ハイスクール・フリート~海の防人達~   作:特殊作戦群

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航海から帰港した優也らを待っていたのは海軍上層部の聴取と公安警察の聴取のダブルパンチだった。優也の頭の中では「なぜ仲間同士で殺し合いをしなければいけないのか?」その疑問が絶えず付きまとっていた。


第32話~すり減る心~

海軍第一艦隊司令部

 

「ふむ・・・わかったありがとう如月准将。今回の判断は難しい判断だったなだが貴官らしか知らない「極秘戦術」というのは我々にもご教授していただきたい同じ海軍の人間としても」

 

上層部の将官は言い

 

「もちろんです、ですが海軍内部において機密事項指定して頂かないうちはそうそう教えられるものでもありません」

 

答え

 

「そうだな、だが戦術的には素晴らしいの一言だ、目には見えない・レーダーで補足できないステルス艦を航行不能に追い込むとは、それと「はぐろ」は今現在点検とVLSのミサイルの補充を受けている。艦隊がまさか処女航海で戦闘になるとは想像もしていなかったからな」

 

もう一人の将官も言ったが

 

「私から言いたいのですがよろしいでしょうか提督」

 

言い

 

「ああ構わんよ准将」

 

言い

 

「なぜ・・・なぜ味方同士殺し合いをする必要があるのでしょうか?私には理解できません。ご存知の通り私はこの時代の人間ではありませんから「甘い」と言われてもそこは甘んじて享受します。しかし納得いきません」

 

吐き出すように言うと

 

「・・・・・・そうだな、准将の言うとおりだ。なぜ同じ海を守る者同士殺し合いをする必要があるのか。ここにいいる皆も分からないだろうな。准将、向こうも今わ混乱しているらしい公安が本格的に「海上安全整備局」の捜査に乗り出した。今回の事件は大鷹総理の総理大臣命令により最高機密扱いされる。もし外部に漏れれば国内が混乱する味方同士殺し合いをしていたなんて事が公になれば、わかるね」

 

諭すように言われ

 

「もちろん心得ております、私の口から口外する事はありません。それは「はぐろ」の乗員も同じです」

 

言った。

 

「では如月准将、聴取はこれで終わりだゆっくり休んでくれ。本当にご苦労だった」

 

提督らに言われ

 

「ハッ、失礼します」

 

制帽を脇に携え外に出るとそこには真霜さんがいた。

 

「大丈夫?」

 

言われたが

 

「攻撃に対してのお咎めや処分の類は一切なし。あとは公安に丸投げで終わりのようだ」

 

俺は言い

 

「そう・・・私もさっき聴取が終わったところだけども大事になってるはこっちも」

 

真霜さんは疲れたように言い

 

「そっちは大丈夫?」

 

聞くと

 

「現場のほうは大丈夫だけれども「海上安全整備局」の方は無事では済まないでしょうね、何人逮捕者が出ることか、頭が痛いわ」

 

ため息を彼女は付いている。

 

「帰りましょう」

 

俺は言い

 

「もう何が何だかわからなくなってきました、何が正しくて何が間違っていて誰が味方で誰が敵なのか・・・・」

 

言うと

 

「そうね・・・・私ももう頭の中ごちゃごちゃ」

 

俺達はそのまま帰宅し

 

真霜sroom

 

「チクショーめー、やってられっか・・ばーやろー」

 

「そうよ現場を預かる身にもなれー」

 

二人で日のあるうちに海軍・ブルーマーメイドの軍服・制服を着たままビールをかっくらっていた

 

「俺たちが何したってんだ、バカヤロー」

 

「私達は何も悪いことしてないのにーふざけんなー」

 

部屋の中はカオス状態になっていた。溜まりに溜まった日頃のストレス、鬱憤が爆発していた。

 

「何が「海上安全整備局」だそんなに俺達海軍が気に入らなけりゃてめぇらが侵略された時に最前線に立てってんだ、ろくな装備もないくせに言うことだけはいっちょ前ってか」

 

もう俺自身自分がわけがわからん状態になっていた。その後も俺達は互いに愚痴を言いまくり次々とビールの缶を開け飲み途中で俺達の意識は途切れた。

 

 

 

「あ・・・あれ?」

 

気が付くと俺も真霜さんも毛布をかけられ仲良く寝ていた。

 

「気がついたかしら」

 

真雪さんに声をかけられ体を起こそうとしたが

 

「まだ辛いでしょう、そのままで良いわ。」

 

言われ

 

「夕食食べられそう?」

 

尋ねられ

 

「はい、大丈夫ですすみません」

 

言い

 

「何があったか知らないけれどすごかったわよ真霜の部屋からお酒の匂いがするから真冬と見てみたら貴方達が海軍の軍服とブルーマーメイドの制服を着たままビールの缶を握ったま酔いつぶれているもの」

 

真雪さんから言われていると

 

「めぇ覚ましたか、大丈夫か?ほら薬と水真霜姉はこうなったら起きないから優也だけでも夕飯食べちまえよ、真霜姉には後で下りてくるように言うか部屋に飯を直送するからよ」

 

真冬さんに言われ

 

「すんません、迷惑かけます」

 

言い

 

「なに、いいって事よそれにもう家族みたいなもんだしな」

 

真冬さんは言ってくれ、ジーンとくるものがあった。その後俺は部屋に真霜さんを残しダイニングに降り夕食を食べていた。

 

「大変だったんでしょう、話は私も聞いていたけれども」

 

真雪さんが言われ

 

「それ、こっちでも聞いたし持ちきりだよ。まさか上がステルス艦を建造していたなんて現場クラスの人間は知らなかったからな」

 

真冬さんがため息を付きつつ言う

 

「私のいた時代でもステルス艦なんてのは聞いた事はありましたが実物を見たのは始めてでした」

 

言い

 

「でもそのステルス艦相手に航行不能まで追い込んだのが、イージス巡洋艦「はぐろ」だって言うからには「准将」がいかに優秀かが「バカども」にもわかっただろうさ」

 

ビール片手に真冬さんも言い

 

「そうね、レーダーに反応しない艦をいかに補足しそしてピンポイントに攻撃したか従来の戦術では出来ない事をやってのけたのだから」

 

真雪さんも言ってくれた。でも

 

「どうして・・・味方同士殺し合いをするんですかね・・・互いに助け合えばいいのに」

 

ぽつんとこぼすと

 

「確かにな・・・海軍が歩み寄ってくれているのにうちの上層部は歩み寄る気配すラないしな。これじゃ何が敵で何をすべきか全然分からないしなやるせないよ」

 

真冬さんが頷いた。

 

「明日から少し休みならリラックスしたらいいんじゃない?思いつめると体に毒だぞ」

 

言われ

 

「そうします、今日は早めに休みます」

 

俺は言い夕食後、自室に戻り制服をハンガーにかけ

 

「何が正しい・・・か、やめやめ」

 

考えるのをやめて布団を敷きさっさと寝る事にしたのだった。




次回~新たな出会い~を予定しています。
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