バディファイト~アナザーコード~   作:ハナバーナ

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お待たせしました。7話目です。


7話 勝利を告げる星の竜

ABCカップ二日目の昼、出場者の一人である弥神レンは、校庭の木の木陰で本を読んでいた。その顔は無表情で、淡々とページをめくりながら本を読み更けている。

 

「こんにちは。」

 

そんな彼女に話しかけてきたのは、同じく出場者の尚である。声をかけられたレンは驚いたのか、肩をびくんと震わせる。

 

尚「驚かせてごめんなさい。少しお話したいんだけど、隣いいかな?」

 

レン「…お好きにどうぞ。」

 

「お言葉に甘えて」と尚がいい、隣に腰を掛ける。レンは相変わらず、黙って本を読んでいる。

 

尚「昨日の夕方、私達に混ざりたかった?」

 

レン「どうして?」

 

尚「私には、そう見えたから。」

 

尚に指摘されてもレンは黙ったままだったが、しばらくして、レンのほうから口を開く。

 

レン「なんで、ボクに話しかけてきたの?」

 

尚「気にならない? 全国大会の上位入賞者なんだし。」

 

レン「それが理由で話しかけてくる人、あんまいなかったから。」

 

それから再び訪れる沈黙、レンは本に顔を向けたまま、一向に尚のほうを向かない。

 

尚「それじゃあ私はこれで。対戦になったら、お互い全力を尽くそうね。」

 

尚はそれだけ言って、教室に戻っていく。

 

レン「……。」

 

『せめて相槌打って返してやればよかったのに。』

 

声とともにレンのデッキケースから出てきたのは、司書服を着た見た目15歳ほどの青年である。

 

レン「うるさいなぁ、シェーンには関係ないだろ?」

 

シェーン「レンのバディだからね、無関係というわけにはいかないさ。大体レンはただでさえ

     無口で不愛想で友達もいないのに、せっかく友好的に接してきた人を避けてたら、

     本当にどうしようもないじゃないか。お互い頑張ろうくらいは言おうよ。」

 

レン「…過ぎちゃったことは仕方ない。ボクは接するのが苦手なんだから、ファイトで誠意を

   示すよ。ボクだって、バディファイトは真剣にやってるんだ。」

 

レンはそれだけ言って本を閉じ、自分の教室へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後 ファイティングステージ

 

サキ『さあ、ABCカップ2日目も、盛り上がってまいりましょう! 1回戦第2試合は、

   ダンジョンワールド使いの弥神レン選手と、スタードラゴンワールド使いの、

   星河尚選手の対戦です。』

 

サキの宣言と同時に、ファイティングステージにレンと尚が登場する。

 

光「尚~、頑張れ~!」

 

京香「全力ッスよ~!」

 

観客席から応援している二人に、尚は手を振る一方で、レンは表情を変えずにそんな彼女を見つめていた。

 

レン「(いきなりあの人が相手か…まあ、誰だろうと勝たせてもらうよ。)」

 

サキ『さあ、ファイト開始です。ルミナイズどうぞ!』

 

サキの宣言と同時に、二人はデッキケースを構える。

 

レン「さあ、新たな歴史《物語》を読み解こう。ルミナイズ《イストワール・リール》」

 

尚「星と星をつなぐ線は、勝利への道標。ルミナイズ《ギャラクシー・△(トライアングル)》!」

 

『バディーーーファイトッ!!』

 

オープン・ザ・フラッグ

 

レン「ダンジョンワールド。」

レンの手札6/ゲージ2/ライフ10

バディ《歴史《物語》を読み解く者 シェーン》

 

尚「スタードラゴンワールド。」

尚の手札6/ゲージ2/ライフ10

バディ《天占竜 クロス・アストルギア》

 

レンのターン

 

レン「ボクのターンからだね。ドロー、チャージ&ドロー。」

レンの手札6→7/ゲージ2→3/ライフ10

 

レン「まずは手札1枚とデッキの上1枚をソウルに入れ、《歴史《物語》の管理書 ストーレア》を

   装備。」

レンの手札7→5 ストーレアのソウル2

 

歴史《物語》の管理書 ストーレア

フラッグ:ダンジョンワールド

種類:アイテム 属性:童話

攻4000/打撃1

■【装備コスト】君の手札1枚と、デッキの上から1枚をソウルに入れる。

■このカードは君のセンターにモンスターがいても攻撃できる。

■君のターン終了時、相手の場のカード1枚を選ぶ。そのカードは次の君のターン終了時まで能力を無効化され、レストできない(レストする対象にできず、攻撃もできないぞ)。

『2回攻撃』『ソウルガード』

 

レン「さらに、今手札からソウルに入れた《終わりを告げるハート時計》の能力発動。」

 

終わりを告げるハート時計

フラッグ:ダンジョンワールド

種類:モンスター 属性:童話

サイズ1/攻2000/防7000/打1

■【コールコスト】ゲージ1を払う。

■登場時、ゲージ2を払ってよい。そうしたら、君のデッキから【童話】1枚を手札に加え、デッキをシャッフルする。

■【起動】このカードを含む【童話】を君の場か手札から2枚まで選び破壊してよい。そうしたら、君は破壊した枚数分デッキからカードを引く。この能力は1ターンに1回だけ使える。

■このカードが君の場か手札から【童話】のソウルに入ったとき、デッキの上から1枚を確認する。そのカードが【童話】なら、相手に見せ、手札に加えてよい。

 

レン「デッキの一番上をめくって…めくったのは《歴史《物語》を読み解く者 シェーン》。

   【童話】だから、見せて手札に加えるよ。そしてそのシェーンをボクのセンターに

   バディコールだ。」

レンのライフ10→11/ゲージ3→1

 

歴史《物語》を読み解く者 シェーン

フラッグ:ダンジョンワールド

種類:モンスター 属性:童話

サイズ2/攻5000/防8000/打2

■【コールコスト】ゲージ2を払う。

■このカードが登場した時、君と相手のデッキの上から1枚をドロップゾーンに送り、相手の場のカード1枚を選び破壊する。破壊するカードがなかった場合、相手にダメージ1を与え、君のライフ+1。

■このカードが破壊されたとき、1枚引き、次の効果から1をつ選んで使う。

・君のゲージ+1。

・君のライフ+1。

FT「見てごらん。今もまた、新たな歴史が生まれているよ。」

 

シェーン「やあお嬢さん。レンのお相手、よろしくお願いするよ。」

 

レン「そうゆうのはいいから…シェーンの能力発動。お互いデッキトップをドロップ送りだ。

   ボクのデッキトップは《イデアル・プリンツ》。」

 

尚「…私は《護占竜 ジャイロン》よ。」

 

レン「そして相手の場のカード1枚を破壊するけど…カードがないとき、相手に1ダメージ、

   ボクのライフ+1だ。」

レンのライフ11→12

 

尚「地味に痛いわね……。」

尚のライフ10→9

 

レン「これでバトルだよ。シェーン、ファイターにアタックだ。」

 

シェーン「僕の攻撃を、受け取ってもらうよ。」

 

尚「うっ…!」

尚のライフ9→7

 

レン「ボクはこれでターンエンド。」

レンの手札5/ゲージ1/ライフ12

 

尚のターン

 

京香「次は尚先輩のターンッスね。」

 

光「京香、スタードラゴンワールドってどんなワールドなの?」

 

京香「カードをモンスターのソウルに入れて戦うことが多いワールドッス。自分から

   ソウルに入るカードや、決められたゾーンにいることで効果を発揮するカードも

   あるんスよ。ゾーンでいえば、尚先輩の《天球竜》もそうッス。」

 

ガルガ「ふむ、ではその力をこのファイトで見せてもらおう。」

 

尚「私のターン、ドロー! チャージ&ドロー!」

尚の手札6→7/ゲージ2→3/ライフ7  

 

尚「まずはキャスト《スタージャック・ブースト》。効果でゲージと手札1枚を追加。」

尚のゲージ3→4

 

尚「次に設置魔法《宣告「占闘準備」》を設置。レフトに《管星竜 フレット》をコール。

  フレットの効果で、《天球竜》の占闘準備があるためゲージ2チャージし1ドロー。

  天球竜がコールされたため占闘準備の能力で、ターンに1回ライフと手札+1。」

尚のゲージ4→6/ライフ7→8

フレット サイズ1/攻3000/防1000/打1

 

尚「ライフ1を払いキャスト《布告「星命操作」》。デッキトップ4枚を確認し、その中の

  天球竜のモンスターとアイテムを合計2枚手札に、残りをゲージに。《占弓 バビロン》と

  《天占竜 クロス・アストルギア》を手札に加え、残り2枚をゲージに。そしてゲージ1を

  払って手札に加えたバビロンを装備し、ゲージ2を払い、デッキの上1枚をソウルに入れて

  クロスをセンターにバディコール!」

尚の手札7→6/ゲージ4→3

 

クロス『尚の思いに、応えて見せましょう!』

クロス サイズ2/攻6000/防5000/打2

バビロン 攻6000/打2

 

尚が呼び出したバディは、虹の翼を広げた金色の竜だった。そしてクロスが放つ光は、自身と尚のバビロン、フレットを一本の線でつないでいく。

 

尚「センターとレフト、そしてアイテムゾーンに天球竜があるため、クロスの『ギャラクシーF(フォーメーション)』が

  発動できる。効果で、全てのカードの打撃力を+1し、『貫通』を与えるわ。」

 

クロス 打2→3

フレット 打1→2

バビロン 打2→3

 

 

尚「そしてキャスト《布告「決占」》! 1枚引き、場の天球竜全てにパワー+3000。

  さらに、効果で破壊もバウンスもされない耐性を付与します!」

 

クロス 攻6000→9000

フレット 攻3000→6000

バビロン 攻撃6000→9000

 

サキ『尚選手、手札をほとんど減らさずに、強力な布陣を作り出したぁ!』

 

カナメ『布告「決占」により、1枚での攻撃が通るようになった。貫通も付与されているため、

    一度でも通れば相手にとっては大きな打撃となる。』

 

尚「これでバトルに入ります!」

 

レン「ゲージ1を払ってキャスト、《レッドケープ・ブリュレ!》。効果でクロスをレストだ。」

レンの手札5→4/ゲージ1→0

 

クロス『ぐっ……申し訳ございません。』

 

尚「大丈夫よ。バビロンでシェーンにアタック! ギャラクシーFが完成していれば、バビロンは

  『2回攻撃』を得るわ。」

 

レン「キャスト、《ヘクセンの儀式》。シェーンを破壊し、ゲージ+1,2ドロー。

   破壊されたシェーンのスキル。1枚ドローして、ゲージ+1。」

レンの手札4→6/ゲージ0→2

 

尚「バビロンでもう1度攻撃!」

 

レン「キャスト、《白紙の書》。ドロップの3枚をデッキの下に戻すことで、攻撃を無効化し、

   ゲージ2追加だ。」

レンの手札6→5/ゲージ2→4

 

白紙の書

フラッグ:ダンジョンワールド

種類:魔法 属性:童話

■【使用コスト】君のドロップゾーンのカード3枚を、好きな順番でデッキの1番下に戻す。

■その攻撃を無効化し、君のデッキの上から2枚をゲージに置く。

 

尚「フレット!」

 

レン「受けるよ。」

レンのライフ12→10

 

尚「…ターンエンド。」

尚の手札6/ゲージ3/ライフ8

 

レンのターン

 

サキ『レン選手、この局面からどう巻き返していくのかぁ!』

 

シェーン『どうする気だい、レン?』

 

レン「……ああゆうタイプ相手に長引かせるのはまずいね。このターンで決めるよ。

   ボクのターン。ドロー、チャージ&ドロー!」

レンの手札5→6/ゲージ4→5/ライフ10

 

レン「ライフ1を払い、センターに《不思議の国のリデル》をコール。」

レンの手札6→5/ライフ10→9

 

リデル『うふふ、幻想パーティーの始まりよ♪』

 

不思議の国のリデル

フラッグ:ダンジョンワールド

種類:モンスター 属性:童話

サイズ1/攻6000/防2000/打2

■【コールコスト】ライフ1を払う。

■このカードが登場した時、君の場の【童話】1枚を選んでよい。そうしたら、君のデッキからサイズ3の【童話】1枚を、選んだカードのソウルに入れる。

■このカードが破壊されたとき、君の場の【童話】1枚のソウルのカードを、2枚まで選び手札に加えてよい。この能力は1ターンに1回だけ使える。

【ソウルガード】

FT「グリフォンの鳴き声も、女王様の金切り声も、全部竜の咆哮に聞こえる。」

 

レン「リデルの登場時能力で、デッキからサイズ3《幻想竜 ワンダーアリス・ドラゴン》を

   ストーレアのソウルに。」

ストーレアのソウル2→3

 

レン「これでストーレアのソウルは3枚。よってこのカードを、ノーコストで使用できる。

   キャスト《フィリング・メモリーズ!》。互いのモンスターを全て破壊し、破壊した

   相手モンスターの数、相手にダメージだ。」

レンの手札5→4

 

尚「うぐ…クロスはソウルガードで残るわ。」

尚のライフ8→6

フレッド撃破

 

レン「破壊されたリデルのスキルで、ストーレアのソウルからワンダーアリス・ドラゴンと

   ハート時計を手札に。」

レンの手札4→6 ストーレアのソウル3→1

 

レン「センターに《人食い狼 ヴォルフ》をコールして、バトル。ヴォルフでクロスを攻撃。」

レンの手札6→5

 

尚「キャスト《通告「防衛占術」》。このターン中、相手のカード全ての攻撃力・防御力

  5000ダウンさせ、打撃力も1減らします。」

尚の手札6→5

 

ヴォルフ 攻5000→0/防3000→0/打1→0

ストーレア 攻4000/打1→0

 

サキ『これで連携攻撃を以ってしても、クロスを破壊できなくなった。レン選手、どう対処

   するのか!』

 

レン「……場のヴォルフを破壊し、ゲージ3を払いセンターにコール。幻想を支配する

   強大なるドラゴン、《幻想竜 ワンダーアリス・ドラゴン》!!」

レンの手札5→4/ゲージ5→2

 

幻想竜ワンダーアリス・ドラゴン

フラッグ:ダンジョンワールド

種類:モンスター 属性:童話

サイズ3/攻10000/防10000/打4

■【コールコスト】君の場の【童話】1枚を破壊して、ゲージ3を払う。

■【対抗】手札のこのカードを、【コールコスト】を払ってコールする。

■【対抗】【起動】手札の【童話】1枚を君の場の【童話】1枚のソウルに入れる。入れたらこのカードをスタンドする。

『ソウルガード』

FT「あんた達なんか、みんな幻想じゃない!---少女がそう叫ぶと、全ての幻は消え去った。

  少女はいつの間にか、竜の姿になっていた。」

 

サキ『で、出たあ~~!! 全国ベスト10に入るといわれるレン選手の、フィニッシャーとも

   呼べる大型モンスターだぁ!』

 

レン「ヴォルフの破壊時効果により、クロスを破壊!」

 

クロス『ぐああああああっ!!』 クロス・アストルギア撃破

 

レン「防衛占術でステータスは下がっているけど、決めるには十分だ。ワンダー、

   ファイターにアタックしろ!」

ワンダーアリス・ドラゴン 攻10000→5000/防10000→5000/打4→3

 

尚「ぐうっ!」

尚のライフ6→3

 

レン「ワンダーアリスの効果、手札の【童話】をソウルに入れてスタンドできる。

   この効果にターン制限はないよ。《シュヴァルツ・ヘクセン》をソウルに。

   そしてスタンド!」

レンの手札4→3

 

光「手札がある限り、何度でも攻撃できるってこと!?」

 

京香「尚先輩、大ピンチッス~!」

 

レン「ワンダーの2回目のアタック!」

 

尚「キャスト、《アース・バリア》! 攻撃を無効化し、ライフ+1!」

尚の手札5→4/ライフ3→4

 

レン「ハート時計をソウルに入れてスタンド。ハート時計がソウルに入ったことで、

   デッキトップを確認…《イデアル・プリンツ》、【童話】のため手札に。

   そして3度目の攻撃!」

 

尚「キャスト、もう一度《アース・バリア》!」

尚の手札4→3/ライフ4→5

 

レン「手札のイデアル・プリンツをソウルに入れてスタンド、4度目の攻撃。」

レンの手札3→2

 

尚「きゃあああああ!!」

尚のライフ5→2

 

サキ『尚選手、レン選手の猛攻を前に、手札もライフも削られていく!』

 

レン「でも、ここまでみたいだね…楽しかったよ。手札の《奉公娘 アレンティ》を

   ストーレアのソウルに入れてスタンド。これで-----。」

レンの手札2→1 ストーレアのソウル1→2

 

尚「ライフ1を払いキャスト《結晶化現象》! 1枚引き、ワンダーアリス・ドラゴンをレスト!」

尚のライフ2→1

 

レン「……! けど、イデアルがソウルにあるワンダーは、能力を無効化されていない。手札の

   もう一枚のアレンティをストーレアのソウルに入れてスタンド! 攻撃だ!」

レンの手札1→0 ストーレアのソウル2→3

 

尚「ゲージ1を払いキャスト《通告「緊急占術」》!! ドロップゾーンより、コストを払って

  クロスを再びセンターにコール! クロス、お願い!」

尚の手札3→2/ゲージ3→0

 

クロス『お任せを!』

 

再び現れたクロスがワンダーアリスの攻撃を受けるも、ソウルガードで場に残る。

 

レン「ターン…エンド…。エンドフェイズ時、ストーレアの効果でクロスをレスト不可能に。

   これでクロスを攻撃できなくする。さらに、ストーレアのソウルにあるアレンティの

   効果でライフ+2。2枚あるから+4だ。」

レンのゲージ2/ライフ9→13

 

サキ『尚選手、何とか首の皮1枚つながった。』

 

カナメ『だが、状況は絶望的だ。星河のバディはストーレアの効果で攻撃できず、相手の

    センターの防御力も10000に戻った。加えて今のワンダーアリス・ドラゴンは、

    イデアルとシュヴァルツがいることで、効果で破壊されず、ソウルが捨てられず、

    無効化されないほぼ無敵の状態だ。果たして起死回生の策はあるのか。』

 

光「尚…。」

 

ガルガ「光、バディファイトとは、最後まで何があるかわからんものだ。それに尚の

    目は、まだ諦めていない。」

 

京香「ファイトッス尚先輩!」

 

尚のターン

 

尚「私のターン……ドロー、チャージ&ドロー! …行くよ、クロス!」

尚の手札2→3/ゲージ0→1/ライフ1

 

クロス『勝利への道筋が見えたのですね、尚。』

 

尚「まずはレフトに《占闘竜 イン・シェブロン》をコール。占闘準備の効果でライフ1回復し、

  1ドロー! 再びギャラクシーF発動!」

尚のライフ1→2

イン・シェブロン サイズ1/攻4000/防1000/打2→3

バビロン 打2→3

 

サキ『占闘準備の能力で、尚選手の場の全ての天球竜は、能力が無効化されません。よって、

   ストーレアの効果で、クロスのギャラクシーFが無効になることはありません。』

 

尚「ギャラクシーFが完成していることで使える魔法、《布告「占闘補給」》をキャスト。

  ゲージ2枚、ライフ1、手札2枚を追加。」

尚の手札3→4/ゲージ1→3/ライフ2→3

 

尚「バトルです! バビロンとイン・シェブロンで、連携攻撃! 攻撃力の合計は10000!

  さらに貫通持ちです!」

 

レン「ワンダーアリス・ドラゴン、ソウルガード……!」

レンのライフ13→7

 

尚「イン・シェブロンはレフトにいるとき、2回攻撃を得ます。もう一度連携攻撃!」

 

レン「ソウルガード…! 残った!」

レンのライフ7→1

 

尚「ファイナルフェイズ!!」

 

レン「!?」

 

サキ『おおっと、ここでファイナルフェイズ宣言きたぁ!』

 

尚「条件は相手のライフ5以下で私のセンター・レフト・アイテムエリアに天球竜があること。

  必要なゲージは3。キャスト!」

尚の手札4→3/ゲージ3→0

 

瞬間尚の手に輝く弓が現れ、尚はそれを引く。同時に、クロスの背中にエネルギーが収束されていく。

 

尚「相手にダメージ5を与える必殺技…必殺、《裁きを告げる三ツ星(トライスターディシジョン)》」

 

クロスから尚が矢を放ったかのようにエネルギーが発射され、レンに向かう。

 

レン「……!」

レンのライフ1→0

 

サキ『勝者、星河尚! ギャラクシーFを生かした巧みなタクティクスで、見事全国レベルと

   謳われたレン選手を破った!』

 

京香「やったあああああ! 尚先輩が勝ったッス!」

 

光「よかったぁ…。」

 

尚が勝利したことを、当然光と京香は喜ぶのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合後、夕方の校庭で、尚がスッとレンに手を差しだす。

 

尚「いいファイトだったわ。またやりましょう?」

 

レン「……。」

 

レンは不愛想な表情ながらも、素直に握手する。

 

尚「あっ、ねぇレンちゃん。よかったら今度、おすすめの本とか教えてくれる?」

 

レン「えっ…?」

 

尚「レンちゃんすっごく本読むんでしょ? 私もそれなりに読書好きだから、面白いの

  読んでみたいなって。」

 

レン「…まあ、見つけたら教えてあげるよ。」

 

尚「ありがとう…じゃあね。」

 

尚はクスッと笑い、その場を後にする。その様子を木陰から見ていたクロスとシェーンは、尚に見えないように自然な笑みを浮かべるレンを見て、安堵した。

 




今回登場したリデルは、新弾で出るアリスとは別と考えてください。
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