俺の病室で海軍に支給された軍服に袖をとおした仲間達が集った
「では、如月い・・・いえ如月大佐、またはぐろの艦橋・CICで」
副長の高本翼中佐は軽く敬礼し、その他砲雷長・航海長共に敬礼する
「ああ、そうだな。また艦上で会おう」
俺も返礼する。そうして仲間達が出て行き
「はぁ~~あ、どうしよう大石司令長官は大丈夫だと行っていたけれどもいきなりホームレスはまずいなぁ・・・」
頭を抱えため息を付いていると
コンコン
ドアをノックする音が聞こえ
「どうぞ」
声をかけると
「失礼します。」
見た目40代前後の女性と宗谷さんと黒いマントのようなものを羽織った女性と計三人
「如月優也海軍大佐でしょうか?」
どうやら三人とも宗谷さんと同様ブルーマーメイドの関係者のようで
「はい、お手元の資料の通りです。そちらは?」
聞き返すと
「申し遅れました、私宗谷真雪と申します。海軍の大石司令長官からどうか一つ頼みたいと言われてどのような方かと思い本日面会にきた次第です。」
丁寧に言われ
「ご丁寧にありがとうございます。知識のみですが伝説とも言える方を前にすると身震いしますね」
俺は答えた。15年前、領海内を荒らし回った武装船団を単艦で殲滅したことから「来島の巴御前」と呼ばれ現役を退いた今も伝説的人物と言われている。
「大佐って言うから年の言った人かとおもってたけどもあんた年いくつよ」
真雪さんの後ろの黒いマントを着た方に聞かれ
「29歳です」
答え
「29歳?!」
驚いた風に言われ
「真冬、失礼でしょ」
真雪さんが軽く叱るが
「よく言われましたよ、あっちの世界でも。年もそこそこの若造が最年少一佐だと?とね」
答え
「真冬ったら・・・妹がごめんなさい如月大佐」
真霜さんも謝る。
「気に為さらないで下さい」
答え
「如月さん、大石司令長官よりひとつよろしく頼むと言われたのが海軍士官官舎が空きが出るまで貴方を面倒をよろしくお願いしたいと」
真雪さんは言われるが
「ですが大丈夫なのですか?」
俺は恐る恐る聞くと
「如月さん私達の家族構成は 母真雪そして娘にあたる私達長女真霜そしてさっき失礼な事を言った次女真冬最後に三女真白の4人なので部屋はいっぱいあるから問題はないわ」
真霜さんが説明してくれるが
「いやそれまずいような気が・・・女性4人の所にいきなり男が・・・と言うのも」
俺は難色を示したが
「硬いこと気にしすぎだ大佐さん」
真冬さんは豪快に笑い
「あ・・はははは」
俺もひきつるように笑い
「それに男手が必要な事とかもあるかもしれないですし」
真霜さんも言い
「そういう事です、というよりも選択肢はないに等しいのですから諦めて下さいな」
{ふふ、大石司令長官も粋な計らいしてくれて真霜か真冬あたりとくっついいてくれれば肩の荷が一つ下りるわ・・・}
真雪さんは内心思いつつも言い
「ハハハはは・・・まじか・・・・」
居場所がないよりはマシだろうと俺も思い
「いきなりですみませんがご厄介になります、よろしくお願い致します。」
頭を下げる。なんとか退院後の仮住まいを確保し退院を待つのみとなった。
軍病院廊下にて
「かなり好感のもてそうな人ね、」
真雪は言い
「だけど、なんていうか軟弱にも見えるようなきもするけどさぁ」
真冬が言ったが
「いいえ、あの大佐は既に実戦を経験しているわ、目を見れば分かる。迷いのない目を見ればわかるわ・・・あの目は「人を殺した目よ」」
真雪は言い
「母さんもそう思った?、私も同じ意見」
真霜も同調した。事実、後に尖閣紛争の事を優也が語るのは、また先の話・・・
次回~退院・居候~を予定しています。