ハイスクール・フリート~海の防人達~   作:特殊作戦群

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いよいよ死地への派遣が迫る中その日、俺は真霜さんのお誘いでドライブという名のデートに行く事に


第23話~デート~

朝、意識が覚醒に向かうにつれ違和感を感じた。体が動かない・・・まるで何かにガッチリと押さえ込まれているかのように

 

「????」

 

目が覚めると真霜さんに抱き枕にされているのがわかる

 

「起きて下さい・・・・起きて下さい・・・」

 

耳元で言うも効果なし。しょうがないので無理やり引き剥がしに掛かりそれと同時に目が覚める。

 

「う・・・・ん・・?」

 

目が合いそして彼女も現状が飲み込めてきたのか

 

「ご・・ごめんなさいっ」

 

彼女も顔を赤くし離れる。そして朝食時俺は真雪さんに

 

「突然で申し訳ありません、ですがこれをお預かり頂けないでしょうか?」

 

真冬さんに真白ちゃんそれに真霜さんがいる中昨夜の書いた「遺書」を差し出す

 

「お・・おい・・」

 

真冬さんが言い

 

「如月さん・・・・・」

 

真白ちゃんも言い

 

「・・・・・・・・・・」

 

真雪さんは無言で受け取る素振りも見せないため

 

「無理を言っているのは重々承知しています。」

 

言うと

 

「一応お預かりは致します、ですが必ずお返し致します。意味わかりますね?」

 

真雪さんは真剣な表情で言われ

 

「{ああ・・・なるほど必ず生きて帰れって事なんだな・・・・}」

 

思っていると横から手が出て

 

「お母さん、この遺書私が預かっても?」

 

真霜さんがすこぶる怖い顔で言い

 

「ええ、構わないわよね如月さん」

 

真雪さんは言い

 

「構いません」

 

俺は言いつつがなく朝食が進み後片付けをし今日はゆっくりしようかと思っていた。明後日からの準備は既にできている為。

 

「{今日どう過ごすかな・・・・}」

 

一瞬ボケーっとすると

 

「今いいかしら」

 

背後から真霜さんに声をかけられ

 

「はい、構いませんよ」

 

答え

 

「自室に来て頂戴」

 

そのまま彼女に引きづられるように自室に連れて行かれ

 

「覚悟ができてるのは私もわかる、軍人だし万が一という事がないとも言い切れないでも・・・それでも必ず此処に帰ってくると言って欲しい前に私言ったよね、「他人だとは思ってない」と」

 

真霜さんは相変わらず怖い顔をしている。さすが現場最高責任者、一巡洋艦艦長とは違うと関心しつつ

 

「それでもです、必ず帰れる保証など何処にもない、現場を経験なさっている貴方ならおわかりでしょう?」

 

俺は言ったが

 

「じゃぁ、約束。遺書は責任もって預かるでも期間終了後、帰還後に必ず貴方に返す

良いかしら?」

 

真霜さんは言い

 

「解った、約束する」

 

一言言い

 

「この話はおしまい、でも明後日から行っちゃうんだよね・・・最後の骨休めというわけね」

 

真霜さんは考えるかのように言い

 

「よし、ドライブに行きましょう」

 

彼女は言い俺が返事するのを待たずに着替え始め

 

「私の着替え見たいんですか?」

 

意味深な事を言い、慌てて自室に戻りそれなりの外出着に着替える。そして俺は彼女の車の助手席に座りサングラスをかけ外の景色を楽しむ。

 

「サングラスなんて必要?」

 

運転しながら彼女は言い

 

「腕利きの狙撃手は目にも気を使うんだよ」

 

答える。彼女は色々な所に連れて行ってくれた。海・美味しいカフェに色々な所に。そして夕方彼女は灯台がある場所に連れてきてくれた。

 

「幼い頃、此処から妹達と母を・・・大和を見送ったものだったわ・・・」

 

彼女は言い俺も水平線の先まで眺める。

 

「そうか・・・・」

 

俺は終わりのない、見渡す限りの水平線の先までを眺める。

 

「海とは・・・こんなにも綺麗なものなんだな・・・・」

 

海をゆっくりと落ち着いた状態で見た事はなかった。常に俺が見てきた海は人が死んでいった海、命が散っていく海、血で汚される海・・・自衛官として常に領土を守る為にそして国民を守るために特殊部隊員として艦艇の艦長として戦ってきた。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

二人で沈みゆく夕焼けを眺めて居ると真霜さんが

 

「寂しくなりますね・・・それに貴方の美味しいご飯が食べられなくなるかと思うと」

 

真霜さんは言い俺が何か言おうと振り向くと彼女が抱きつき顔をうずめ

 

「今だけは・・・こうさせて・・・お願い・・・・」

 

彼女は・・・真霜さんは泣いていた。

 

「・・・・・・・・・・」

 

ただ俺は泣き止むまで彼女を抱きしめてあげることしかできなかった。その日の夕食は彼女の好きそうな物を振舞う事にし俺はハンバーグ・コンソメスープ・サラダ・にご飯と食卓に並べた。

 

「すごいわね」

 

真雪さんが言い

 

「おいしそうです」

 

真白ちゃんも入っている

 

「イージス艦の艦長にして元特殊部隊員そして海軍のエリート士官。料理や家事全般は完璧これで擦り寄る女がいないのが信じられないわな・・・」

 

そして

 

「この料理が食べられなくなるかと思うと・・・本当に寂しい・・・・」

 

真霜さんはテンションが下がってる

 

「{あれ?!しくったか・・・・}」

 

思いつつ

 

「食べましょうか」

 

俺は言い

 

「「「「「頂きます」」」」」

 

食べる。

 

自分も食べ

 

「うん・・・いつも通りだ美味い」

 

食べ

 

「サラダやスープもおかわり作ってますよ、後はハンバーグもパンとサラダでハンバーグにできますからどんどん食べて下さい」

 

俺が言うと真霜さんが半分ヤケ食いしているかのようにあれこれと食べるそれも半泣きの状態で

 

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

 

俺達は半分口が相手塞がらず、周りも同じだった。

 

夕食後

 

真霜sルーム

 

「どうしたんだよ真霜姉様子へんだぞ」

 

真冬が真霜に言い、真霜に言い

 

「笑わない?」

 

真霜は言い

 

「ああ、わかったって」

 

真冬が言い

 

「私・・・如月さんに胃袋掴まれちゃったかも・・・・」

 

恥ずかしそうにかつ真っ赤にしてい言う真霜に対し

 

「・・・へ?!・・・・・」

 

真冬は言い

 

「真霜姉・・・それまじ・・・」

 

真冬が聞くが

 

「・・・・・うん・・・だって・・・彼の料理じゃないと満足できないもの・・・・以前のようなジャンクフードばっかの生活じゃもうダメかも」

 

言うと

 

「はぁ・・・鉄壁の女が恋ね・・・・・やっとと言うかようやくというか・・・だったら先制攻撃あるのみでしょ。あの人がどういう女性が好みか知らないけどいま現状真霜姉は論外だと思うよ、仮にだよ・・・仮に結婚するにしても相手は海軍士官それも現役のイージス巡洋艦艦長、現場勤務まぁ准将とかに昇給して現場から離れればいいかもしれないけどそれ以前に家事は?子供が生まれて子育ては?正直真霜姉壊滅状態じゃん結婚は理想論では語れないぜだから、真霜姉はずぼらな性格自体を直さないとスタートラインにすら立てない」

 

真冬に現実を突きつけられ

 

「もしかしたら今回の航海で嫁さん捕まえてきちゃうかもよ・・・案外人気だし出しね本人は知らないけれども。あの若さで海軍大佐、いずれは将官に昇給するのも時間の問題。家事スキルは万能。仲間思いケチのつけようもない経歴だし」

 

真冬は言い

 

「ほかの女に取られたくなけりゃ、女を磨くしかないでしょ。まず家事そして料理そして性格」

 

真冬に指摘され

 

「なんとかしないと・・・・」

 

そんな事を思っているその頃

 

優也sルーム

 

「いよいよサイは投げられたか・・・俺達が勝つか俺達が負け死体袋の山になるか」

 

そんな事を思いつつ先ほどの事を思い出し

 

「真霜さん大丈夫かな・・・」

 

珍しくも任務外の事を考えていた。まぁまだ任務に就く前だし良いだろうと思っていた。向かう任地がこの世界においてはかなりのやばさを誇るホットゾーン・危険地帯というのが俺達特殊部隊員を殺る気にさせる。「遂行できぬ任務はない」と思える程にそして必ずやり遂げ帰還するとも思っている優也だった。




次回~いざ死地へ~を予定しています。
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