第一ヘリ空母機動部隊 防空イージス巡洋艦「はぐろ」
CIC
「今の艦隊の状況ではしょうほうを守る防壁はない状況だ。その上で米軍が仕掛けてくるとしたら、高本中佐、宗谷一等保安監督官さてどの距離での攻撃が予想される?」
二人に質問し
「この世界でも米海軍の潜水艦の主装備がMk48魚雷とすれば・・・・・」
高本中佐は考え
「ええ、合ってるわ。米海軍の主力魚雷はMk48魚雷よ」
宗谷一等保安監督官が補足し
「だとすれば射程は・・・約50㌔・・・か」
翼は言い
「海図を出してくれ」
俺は言いモニターに表示される。
「今艦隊は左舷にわざと隙を見せている、そして各僚艦の位置が此処、そして最後の確認位置からおおよその予測だが「たつなみ」「やまなみ」の位置が此処と推測できる。」
二人に説明し
「なんでです艦長」
翼は言ったが
「待ち構えるには予め魚雷を装填し無音着底して敵ソナーからロストしないといけない。位置的に待ち伏せができるのはこの位置しかない」
翼に説明し
「如月准将、敵潜を撃沈するので?」
宗谷一等保安監督官は言い
「それは艦隊総司令官にお伺いを立てなければいけません。ですが、相手が先制攻撃をかけてきたらこちらも迷わず魚雷を撃つでしょう。」
俺は言い真霜さんに向き直り
「保安監督官、この海域は既に戦場です」
彼女に告げ
「通信員、旗艦しょうほうCICに通信、敵潜の対処を伺え」
通信員に命令を出す。
「言い了解しました、艦長」
通信員はしょうほうへと電文を打つのだった。
旗艦しょうほう CIC
「大石司令、イージス艦「はぐろ」より入電です。」
通信員は大石司令に言い
「准将は何と言っている?」
聞き
「はっ、敵潜の対処の指示を求む」
との事です。
通信員は言い
「いかな敵潜とはいえ撃沈してしまうのはマズイか、艦隊総員には頑張ってもらう。敵潜を拿捕・または強制浮上させる、各艦に打電、対潜警戒を厳としつつ対潜戦闘用意ッ」
大石司令は言い通信員は各艦に文を送る。
イージス巡洋艦「はぐろ」
「艦長、司令より各艦に対潜警戒を厳とせよ、また対潜戦闘用意ッ」
との命令です。
通信員は言い、インカム越しに
「総員、対潜戦闘用意ッ繰り返す対潜戦闘用意ッ」
命令を下令し艦内で警報がなりまた水密扉を非常閉鎖する。
イージス駆逐艦「いそかぜ」
「艦長、水密扉閉鎖完了。」
報告を聞き
「敵潜は既に潜んどるんや、きぃ抜くな」
田中中佐は部下に厳命する。
イージス駆逐艦「あしたか」
「対潜戦闘用意よしッ、艦長いつでもASROC発射可能です。」
砲雷長が山本中佐に報告し
「艦内非常閉鎖完了。」
報告が上がり
「了解だ」
空母護衛のイージス巡洋・駆逐艦そして汎用駆逐艦・対潜警戒駆逐艦の全てが対潜戦闘準備が完了した中、海中では
最新鋭リチウムイオン蓄電池搭載型潜水艦 SS-511「たつなみ」
発令所
「ソナー、聞き漏らすな」
深町中佐は指示を出し
「艦長、敵潜は来るでしょうか?」
副長の速水少佐は深町中佐に言い
「これだけの隙を見せてやってるんだ、必ず来る。それも・・・本艦のソナーの探知圏内から奴は撃ってくるはずだ。しかし司令も無茶を言いやがるこれを見ろ」
深町中佐は速水少佐に命令文を渡し
「拿捕・強制浮上?!また無茶をいいますね」
速水少佐は言うが
「まるっきり無理という話でもない、かつてイージス巡洋艦「はぐろ」がホワイトドルフィンの潜水艦相手にその芸当をやってる。魚雷を近距離で自爆させ沈没はしないが浮上しないとマズイ状況に無理やり持っていった方法がある。それを「やまなみ」とやればいけるはずだ。水雷長、魚雷はどうだ行けるか?」
深町中佐は速水少佐に説明し水雷長に魚雷の有無を確かめる。
「問題ありません。」
水雷長は答えるそして
「・・!!感あり・・・・この諺文は・・・米海軍ディーゼル潜「シーフォックス」です」
ソナー員は報告し
「奴は方角と距離は?」
深町中佐は言い
「ドンピシャです。手薄になっている方から向かってきます、距離40」
ソナー員の報告に
「副長、通信用のブイはまだあげたままだったな」
速水少佐に尋ね
「はいそうです、艦長」
答え
「旗艦に敵潜接近を知らせろ、方角はドンピシャ、距離40、獲物は袋に入ったと」
「たつなみ」通信員から旗艦しょうほうに電文が打たれる。その頃僚艦「やまなみ」は
最新鋭リチウムイオン蓄電池搭載型潜水艦 SS-512「やまなみ」
「艦長、感あり・・距離40・・諺文から米海軍ディーゼル潜「シーフォックス」と断定」
ソナー員は海江田中佐に報告し
「やはり潜んでいたか・・・」
海江田中佐は言い
「艦長、司令からの命令は撃沈ではなく拿捕・強制浮上との事ですが」
副長の山中少佐は言い
「敵潜の戦闘能力を奪うしかないだろう。洋上艦からの攻撃でそれを実際するのは難易度が高いがイージス巡洋艦「はぐろ」がそれを一度だけだがやっている。戦法としては魚雷を近距離で自爆させる必要がある。その上で上から爆雷を投下する必要があるがな」
海江田中佐は言い
「撃沈もやむおえないのでは?」
言ったが
「それでは意味がない。ちゃんと米海軍に襲撃された証拠がなければ最悪はこのまま過去の繰り返しに・・・いや日米戦争にまでなりかねない」
海江田中佐は訝しみ
「やるしかないようですね、艦長」
山中少佐も言ったのだった。潜水艦が既に戦闘準備を完了し潜むとは知らずに米海軍ディーゼル潜「シーフォックス」は魚雷の発射の為ギリギリの距離まで接近しようとしていた。
米海軍ディーゼル潜「シーフォックス」
「ライアン中佐、順調であります。あと5㌔後に魚雷を発射し本艦は海域を離脱します。」
水雷長は報告するが
「・・・・・・・・・・・・・」
ライアン中佐は腕を組み
「艦長?!」
副長も言い
「・・・・順調すぎる・・・・恐ろしいくらいに・・・そして余りにも出来すぎているような気がしてならない」
ライアン中佐の予感が的中していたのがわかったのは後の話になる。最新鋭潜水艦が待ち構える罠の中にまんまとはいってしまった事に彼は知る由もない。
次回~日本海軍VS米海軍3~を予定しています。