宗谷家
「かんぱーい」
声が響く中ダイニングには料理が並んでいた。
「これを真霜さんが?!」
海軍の軍服を着たまま俺はぽかんとして言い
同席している大石司令も
「大佐、失礼だろう?わざわざ作って下さったのに」
窘められ
「すみません、司令でもびっくりした。たった二ヶ月でこの腕前は・・・」
真霜さんを見る
「お口に合うといいけども」
言い、俺も大石司令も箸を付け
「う・・・・うまい・・・」
俺は言い
「うむ・・・美味しいね」
司令は言った。ほかの料理共にケチのつけようがないレベルだった。それだけでなく部屋の掃除やそのた家の家事も完璧にこなして居るのだから驚く。そこに大石司令から爆弾が二つ落とされた。
「如月大佐、帰還早々だがまずは最初におめでとうと言っておこう」
大石司令は仰り
「何がですか?」
俺が言うと
「今回の君のいや君達「クルー」の働きは抜群に良かった、「特殊部隊」の創設案に「隊員選抜案」そしてその選抜人員の「教育案」そして「装備」そして実用性の証明。全てをこなしてくれたその功績は大きい昇進だ「如月准将」」
言われ
「・・・・・・・・・・・・」
イマイチ理解が追いつかなない中
「おめでとうございます、如月さん」
真白さんが言ってくれ
「おめでとう、貴方のように若くて実力のある人は年齢なんて関係はないのだから」
真雪さんも頷きつつ言い
「そうだな、まさか本当に昇進しちまうとは」
真冬さんも頷きつつ言っている
「おめでとう」
真霜さんも笑顔で言ってくれるが
「司令、将官になるという事は・・・・」
俺自身昇進はありがたい事だとも思っているが懸念事項があったが
「心配せんでもいい、君は准将になるが現場勤務のままだ。まぁ異例だが艦長職はそのままだ。」
大石司令は仰り
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
少し考えた後
「謹んで拝命致します。」
俺は答えた。要は准将に昇格はするが現場でもっと経験を積むと良い。と言うことなのだろう。そしてもう一つ
「それとな、海軍の士官官舎だが空きが出たという事でな如月大佐官舎に移ってはどうかと思ってな。」
大石司令は良い
「へっ?!」
驚いたような声をだし真霜さんは言い
「如月さん帰っちゃうんですか?」
真白さんも寂しそうに言い
「晩酌してくれるやつが居なくなるとこれはこれで寂しいがな」
真冬さんは言い
「貴方がよければまだ居ても全然いいのよ、部屋の空きもあるしね」
真雪さんが言ってくれた。でも規則は規則だし
「皆さんそこまで言ってくれてありがとうございます。でも私も海軍士官です規則には従いませんと部下達に示しがつきません」
言うと
「もう将官だろ」
真冬さんに突っ込まれるが
「そこ突かれると痛いですね」
言い
「司令、でしたら私は官舎に移動という事で・・」
言おうとしたが
「如月大佐、残念ながら空きはたった今なくなった。貴官は引き続き此処でお世話になりたまえ」
大石司令は言い
「へっ?!さっき空きが空いたって司令がおっしゃったじゃないですか??」
状況が飲み込めずに言うが
「無いものはないのだよ、そういう事だ」
そう言われ
「・・・・・・・・・・・もう少しお世話になります・・・・・」
言うと
「もう少しなんて言わず居れるだけいろ」
真冬さんが言い
「あはははは・・・・・・はぁ・・・」
ため息をつくしかなかった。結局このまま俺は滞在延長が伸びた。なぜか真霜さんが嬉しそうにしているようだった。
次回~次世代を担う防人達との邂逅~を予定しています。