ハイスクール・フリート~海の防人達~   作:特殊作戦群

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その日の業務を終え、自宅に戻ると何故が・・・・・・


第53話~受験戦争~

宗谷家

 

「ただいま帰りました」

 

玄関を潜り軍帽を取り入ると

 

「お帰りなさい」

 

真霜が出迎えてくれる

 

「ただいま、そういえば今日の視察で横須賀海洋女子に行ったけども真霜の先輩だって言ってた古庄指導教官とあったよ」

 

靴を脱ぎコートを真霜に持ってもらいつつ言い

 

「航洋艦の視察でしょ、説明担当古庄先輩だったんだ」

 

真霜は言いつつも後ろを気にしている様子だった。

 

「何かあったのか?」

 

尋ね

 

「あーえっと・・・うん貴方も「宗谷家の一員」だものね」

 

真霜は言い

 

「私が言うよりも見てくれた方が早いかも」

 

そう言い俺の制帽とコートを持ったまま奥に行ってしまった。

 

「??」

 

思いつつも

 

「ただいま帰りました」

 

居間に入り

 

「お帰りなさい、優也さん」

 

義母の真雪さんと落ち込んでいる真白ちゃんそして

 

「お帰り兄貴」

 

真冬さんが出迎えてくれた、そして

 

「あ・・・あの優也お義兄さん聞きたいんですけども良いですか?」

 

真白ちゃんが言い

 

「ん?どうしたんだい?」

 

座り俺は言う

 

「えっとお義兄さんの世界での士官学校の入校時と卒業時のお義兄さんの成績ってどうでしたか?」

 

聞かれ

 

「えっと、防衛大学校のことか。入学・卒業は共に主席だし4年間主席の座明け渡した事はなかったかな」

 

答え

 

「がーーん・・・私はやっぱり不幸だ・・・・・」

 

がっくりとうなだれ

 

「真冬さん何があったんですか?」

 

聞くと

 

「これ、これだよ」

 

一枚の紙を俺に渡す

 

「なになに・・・・・・」

 

ネクタイを緩めつつそれを見るとどうやら模擬試験の結果が表示されていたようだった。

 

「志望校 横須賀海洋女子学校、合格可能性ランク・・・E・・・・」

 

結果から見れば可能性はかなり低い

 

「あれ・・・ちゃんと勉強してるのにこれは少し・・・変だな・・・」

 

言うと

 

「真白、優也にあれみせた?」

 

真霜が台所で作った夕食を運んできていた。

 

「おっ、真霜姉また腕上げたんじゃない」

 

真冬さんが言い

 

「そうね、真霜また腕を上げたわね」

 

真雪さんも言う

 

そんな中

 

「こ・・・これ」

 

真白ちゃんが俺に紙を渡すどうやら問題と答案のようだ。

 

「わかった、とりあえず食後に見てみる」

 

真白ちゃんから受け取った紙を脇に置き

 

「「「「「「頂きます」」」」」」

 

言い夕食を食べる。

 

「お、美味い」

 

俺は言い箸を食べ進める。

 

「ほんとに美味しいです」

 

栞菜さんも言っている。

 

「お仕事も大事だけどもあまり無理しないようにね、最近貫徹してるみたいだし」

 

真霜が言い

 

「すみません、ついつい仕事がはかどると我を忘れてしまって」

 

言っている。俺達が結婚した後も彼女は皆と一緒に暮らしている。まるで最初から皆が一緒の家族のように。

 

食後

 

夕食を作った真霜と交代で食後の食器洗いが終わった後

 

「さて、じゃぁ見てみるか」

 

答案と問題を見ると直ぐにその違和感の答えに気づいた。

 

「これ・・・・回答欄と答え記入する場所がずれてるじゃないか」

 

言い

 

「はう・・・・」

 

真白ちゃんが凹んでる。

 

「ちゃんと落ち着いてとけば問題ないのに」

 

「真白はそそっかしい所があるからね」

 

真冬さんと真霜に言われ

 

「確かに、これは俺も庇いきれないな」

 

答案を置き

 

「そ・・そんなぁ・・優也義兄さん」

 

真白ちゃんが半泣き状態になるが

 

「でも、何とかできなくもない」

 

言いペンケースから定規を取り出し名前を書く欄に名前を書き問1を解く前に問2の解答欄を定規で隠しそして問1を解いたら次は問3の解答欄を隠し問2を解く。こうすれば記入ミスは防げる

 

「やってみると良い、こうすれば記載ミスは防げるはずだ。」

 

手本を示し、

 

「はい、ありがとうございます」

 

真白ちゃんは自室に戻っていった。

 

 

寝室

 

結婚後、彼女の真霜の部屋が寝室になった。かと言って居候時に使っていた部屋はと言うとそのままだ。仕事時にどうしても軍事機密上一人で行わないといけない場合の仕事の際やプライベートで使っている。

 

「今日もお疲れ様」

 

「互いに」

 

二人で言いつつ

 

「そういえば、査察の事だけども・・・・・・・・」

 

仕事の話をしようとしたが

 

「家でまで仕事の話をしなくてもいいじゃない」

 

と真霜に口を指で蓋をされ

 

「互いに共働きで少ない「夫婦」の時間だもの」

 

そう言い真霜は寄り添う。

 

「そうだね」

 

一言言い、時計に目をやると既に夜の11時を指していた。

 

「はぁ・・・寝るのがもったいない・・・でも寝ないと明日の仕事に差し障る」

 

俺はため息をつきつつ言い

 

「今度互いに日程を調整して休みをとりましょう、ね?」

 

真霜は言い

 

「そうしよう」

 

俺は言いあくびを一つし

 

「じゃぁ寝ようか」

 

横になり

 

「おやすみ」

 

「うん、おやすみ」

 

互いに言いベットにて眠りについたのだった。

 

 

 

深夜

 

「・・・・・・・ん・・」

 

唐突に目を覚ますと

 

「・・・・動けん・・・・・」

 

よく見ると真霜に抱き枕にされていた。

 

「・・・・すー・・すー」

 

規則の良い寝息が後ろから聞こえ

 

「ごめんね・・・・・」

 

一言良いそっと真霜の手を離しベットから置き直後にトイレに行きたくなり。トイレに向かう。その途中、ドアが少し開いており、そっと覗くと

 

「ましろちゃん・・・・」

 

必死に問題集を解き勉強する彼女の姿があった。ああも頑張っている姿を見ると応援したくなってしまう。

 

用を足して手を洗いキッチンに向かう。冷蔵庫の中を見て

 

「ふむ・・・・おかゆかな」

 

簡単に夜食を作りましろちゃんの部屋に向かい

 

「やぁ、頑張ってるね」

 

部屋に入り声をかけると

 

「あ、義兄さんすみません気を使わせてしまって」

 

言われるも

 

「はい、これお夜食頑張って」

 

そういい勉強の邪魔にならぬ様に部屋の外に出ると

 

「うぉ・・・・」

 

外に真霜がいた

 

「ありがとね、妹に気を使ってくれて」

 

そっと部屋をのぞき真霜もいい

 

「俺にとっても妹だよ。受験上手く行ってくれる事を願うばかりだよ」

 

言い

 

「さて、今度こそ寝ましょう朝まで離さないんだから」

 

真霜は言い

 

「勘弁して下さい」

 

情けなく言う俺だった。




次回~水上打撃艦隊~を予定しています。
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