ハイスクール・フリート~海の防人達~   作:特殊作戦群

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多機能FFMフリゲート艦の視察を終えた優也の元に大石司令より指示が飛ぶ。


第56話~調査命令~

艦隊司令室

 

「ジャミング・・・ですか」

 

司令室に呼ばれた俺は大石司令に言われ

 

「うむ、官民問わず船舶等の電子装備で影響が出てる。」

 

大石司令は言い

 

「ですが、この海域においてはそんな施設やまして、諸島も・・・・・!」

 

俺はハタと気付き

 

「まさか・・・・・」

 

思うも

 

「その海域では海底火山の噴火で島が出来つつある。まさかとは思うがな」

 

言うと

 

「そこでだ、編成されたての艦隊で調査に当たってほしい。」

 

大石司令は言うが

 

「ですが潜水艦含む7隻の艦隊組んでまでの大掛かりな調査が必要でしょうか?必要に応じてばらける、もしくはFFMフリゲートはどうでしょうか?」

 

俺は言い

 

「万が一と言う事もある。ここは1つ頼めんか、宗谷准将」

 

上官にそう言われればNOとは言えない。

 

「了解しました。第2水上打撃艦隊は調査任務に就きます。」

 

言い敬礼し

 

「電子機器だけではなく貴官のような柔軟に対応できる人材が今後も必要になる。頼むぞ」

 

大石司令は言った。司令室を出て翼に

 

「各艦の艦長と副長を集めてくれ、顔合わせがてら本艦隊に下った命令を皆にも説明する。」

 

翼に言い

 

「了解しました」

 

翼は言ったのだった。

 

 

会議室

 

 

第2水上打撃艦隊

 

イージス巡洋艦[はぐろ]

 

艦長兼群司令 宗谷優也准将

副長 高本翼中佐

 

イージス駆逐艦[あしがら]

 

艦長 永峰頼人中佐

副長 藤田明人少佐

 

イージス駆逐艦[はるな]

 

艦長 工藤健人中佐

副長 田中昭三少佐

 

多機能FFMフリゲート艦[もがみ]

 

艦長 早川守中佐

副長 高橋進少佐

 

多機能FFMフリゲート艦[すずや]

 

艦長 山野成智中佐

副長 浜田寛治少佐

 

SS-511[しょうりゅう]

 

艦長 中山徹中佐

副長 岡崎雄二少佐

 

SS-512[とうりゅう]

 

艦長 速水遠矢中佐

副長 永田栄一少佐

 

 

各艦幹部が揃っており

 

「司令官入られます、敬礼ッ」

 

永峰中佐が号令をかけ、皆が敬礼する

 

「休め、着席」

 

俺は言い皆が着席したのを確認し

 

「諸君も聞き及んでいるとは思うが、本艦隊の最初の記念すべきファーストミッションが決まった」

 

俺は言うと皆が互いに顔を見合わせる。そんな中

 

「宗谷群司令、任務は何でしょうか?もったいぶらずに教えてください」

 

すずや艦長の山野中佐が言い、プロジェクターで海図を映し

 

「本海域で電波障害が起きてるのは聞き及んでいるな」

 

俺は皆を見回し、各艦の艦長、副長共に頷く。

 

「その被害は深刻で官民問わずに電子機器に影響が出るほどと報告を受けている。そして我々第2水上打撃艦隊の任務はその電波障害の調査にある」

 

説明し

 

「成る程、確かに司令の言う通りだな。」

 

「ああ、ジャミングの範囲が分かればその分その海域を航行規制を賭けてあとはゆっくりと時間をかけてなぜそうなったのか調査すればいいわけだしな」

 

「だが同時に我々も各艦の電子装備がお釈迦になる訳だ。レーダーや艦隊のキモとも言えるCEC共同交戦能力にも影響が出る事が推測できるな」

 

各艦艦長らが話す中

 

「出航は2日後、各員共に準備や家族に愛車のハーレーに別れを告げろ洋上での生活が始まるぞ」

 

俺は言ったが

 

「司令も新婚のはずでは?」

 

とうりゅう艦長速水中佐が言うも

 

「まぁそうだな、俺も奥さんに当分帰りませんとでも言っておくさ」

 

言い

 

「奥さんに殺されないで下さいよ司令」

 

笑いが会議室に響いたのだった。

 

「それでは解散」

 

俺は言い各艦の艦長・副長が出て行き、室内には俺と翼が残されるが

 

「ジャミング・・・やっぱり不自然ですよね・・・」

 

翼は言い、更に

 

「海上安全整備局の差し金では・・・あっ・・・スミマセン」

 

翼は謝り

 

「気にすんな、この世界に来てかからは海保のような組織にずっと狙われていたからな俺達は」

 

俺もげんなりとしたように言ってると

 

「コンコンコン」

 

ノックが聞こえ

 

「入れ」

 

言うと

 

「失礼します」

 

なんと入ってきたのは真霜だった。

 

「なんだ、脅かすなよ・・・まったく・・・」

 

俺はさらにため息をつきつつ言い

 

「それはこっちのセリフよ、それと高本中佐ご挨拶ね、ジャミング装置を設置して私達に何の得があるのよ」

 

真霜は言い

 

「まぁ疑いたくなる気持ちも分かるけれどもさ」

 

言い

 

「その海域に行くのね」

 

海図を見て真霜は言い

 

「ああ、一応は調べてからどこまでがジャミングの範囲なのかを報告するつもりだ。」

 

答え

 

「・・・・・・・・・・・・・」

 

真霜は海図を見て

 

「大石艦隊司令もやはり此処が怪しいと」

 

海底火山の影響で島が形成されている所をさして言い

 

「ああ、西ノ島だな。」

 

俺は言った。今日の業務を終え、艦隊の出航に備えようとしていた矢先に横槍が入る事になるとはその時の俺は知る由もなかった。




次回~情報交換~を予定してます。
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