ハイスクール・フリート~海の防人達~   作:特殊作戦群

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任務から帰還した優也らには休暇が与えられその初日、少女に出会う。次世代を担う彼女たちと。


第28話~次世代を担う防人達との邂逅~

「結局報告書上げないといけないのね・・・・・」

 

げんなりしながら防衛省から出てくる。だがこの世界は本当に良い。軍服を着ていても白い目で見られない。支給され早速着用している海軍准将の服をまじまじとみて

 

「准将ねぇ・・・・実感ないな・・・」

 

制帽を被り門を出る。

 

「腹減ったな・・・・どっかで飯でも食ってくかな・・・・」

 

そんな事を思ってると

 

♫~~♫~~~~♫

 

携帯がなり

 

「ん?真霜さんからだ」

 

電話に出ると

 

「ごめんなさい、今日夜遅くなりそうで夕食作れそうにないの代わりに頼んでも良いかしら?」

 

言われ

 

「オッケー、作っとくから仕事片付けてらっしゃい」

 

電話を切り

 

「さてと、適当なところで昼食を済ませて帰るか」

 

そう思ってると

 

「やめて下さい」

 

「もかちゃん!」

 

二人の少女がチンピラに絡まれているが悲しいかな周りの人間は見て見ぬ振りをしている

 

「全く・・・いい事ばかりじゃないってか・・・・」

 

ため息を付きつつ

 

「おい、真昼間から情けない事してるんじゃない大の大人が」

 

腕を掴みそいつらは俺の方を見るが、軍服の効果が凄まじいものだとわかった瞬間でもあった。

 

「か・・・海軍のじゅ・・・准将・・・・・・」

 

腕を離し

 

「ナンパなんぞさ泣けないことしてないでやる事あんだろうが」

 

一喝するとそそくさと行ってしまった。向き直り

 

「大丈夫かい?」

 

尋ねると

 

「えっと、ありがとうございます」

 

「ありがとうございます」

 

二人の少女は言うが若干怖がっているかのような感じだったため

 

「ごめんごめん、怖がらせちゃったみたいだね。私は如月優也海軍准将だおふたりは?」

 

聞き

 

「知名もえかです」

「岬明乃です」

 

二人の少女は言い足元に落ちている教科書や筆記具たりから勉強でもしているものだろうと推測できた。筆記具や教科書を拾い

 

「はい」

 

二人に渡し

 

「「ありがとうございます」」

 

二人は言い

 

「海軍の方ですか、将来お仕事をご一緒できるといいですね」

 

知名さんは言い

 

「うん?君海軍志望かい?」

 

尋ねると

 

「いいえ、私達はブルーマーメイド志望です」

 

二人は答え

 

「そうか、そうだな将来どこかで一緒に仕事ができるといいな」

 

そう言い

 

「おっと、そろそろ戻らなきゃなじゃぁまたどこかでご縁があれば」

 

言い残しその場を去った。二人は

 

「すごい若い准将さんだね」

 

明乃は言い

 

「相当なキャリアエリートな方なのかもね」

 

二人も言いその場を後にした。昼食を取り家に帰った。そして久しぶりにキッチンに立ち夕食の準備を始める

 

「冷蔵庫の中は・・・・・・」

 

確認すると

 

「ふむふむ・・・これとこれがあるから・・・・いけそうだな」

 

ひとり呟き

 

夕食の準備を開始した。そうこうしているうちにましろさんが学校から戻り

 

「如月さんが今日の夕食の準備ですか?姉さんは?」

 

聞かれ

 

「仕事が立て込んでるから遅くなるかもしれないとさ」

 

俺は言い

 

「はい、おやつ」

 

最初にデザートに作っていたプリンを一つ渡し

 

「わぁーありがとうございます」

 

ましろさんはスプーンを片手にダイニングに行った。そして夜、意外にも真霜さんは皆に比べ少し遅れる程度で戻ってきた。しかし顔を見ればわかるがあまりよろしくはない

 

「ほんとに美味しいわ」

 

夕食に作ったビーフシチューを食べつつ言い

 

「この計画なんだけど貴方は知っていた?就役まじかなのだけれど」

 

とある資料の束と写真を渡される

 

「ヘリ空母建造計画書」

 

真霜さんに渡され

 

「これは・・・・・」

 

一旦受け取り

 

「後で部屋でじっくり読ませてもらいます」

 

言ったが

 

「説明して欲しいのだけどいいかしら?」

 

言われ

 

「もちろんです」

 

気づけば二人で話す事が増えてきていた。

 

 

優也自室

 

「なるほどな・・・いずも型ヘリ搭載型護衛艦をベースにしたヘリ空母か。海軍での効率なヘリの運用方法を考えた結果がこのプランに至った訳だな・・・・」

 

真霜さが見ている中計画書と実際に偽装中の艦の写真を見て言い

 

「現実的にはアリだと思う。ヘリの行動範囲が大幅に広がるし移動基地にもなる航空燃料や装備品なども纏めて持ち運べる、でもメリットもありデメリットもある。」

 

言い

 

「デメリットは?」

 

真霜さんは言い

 

「空母は単独では動かない。と言うよりも単独で動けば自殺行為に等しい。空母の対空・対潜兵装は少ない。大概CIWSとSeaRAMが自艦防衛用火器になってるだから護衛する駆逐艦・巡洋艦が随伴するし海中でも潜水艦が数隻。現状の海軍の艦艇の数からしても大体三個艦隊は運用が可能と思われる」

 

説明し

 

「でも俺が知りうる所で違うのは後甲板にMk41VLSを配置してるのは違う所だな」

 

写真を見つつ解説する。それを聞いている真霜さんは

 

「うちの上層部がこの話聞きつけてまた発狂しちゃっててせっかく貴方が体を張って証明してくれた「特殊部隊」プランが危うく白紙になりかけたもの」

 

ため息を付きつつ真霜さんは言い

 

「なるほどな・・・すまない迷惑をかけた」

 

謝り

 

「ううん、ありがとうでもヘリ空母があればいろんな分野で活躍できるわね災害派遣や救助また海賊の対処も」

 

彼女は言った。

 

「空母ねぇ・・・・ヘリ空母機動部隊を組むような大事になるような事があれば困るがまぁ抑止力としてもないよりはあったほうがいいかもね」

 

俺は計画書と就役間近の間の写真を見て言い

 

「空母なんて単語は貴方が説明してくれないとまるっと分からないわ、私達海上安全整備局の人間は」

 

真霜さんは言い

 

「そうだよな、そもそも空母は固定翼機を運用するものもあるがこの世界には航空機なるものがない空母を持つにせよヘリ空母がいい所だ。」

 

言い

 

「さぁて仕事の話はもうおしまい。」

 

真霜さんは言い

 

「明日どこか行かない?せっかくの休みだし」

 

彼女は言ったが

 

「そうだな・・・・・大丈夫でしょう予定もなんにもないし」

 

答え

 

「そう、わかったわ」

 

そう言うと彼女は部屋のクローゼットから布団を取り出し

 

「お部屋の掃除のついでに持ち込んでおいたの、仕事関連のお話をすると私達じかんわすれちゃうじゃない部屋に戻るのも面倒くさいからさ」

 

真霜さんは俺の横に布団を敷

 

「貴方を信頼しているから出来る事よ分かるわね」

 

彼女は言い

 

「海軍士官たるもの常に紳士たれです」

 

俺は布団を敷

 

「着替えるんであっち向いててくれますか?」

 

真霜さんに言い結局互いに背中を向けつつ着替え布団に潜り込み

 

「おやすみなさい」

 

真霜さんは言い

 

「ええ、良い夢を」

 

言い意識を手放した。

 

 

 

真霜side

 

あっさりと規則のいい寝息をたてて寝てしまう彼を横目に

 

「{クスっ・・・本当に良かった・・・無事に戻ってきてくれて。}」

 

彼の寝顔を見て思った。ハンガーに掛かっている制服を見て

 

「准将・・・か。本当に最年少で将官の一人になったのね・・・」

 

制服、制帽に至るまで一士官とは全然違う

 

「いつまで一緒にいられるのだろう。彼が官舎に入ればそれで私達の関係はおしまいだものね。」

 

一人勝手にいい勝手にテンションが下がるが

 

「一緒にいたい・・・・」

 

言葉にしてようやく気付く。仲間思いで、誰かの為に涙を流せるほどに優しく。それでいて仕事は鋼の意思でこなす。半分は私と同じなのだと気づく、そこに私は男女の感情が混じっているのだ。

 

「おやすみ・・・・」

 

私は既に眠っている彼に一言いい意識を手放した。




次回~リラックスする二人~を予定しています。
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