海軍室内戦闘訓練所
「ダメだ、後5秒は縮められる」
俺達は徹底的に感を取り戻すために訓練を行っていた。射撃、射撃、射撃そしてまた格闘、格闘、格闘と。
俺自身が手本を見せるため準備し
「GOGO」
スタートの合図と共にフラッシュバン、そしてMP7、ナイフと装備を的確に使用し室内のクリアリングや射撃などを片付ける。そしてコースを一通り終えモニタリングしている仲間達の所に戻るとそこに宗谷さん親子に大石司令も来ていた。
「隊長には敵わないですね」
一人が言い
「隊長は何秒短縮した?」
部下が聞き
「聞いて驚くなよ、俺達には5秒縮めろと言ったが隊長は7秒縮めてる。それも誤射ゼロ室内クリアリングミスゼロ 完璧だ。」
部下達は言い
「流石だね、如月大佐」
聞こえ、大石司令の存在に皆気づき
「敬礼ッ」
皆敬礼し
「これが海の守護神とも言える特殊部隊の実力かモニターを拝見させてもらっていたがターゲットはどれもこれも頭に穴だらけだ。いかなる状況においても一撃で制圧する、全員が如月大佐クラスの実力者と言う訳だ」
大石司令は言い
「とんでもない実力者ね艦の指揮を取りそして現場での作戦の指揮も取れる。そんな優秀名人間はそうそういなわね」
真雪さんに言われ
「私達が最終的に目指すのがこの領域ね・・・何年かかる事か・・・」
真霜さんは言ったが
「一長一短でなくとも良いんです、自分達もここまで来るまで相当な訓練に次ぐ訓練そして実戦に次ぐ実戦と戦ってきましたから」
俺は答え
「大石司令長官、装備の予算要求や部隊創設にかかる予算等通りそうですか?」
MP7からマガジンを抜き訪ね
「そこは心配ない、貴官が詳しくまとめあげてくれていた資料のお陰でなただ装備品等に関しては一気に全部とはいかないやはり高価な武器ばかりだからな、今大鷹総理とアメリカのドラルド大統領と交渉しているそうだ。」
話を聞き
「そうですか、当分は既存の武器で頑張るしかありませんね」
答えた。この国の国産ないしライセンス武器のほとんどが俺の知りうる武器だった。主力小銃が89式小銃の固定銃床式と折曲式であり拳銃もSIG220事9mm拳銃だが不思議な事に海上安全整備局にはこの武器の納入記録がないつまりは使用されていないと言う事になる。その後、装備品と武器を纏めあとは出航する時に持ち込めるように準備を整えた。最後に大石司令から明日明後日の二日間は骨休めをしろとの事で派遣要員らには休養が告げられた。
夜 宗谷家 夕食後
「今のうちに言っておかないとフェアじゃないから言っておきたいのだけどあなたの派遣場所・・・・」
真霜さんがためらいながら言ったのは重要な所だったが
「真霜姉やっぱりそこか、上層部の連中結局使い捨てのコマ扱いかよ」
真冬さんが言うが
「事前に調べていましたが、確かにある程度の危険度はありますが私の時代の所に比べれば遥かに低い、そして部下達の練度や経験を考慮しても十分に対処できる。」
言い切った。ソマリアの海賊に比べれば可愛いもんだとも思えた。無論舐めて掛かっているわけでもない。
夕食後に自室でとある物を書いていたまぁ実戦に赴くならば書くのが当たり前だが俺には・・俺達にはあいにくと家族がいない。でもしたためて置く。「遺書」を
そうこうしていると
「空いてる?」
声が聞こえ
「どうぞ」
慌てて遺書を隠す。真霜さんは部屋に入ってきて座り
「なんか片付いてるね?官舎もう空いたんだっけ?」
聞かれ
「いや空いてないよ。ただ片付けただけ」
すっとぼけたがこれはいわば後腐れないようにと思ってやった事だ。もし「戦死」したとしても元々この時代の人間ではない俺は失う物は少ない。むしろ在るべき所に帰るだけかもしれない。
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
真霜さんは無言になったかと思うと
「ねぇ今日は語り明かしましょう明日と言い明後日と言いこのプロジェクトに関わってる私も半半ば強制的に休まされてるし、寝袋持ってくるからさ」
言われ
「構いませんよ」
俺は答えた。こうして真霜さんといろいろな事を話した。そして・・・・・
真霜side
「ようやく眠ってくれた、こんな事するのは好きじゃないけど明らかにおかしい昨日の今日でこんなに部屋がきれいになってるし」
寝袋から起き上がりそっと部屋を見て気づいた、引き出しが半分空いている。これに気づき引いてみると
「{ごめんなさいッ}」
内心思い引いてみるとそこから出てきたのは
「へ・・・・「遺書」・・・」
私はその二文字に固まった、しかしよく考えれば当然だこれが覚悟の差なのかもしれない。私達もそれは覚悟はしているでもここまで明確な意思表示を見たのはあまりない遺書をそっと戻しお手洗いに行ったかのように装い部屋を出て戻りまた寝袋に戻る、そして彼の寝顔を見て
「どうか無事に帰って来てくれますように・・」
私は思った。それと同時に心のモヤモヤ感がより大きくなってきているのを感じた。
「何なんだろう、このモヤモヤ感は」
そう思いながら眠りについた、彼の手をそっと握りながら・・・
次回~デート~を予定しています。