、予選のようにはいかないだろうな。他の5人も、かなりの
強者なのだろう?」
尚「ええ。特に初等部のレンって子は、全国大会ベスト10に入った経験もあるわ。」
ガルガ「ほう。して、どのようなファイターなのだ?」
京香「う~ん、実はよくわからないんスよねぇ。あの子ほとんど人と話すことないみたいですし、
いつも本ばかり読んでるって聞いてるッス。」
尚「よく図書室にいるらしいから、今から挨拶に行くのよ。返したい本もあるし。」
そんな話をしているうちに、図書室の入り口に到着し、光が扉をガラガラと空ける。すると目の前に、沢山の本が飛んできて、光に襲い掛かってきた。
光「うわああああ!?」
尚「ひ、光ちゃん!?」
気が付けば光は本の山に埋もれ、手と足だけが出ている状態だった。
?「あああもう、何やってるんだよホーリー!」
慌てて駆け寄ってきた長めの黒髪に中性的な顔をした少年は、本戦出場選手の一人、御神楽雫だった。
・・・・・・・・・・・
雫「ごめんね明日乃さん、埋めちゃった挙句手伝ってもらっちゃって…ほら、ホーリーも。」
ホーリー「うぅ、ごめんなさ~い。」
光を埋めたたくさんの本を片付けながら、大きいハットをかぶった少女とともに謝る。光はというと、尚や京香、ガルガとともに本を片付けるのを手伝っている。
光「あ~、いいよ気にしなくて。わたしはむしろどうしてああなったのかを知りたいし。」
ホーリー「えっとね、魔法でチャチャっと片付けようかな~と思ったら、本がいきなり
暴れだしてね~。」
雫「暴れたのは君の未熟さが原因だろ?」
ため息交じりに説教する雫に、ホーリーは涙ぐんでしまう。そんな時、ガルガがホーリーに話しかける。
ガルガ「お前は、あの少年のバディなのか?」
ホーリー「そだよー♪ マジックワールドの魔術師、ホーリーっていうの。」
雫「見習いをつけ忘れてるぞ。」
その言葉は「見習い」と彫られた石になり、ホーリーの頭に激突する(イメージ)。
尚「ふふ、御神楽君って結構慌てやすいのね。クラスだといつも静かに本読んでる
イメージだから。」
雫「あんな破天荒バディにしてたら、そりゃ慌てざるを得ないよ。ファイトでは強いんだから、
あとは魔法がマシになれば文句なしなんだけど。」
京香「それ以上バディをディスらないほうがいいッスよ…あ~、隅で固まってるッス。」
雫にボロクソ言われて心が折れ、隅でジッとしているホーリーを見て、京香は苦笑する。その時、落ちていた1冊の本を小柄な少女が拾い、受付に行く。
「これ、借りたいんだけど。」
雫「ああ、いつもありがとう。」
雫がすぐさま受付に行き、手続きをする。その少女に気づいた尚は、話しかける。
尚「あの、弥神レンちゃんよね?」
レン「……そうだけど?」
尚「あなたと同じでABCカップ本戦に出る星河よ。お互い頑張ろうね。」
尚はそう言って手を差し出すが、レンは借りた本を受け取るとそそくさと図書室を後にした。
雫「あの子常連だけど、僕にもあんな感じだから、気にしなくていいと思うよ?」
京香「なんであんな避けるんスかね~?」
尚も首をかしげながら、レンが出て行った出入り口のほうを見る。
今回登場した喜咲サキは、アニメのパル子・イオンポジのキャラです。
次回、1回戦第1試合です。