ハイスクール・フリート~海の防人達~   作:特殊作戦群

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あの事件以降時は流れ季節は地面を白く染める白銀のシーズンになっていた。そしてゲレンデに二人の姿はあった。


第50話~動き出す未来~

宗谷家所有ロッジ

 

「へぇ・・・すごいなぁ・・・」

 

荷物を持って俺は此処に訪れていた。真霜さんと二人で

 

「真冬さんも残念だね、仕事が被って真雪さんもまぁ受験生のましろちゃんはわかるけども」

 

俺は言った。あの後病院から退院し一応造船所で「はぐろ」の修復状態の確認を行い何とか年内には完了するとの事だった。そして俺達はその後も地上で色々仕事をこなしこうして冬季休暇を貰うことが出来た。

 

「クスっ、荷物下ろしてゲレンデに行きましょ?久しぶりのウィンタースキーよ、楽しまないと」

 

そう言って真霜さんは直ぐに着替えるために部屋に行ってしまった。

 

「さて俺も着替えるか・・・・」

 

部屋でスキーウェアーに着替える。そして先に外で待つこと数分後

 

「ごめんなさい」

 

真霜さんが出てきた。

 

「行きますか」

 

俺は言い

 

「うん!」

 

彼女を伴い、ゲレンデでリフト券を購入し、リフトに乗る。

 

「スキーの腕前どれくらい滑れるか聞いてなかったけど大丈夫?」

 

真霜さんに聞かれ

 

「一応、雪国生まれだし、小学校に授業でスキーやってたし、高校でもスキー授業でやってたから結構自信はあるよ」

 

俺は答えた。

 

「ふーん・・・」

 

意味深に真霜さんは言い俺達はリフトを降りる。

 

「さて、じゃぁ下まで競争して負けたほうがお昼ご飯奢りってのはどうかしら?」

 

彼女はゴーグルをかぶりながら言い、俺もゴーグルをかぶり

 

「オッケー、その話乗った」

 

言った。そして俺と彼女は同時に下を目指してスタートする。その結果は・・・・

 

 

「悪いね、真霜さん」

 

俺は言い

 

「反則よ、国体の選抜選手だったなんて・・・もう・・・」

 

半分いじけながら言い

 

「でも次は負けないわ」

 

彼女は言い

 

「俺もだよ」

 

二人で昼食を取りまたゲレンデに繰り出すのだった。そして夜

 

「ふぅ・・・滑った滑った」

 

大満足で俺はスキーの板を外し道具を纏める、その横で

 

「はぁはぁ・・・結局勝てなかった・・・」

 

凹んでいる真霜さんがいた。そして二人してロッジに戻り

 

「さてはて、夜ご飯は何を作ろうか・・・・・」

 

冷蔵庫を開けると、色々な食材があり

 

「ほうほう・・・色々いけるな・・・・」

 

思い

 

「真霜さん、鍋で良いですか?」

 

俺は聞き

 

「ええ、如何にも冬って感じでいいわね」

 

真霜さんも頷き

 

「さぁて、作るか」

 

だし汁から作っていきそして野菜を刻み、お肉を切り準備を整えて行く。その光景を見つめる。

 

「・・・・・・・・・・」

 

内に秘める想いと共に。夕食後

 

「ふぅ・・・食べた食べた」

 

こたつに入り二人でまったりと過ごしていると

 

「あ・・・・雪」

 

真霜さんは言い、そのままテラスに出ていき

 

「風邪引きますよ」

 

彼女のジャケットを持って俺も自身のジャケットを着て外に出る。外はとても神秘的な光景だった。

 

「ハイ、ジャケット」

 

後ろから彼女にはおり、俺も彼女と共に夜空を見上げる。本当に神秘的な光景だった。星空に舞い降りる雪。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

二人でひとしきり神秘的な夜空を眺め言い出したのは真霜さんだった。

 

真霜side

 

「あ・・・あのさ、聴いて欲しい事があるんだけどさ、いいかな」

 

私は言ったがこの時点で私の頭の中はプチパニック状態に陥りかけていた。「この先」の事をどう伝えるか、家族に冷やかされたりおちょくられたくない為に二人でこの旅行に来たのだから

 

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

彼は私の顔を見たまま真剣な表情をしている、何かを感じ取ったかのように。

 

「私はえっと、貴方がこの世界に転移・・かな?それから一緒に過ごしてきた、軍人としての貴方、そして普通の人としての貴方全部を見てきた誰かの為に涙を流せる心の優しい人であり、そしていて自分には厳しい人、任務は鋼の意思で遂行する軍人である事、それでいて家族を何よりも大事に思う事その全てを含めて貴方の隣に居ると安らぎを感じる、ずっと貴方の隣に居たいと・・・」

 

私は言い、覚悟を決め次の言葉を告げようとしたが致命的な間違いを犯し後にその事で笑われる事になる。

 

「き・・如月優也さん・・・わ、私宗谷真霜は一人の男性として貴方の事が好きです、私と・・・」

 

恥ずかしさの余り次に言うべき一言を私は間違えてしまった。これは家族にも笑われる事になる。

 

「わ・・・私と結婚してください・・・・あ・・・・・」

 

何もかも飛ばしてしまった。これは笑えない、しかし

 

真霜side終わり

 

 

優也side

 

真霜さんの驚愕の交際も同棲?・・・居候してるから同棲してるようなものなのだろうけども全てをすっ飛ばしてのプロポーズに

 

「クスッ・・・」

 

笑ってしまうも

 

「私も貴方の隣に居ると、安らぎとそして何よりも安心する事が出来ます。料理や家事全般は任せて下さい。」

 

俺は言い彼女の、真霜さんの手を取り

 

「謹んでお受け致します、残りの人生を一緒に共に歩きましょう。」

 

彼女に言い、ただ黙って彼女を抱きしめた。

 

優也side終わり

 

 

雪がひらひらと振り降りる中、きっかけは真霜さんのすっ飛ばしすぎた告白だった、でもそんな事は些細な事だと思っている。ただただ今は互いに幸せを感じているのだから。白銀の夜空の光景はまるで二人を祝福するように




次回~変わる関係~を予定しています。
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