バディファイト~アナザーコード~   作:ハナバーナ

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久しぶりに主人公、光ちゃんのファイトです。


8話 防御こそ勝利の鍵

ABCカップ2日目の夜、光は自分の部屋の中で、デッキの見直しをしていた。

 

光「(今日のファイト…尚はいろんな方法で防御してた。わたしだったらあの猛攻を

   防ぎきれなかったと思う…もっと守る方法を考えないと。)」

 

光はそう思い、今の自分のデッキのカードと、買い集めたパックのカードを見比べている。そんな時、ガチャっと部屋のドアが開き、湯気を立たせ、首にタオルを巻いたガルガが入ってくる。

 

ガルガ「光よ、母上殿が、お前も風呂に入れとのことだ。」

 

光「…分かったけどさ、ガルガ、ノックして入ってよね。わたし女子なんですけど?」

 

ガルガ「むっ、すまんな。…デッキの調整をしていたのか?」

 

光「うん。今のデッキのままだとおそらく勝てないから。色々戦い方を変えないと。」

 

ガルガ「そう熱心なのはいいが、考えすぎては思いつけることも思いつけん。

    風呂に入ってリラックスしておけ。」

 

光「……そうさせてもらお。」

 

光はカードをまとめた後、風呂に入るために部屋を後にする。

 

ガルガ「(順調にバディファイトに浸透してきているな。初めは誰かの力を借りねばデッキも

     作れなかったというのに。試合の時が楽しみだ。)」

 

ガルガは感心し、光の部屋を後にする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日 ファイティングステージ

 

サキ『ABCカップ3日目、1回戦第3試合は、ヒーローワールド使いの沖合ゲンキ選手と、

   ドラゴンワールド使いの明日乃光選手の対戦です!』

 

ファイティングステージに上がった光。向かい合う先には、ツンツン金髪の小柄な少年が立っていた。

 

ゲンキ「へへ、年上だろうと何だろうと、俺が勝たせてもらうぜ!」

 

ガルガ「本選に出場してきた以上、実力は確かなものだろう。気を引き締めていけ。」

 

光「うん、改良したデッキでどこまで通用するかわかんないけど、全力で行くよ。」

 

京香「光先輩、頑張るッスーっ!」

 

客席で尚と京香が応援している中、光はデッキを構える。

 

サキ『では両者、ルミナイズどうぞ!』

 

ゲンキ「煌めくボディに思いを乗せて、その手につかむぜ大勝利、

    ルミナイズ《チェンジ、バトルビルディング!》!」

 

光「闘神率いるドラゴン軍団、ここに降臨! ルミナイズ《神ドラ》!」

 

『バディーーーファイトッ!!』

 

オープン・ザ・フラッグ

 

ゲンキ「ヒーローワールド!」

ゲンキの手札6/ゲージ2/ライフ10

バディ《友情合体 アイボーグ》

 

光「ドラゴンワールド!」

光の手札6/ゲージ2/ライフ10

バディ《ガルガンチュア・ドラゴン》

 

京香「ヒーローワールドは、モンスターをアイテムとして装備できるワールドッス。

   だからアイテムにも防御力がついて、生半可な攻撃じゃ跳ね返されるッス。」

 

尚「光ちゃん、どんなデッキにしたのかしら…?」

 

光のターン

 

光「わたしのターン、ドロー! チャージ&ドロー!」

光の手札6→7/ゲージ2→3/ライフ10

 

光「ゲージ1を払って装備、《神竜剣 ガルブレード》。さらにゲージ1を払って、センターに

  《ガルガンチュア・ドラゴン》をバディコール!」

 

ガルガ『我が剣の前に、敵はなし!』

光の手札7→5/ゲージ3→1/ライフ10→11

 

サキ『おおっと光選手、アイテムを装備したにもかかわらず、センターにバディをコールした。

   何を考えているのか?』

 

光「ガルガでファイターにアタック!」

 

ゲンキ「受けるぜ!」

ゲンキのライフ10→8

 

光「バトル終了時、ガルガンチュア・ドラゴンのG・EVO発動! チェンジ、

  《ガルガンチュア・ドラゴン“モード・ソニック”》!」

 

現れたのはモード・ブラストとは違う、緑の鎧に盾を装備したガルガだった。

 

モード・ソニック サイズ2/攻7000防10000/打2

 

光「モード・ソニックの登場により、ライフを2回復。G・EVOでの登場のため、

  2枚ドローできる!」

 

光の手札5→6/ライフ11→13

 

京香「ガルガの新しい姿ッス!」

 

尚「防御力の高いガルガをセンターにおいて、次の攻撃に備えたのね。」

 

光「これでターンエンド。」

光の手札6/ゲージ1/ライフ13

 

ゲンキのターン

 

ゲンキ「俺のターン、ドロー! チャージ&ドロー!」

ゲンキの手札6→7/ゲージ2→3/ライフ8

 

ゲンキ「ライフ1を払ってキャスト、《起動せよ! バトルビルディング!》! デッキから

    《バトルビルディング》のモンスター1枚を捨て、魔法1枚を手札に加えるぜ。

    《友情合体アイボーグ》を捨て、《相棒学園校舎》を手札に! そしてそのまま

    設置するぜ!」

ゲンキの手札7→6/ライフ8→7

 

ゲンキの真上に出現したのは、相棒学園を模した巨大なジオラマだった。

 

ゲンキ「相棒学園校舎の効果、ゲージ1を払って、ドロップのアイボーグにノーコストで

    【搭乗】できるぜ! 行くぜ相棒、バディ搭乗!」

 

ゲンキがそう叫ぶとジオラマが変形し、巨大なロボットになった。そしてゲンキがアイボーグの胸のコックピットに吸い込まれ、ゲンキがいた場所にアイボーグが着地する。

 

アイボーグ『友情合体! アイボーーーーッグ!!』

ゲンキのゲージ3→2/ライフ7→8

 

アイボーグ サイズ3/攻7000/防6000/打3

 

光「でっか!?」

 

サキ『【搭乗】とは、コストを払ってモンスターをアイテムとして装備することです。

   ゲンキ選手は、少ない消費で強力なモンスターを装備した!』

 

ゲンキ「それだけじゃないぜ! 搭乗したことによりライフ+2。効果で登場したから、

    さらにライフ+3だぜ! さらに、使った校舎はこいつのソウルに!」

ゲンキのライフ8→13

 

光「一気にライフを5も!?」

 

ゲンキ「まだまだ行くぜ! 《超天下武道館》と《ゴールデン寺・シルバー寺》を設置。

    こいつらも校舎と同じ、変形能力があるぜ。それぞれゲージ1を払って、手札の

    《堂々神ブドウガンダー》・《鹿苑慈照ゴルド・キンカク&シルバ・ギンカク》を

    それぞれレフトとライトにコール!」

ゲンキの手札6→2/ゲージ2→0

 

ブドウガンダー サイズ3/攻7000/防7000/打2

ゴルド・シルバ サイズ3/攻7000/防7000/打2

 

光「えっ? モンスターはサイズ3までしか出せないんじゃないの?」

 

ゲンキ「アイボーグに搭乗してりゃ、場のバトルビルディングのサイズは0になるんだぜ。

    さらに、ブドウガンダー効果で、場のバトルビルディングの打撃力+1。さらに

    効果で登場したブドウガンダーはこのターン、『3回攻撃』を得るぜ。」

 

アイボーグ      打3→4

ブドウガンダー    サイズ3→0/打2→3

ゴルド・シルバ    サイズ3→0/打2→3

 

 

ゲンキ「まだまだ!ゴルド・シルバが場に出た時、相手モンスター1体を破壊できる。効果で

    出たから、さらに1枚破壊! これでガルガンチュア・ドラゴンを2回破壊だ!!」

 

ガルガ『グゥゥ……!』

 

サキ『ゲンキ選手、連続コールにより場を整え、ゴルド・シルバの能力でガルガを破壊!

   ガルガのソウルがなくなってしまったぁ!』

 

ゲンキ「このターンで決めてやるぜ! ゴルド・シルバ、ブドウ、ガルガに連携攻撃だ!」

 

ガルガ『ぐわああ!』 モード・ソニック撃破

 

ゲンキ「【2回攻撃】を持つゴルド・シルバで、光のねーちゃんにアタックだ!」

 

光「うう…!」

光のライフ13→10

 

ゲンキ「お次はブドウガンダーで攻撃!」

 

光「受けるよ!」

光のライフ10→7

 

ゲンキ「ブドウで3回目の攻撃だぜ!」

 

光「それも受ける…!」

光のライフ7→4

 

ゲンキ「手札に防御魔法はねーみたいだな。俺の乗ってるアイボーグで、トドメだ!」

 

光「キャスト、《神・緑竜の盾》! 攻撃を無効化し、ライフ3回復!」

光の手札6→5/ライフ4→7

 

ゲンキ「くっそー決められなかったぜ! ターンエンドだ!」

ゲンキの手札2/ゲージ0/ライフ13

 

尚「神・緑竜の盾は、場に《神竜族》がないと使えないわ。」

 

京香「だから光先輩は、ガルブレードを装備したんスねー。」

 

光のターン

 

光「(最初に手札に防御魔法がなかったときは背筋が凍ったけど…モード・ソニックで

   引けて助かった。このターンで決めて見せる!)わたしのターン! ドロー! 

   チャージ&ドロー! 」

光の手札5→6/ゲージ1→2/ライフ7

 

  

光「ライフ1を払ってこのカードをキャスト、《ドラゴッド・シャイン》! 効果で2つある

  うちの1つの効果、わたしのドロップの名前か違う神竜族、ガルガンチュア・ドラゴンと

  モード・ソニックを手札に!」

光の手札6→7/ライフ7→6

 

ゲンキ「(なるほど、あの2枚で場を整えようってわけだな?)」

 

光「レフトにガルドッグ、ライトにガルガを再びコール! ガルドッグの効果でデッキの

  上からゲージ2プラスし、攻撃に入るよ!」

光の手札7→5/ゲージ2→3

 

光「ガルドッグとガルブレードで、アイボーグに連携攻撃!」

 

ゲンキ「キャスト、《ビルドコンビネーション!》! 攻撃を無効化し、ゲージとライフ+1!

    場にバトルビルディングが3枚以上あるから、1枚ドローだぜ!」

ゲンキのゲージ0→1/ライフ13→14

 

光「ガルガ、アイボーグにアタック!」

 

ガルガ『心得た!』

 

ゲンキ「うおおおおお!」

ゲンキのライフ14→12

 

光「ガルガとわたしで、連携攻撃!」

 

ゲンキ「勝負を急ぎすぎだぜ光ねーちゃん! 《ビルドコンビネーション!》をキャスト!

    ゲージ・手札・ライフを+1だぜ!」

ゲンキのゲージ1→2/ライフ12→13

 

威張るゲンキの思惑とは裏腹に、不敵な笑みを浮かべる光は1枚の手札を握る。

 

光「…ガルガンチュア・ドラゴン、G・EVO発動! チェンジ、《“モード・ブラスト”》!」

光の手札5→4

 

ゲンキ「なっ…モード・ソニックじゃないだってぇ!?」

 

光「G・EVOでの登場で、ガルガの打撃力は4の上、無効にされない! ガルガ、再び

  アイボーグにアタック!」

モード・ブラスト 打3→4

 

ガルガ『心得た!』

 

ゲンキ「ぐうぅ…!」

ゲンキのライフ13→9

 

ガルガ『我に2回攻撃あり!』

 

ゲンキ「どわあああああああああ!」

ゲンキのライフ9→5

 

光「ファイナルフェイズ!!」

 

サキ『ファイルフェイズ宣言来ました! 光選手の必殺技と言ったら、アレしかありません!』

 

光「キャスト! 必殺、神・ガルガンチュア・パニッシャァァァァァッ!!」

光の手札4→3/ゲージ3→1

 

ゲンキ「嘘だろおおおおおお!?」

ゲンキのライフ5→0

 

サキ『勝者、明日乃 光! 攻撃と防御をうまく使い分け、見事勝利を収めました!』

 

京香「ハラハラしましたけど、勝ててよかったッスね。」

 

尚「…えぇ、そうね(光ちゃんのファイトに応用が利いてる…勝てるのかしら、私?)。」

 

京香が喜ぶ一方で、尚は光の急成長ぶりに焦りを感じ始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方そのころ カードショップ・キャッスル

 

光達が通っているカードショップであるキャッスルに、茶髪のボブカットをした、1人の少女が入店する。

 

?「ここか…“お兄ちゃん”を倒した子が通ってるカードショップは。」

 

ショップ内をキョロキョロと見渡す少女。首にかけているペンダントトップがキラリと輝く。

 

?「会う時が楽しみだよ……ねぇ、“ディス”♪」

 

?『ああ…。』

 

少女が笑みを出しながら見つめるカードは、どのワールドとも違う特殊なフレームをしていた。

 




次回は舞台を変えて、カードショップでの話です。他ユーザー様の小説に出てたキャラクター(許可は得てます)を出す予定です。次回をお楽しみに!
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