ハイスクール・フリート~海の防人達~   作:特殊作戦群

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何時も通りの日課をこなして戻ってきた俺は知る事になる。悲劇の一報を


第39話~状況悪化、商船撃沈~

翌日何時も通りの日課を終え、戻ってくると既にダイニングで真霜さんと栞菜さんの二人が朝食の準備をしていた

 

「やる事ないと落ち着かない・・・・」

 

そんな事を思いつつテレビをつけると

 

「ご覧下さい、タンカーが沈没して行っています。日本商船とイギリス国籍の商船の二隻が沈んで行きます救命ボートも山のように・・・はいはい・・ただいま入ってきた情報によりますと、攻撃は魚雷とも機雷とも言われて情報が錯綜しています」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

俺も真霜さんもそして栞菜さんも開いた口がふさがらなくなった。朝食後に出勤そして会議室に置いて米軍提供の水中において撮影された映像を元に

 

海軍高級士官・将官・海上安全整備局幹部・米海軍士官

 

「イランの犯行を疑う余地はない、事は一刻を争う艦隊の編成を急ぐべきだ」

 

海上安全整備局の高官は熱くなり

 

「キサラギ准将、事態は急迫しています。艦隊の派遣は避けられないと思われますが」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

米海軍エステリード中佐は言うなか

 

「発言よろしいですか、准将」

 

真霜さんが手を挙げ

 

「宗谷一等保安監督官どうぞ」

 

俺は言い

 

「今回の攻撃についてですが、イラン海軍による機雷での攻撃でならば可能性はあるでしょうが機雷でここまでの大穴が開くでしょうか?」

 

真霜さんは言い

 

「続けて」

 

俺は言い

 

「はい、この攻撃は魚雷での攻撃の可能性が濃厚かと思われますがイランに雷撃可能な潜水艦はあったでしょうか?」

 

その一言で俺や高本中佐以外の海軍側はハッとしたような顔になり

 

「私も同じ事を考えていました。イラン海軍にここまでの攻撃能力が果たしてあったかいなかを機雷ならば可能性は濃厚でしょうしかしここまでの損害になると魚雷の可能性も捨てきれない。」

 

言い

 

「情報提供感謝します」

 

エステリード中佐に謝意を述べ

 

「諸君、流石にここまでの被害が出ては我々も看過はできないだろう。状況の推移を見つつ上層部に艦隊編成を進言するものとする。異論のあるものは?」

 

周りを見つつ言い誰ひとりとして異論を挟むものはいなかった。米国側も満足そうだしかし奴らは気付いていない。誰も「空母機動部隊」派遣を進言するとは言っていないからだ。会議終了後

 

「如月准将、」

 

真霜さんに呼び止められ

 

「さっきの艦隊編成進言って本当?」

 

言い

 

「本当です。ただ、通常編成で「空母」は出すつもりはありませんが」

 

ニコッとすると

 

「貴方って人は・・・・」

 

真霜さんも言い

 

「アメ公を嵌めてやりましたがね」

 

言い

 

「それでは失礼」

 

俺はそのまま後にし

 

「司令官室」

 

「なるほどな、アメリカ海軍は「ヘリ空母しょうほう」のデータが欲しいとだからしつこく空母艦隊の派遣を進言するように貴官に求めてきたわけか」

 

大石司令長官は言い

 

「司令、そのような要求は突っぱねるべきです。イカな同盟国とはいえ国防機密に該当するそれをおいそれと出すわけにはいきません」

 

原副司令も言うなか

 

「一応、艦隊編成を進言します。ただ通常編成ですが」

 

言うと大石司令はニンマリと笑い

 

「なるほどな、アメリカを嵌めた訳か、准将」

 

大石司令がいう中

 

「どういう事です、司令」

 

原副司令が言い

 

「明確には言わずただ「艦隊編成」を進言すると如月准将は言い恐らくはこの発言で米海軍は「ヘリ空母しょうほう」が出てくると踏むだろうがその実は「通常編成」つまりイージス艦数隻と汎用駆逐艦数隻そして潜水艦数隻の通常編成というわけだ」

 

大石司令は言い

 

「上手い事やったな准将」

 

原副司令も言い

 

「ええですが、事と次第によっては「ヘリ空母しょうほう」の出番もあるかと思っています」

 

伝えると

 

「そうだな、私もそれはあると思っている。」

 

大石司令長官も頷き同意した。しかし事態は思わぬ方向に動き出す。




次回~デフコン2~を予定しています。
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