「貴国がこれ以上戯言を並べるならばこれ以上話す事はありませんな」
大鷹総理は言い
「では総理、艦隊の総攻撃命令へ移行でよろしいでしょうか?」
西郷防衛大臣も言いイラン側は青ざめる
「ま・・待ってくれ、」
その時だった、
「失礼します」
日本海軍の連絡官が入出し
「総理へ報告であります。艦隊総司令大石中将より艦隊が襲撃を受けたとの事です。雷撃により「イージス巡洋艦「はぐろ」」が被弾、負傷者多数並びに重傷者を出しているとの事です。」
この報告に
「これで決まりですかな」
「ええ」
大鷹総理と西郷防衛大臣はすくっと席から立ち上がり、イラン側の人間は真っ青を通りこして死人色になっている。
「艦の損害報告は」
大鷹総理が尋ね
「はっ、艦首に魚雷は着弾、三重の安全装置が自動作動し防水扉が自動閉鎖したため浸水等の深刻な被害は避けられています。自力航行も可能との事です。」
報告を受けるが
「いえ、総理攻撃してきたのはイラン海軍ではありません、米海軍です」
その報に
「なに?!」
西郷防衛大臣は言い
「イラン海軍からの攻撃へも備え対潜・対水上戦闘状態で警戒していましたが攻撃を仕掛けてきたのは米海軍所属のディーゼル潜「シーフォックス」との報告であります」
その報に
「なぜ米海軍が」
西郷防衛大臣は訝しみ
「総理、艦隊への指示はいかが致しましょうか?」
連絡官に
「急ぎ、はぐろの救援活動を行うように、陣形を整え直し最悪は敵潜の撃沈も許可します」
大鷹総理は言い
「無論、対地攻撃準備も怠りはしないように。完全に彼らイランが白とわかったわけではないのだから」
疑いの眼差しをイラン側に向ける大鷹総理をよそに
「沈没は免れそうなのだな」
西郷防衛大臣は言い
「はい、自力航行が可能ですので大丈夫であります。唯、艦首の被弾により前甲板に配備されているVLSは使用不可能です。ですが後甲板のVLSは使用可能です。」
連絡官は報告し
「不幸中の幸いですな」
西郷防衛大臣は言い大鷹総理と共に椅子に座り直し
「さて、如何しますか?我々は解放に応じなければ攻撃も辞さないと先程から申しております。経済制裁も追加のオプションに入りますが」
西郷防衛大臣がイラン側を脅すが
「貴国は、自国の艦艇が攻撃されているにも関わらず無関心なのか!!」
一部から言われるが大鷹総理は鼻で笑い
「私は最高の部下達を信じていますから現場に任せています。それよりも、貴国は自分の身の心配でもしたらいかがです?貴国の対空防空網くらいわが国の艦隊のミサイルは突破しますよ?。軍事施設を火の海にされたいのですか?」
と言った。
「・・・・・・・・・」
余計な事を言ったイラン閣僚の一人は黙り
「大鷹総理、我国は友好国である日本と事を構えるまして一戦交えるなど考えておりません。つきましては、貴国と英国の船舶並びに乗員の解放は確約致します、ですが米国については論外です。貴国が同盟国というのも十分に考慮しております」
イラン側は言い
「米国籍の乗員を盾に取った人質外交を行う時点で貴国がいう宗教テロリストと何ら変わりはありませんよ?」
大鷹総理は言い
「我国は、我海軍は逃げも隠れも致しません、お相手致します。ただし、我々にかかってくるつもりならば全滅の覚悟をする事だ。手負いの艦隊でも貴国相手ならば十分だ」
西郷防衛大臣は言い
「閣僚と話し合わせてくれ」
イラン側は言い
「わかりました」
大鷹総理は言い
「では我々は一時退出致します。結論が出ましたらお呼び下さい」
言い退出していったのだった。
次回~決着~を予定しております。