海軍基地
優也オフィス
「何?!中止!」
オフィスに入ってきた翼が言い
「ハイ、小耳にはさんだ程度なので大石総司令に確認を取りませんと何とも言えませんが」
翼は言った。
「分かった。各艦の艦長・副長にはまだ通達はしないでくれ。」
翼に言い
「了解です、司令」
了承した旨を翼は言い俺はその足で艦隊総司令官たる大石司令のオフィスに出向く
コンコンコン
「入れ」
大石司令の声が聞こえ
「失礼します」
入ると
「話が早いな、もうそこまで伝わったか・・・」
頭を掻きつつ大石司令は仰り
「と言う事は・・・・・」
俺は言い
「事実だ。調査については中止となった。何でも海底火山の活動が思ったよりも活発になり始めているとかで艦隊で接近するのは危険と見做された。無論上陸調査などもってのほかだともな」
大石司令は言い
「そうですか・・・・まぁ上がそう結論づけたなら仕方がありませんが」
俺は頷きつつ言い
「すまんな、宗谷准将」
言われ
「了解しました。では正式に艦隊の各艦長や副長にも通達しておきます。」
俺が言ったが
「いや、通達は私からしとくよ。それよりも貴官と高本中佐には明日、海上安全整備局の宗谷真霜1等保安監督官と共に横須賀女子海洋学校に向かってほしい。」
唐突な指示に
「はい?!」
言ってしまい
「今年行われる実習の前に航洋艦について相談があるとの事でな、済まないがもう宗谷校長にも最高の人材を派遣すると言ってしまったから1つ頼む」
言われ
「上官命令では断れませんね、して相談内容とは?」
聞き返し
「それについては現地でとの事だそうだ」
言われ
「まぁ・・・ハイ・・分かりました。」
そうしてオフィスを出て、
「{航洋艦からみの相談ね・・・・・・}」
いまいち釈然としなかったその後に艦隊乗員らには今回の最初の任務が取り消された事が告げられ、俺は翼に明日の事を言い
「分かりました、ですがなんですかね・・・」
翼も訝しみ
「まぁ現場に行ってみてからだそうだからな」
俺は言った。その頃
横須賀女子海洋学校
「宗谷校長、それで大石司令は」
古庄指導教官は言い
「ええ、優秀な人材を派遣して下さるとの事よ」
真雪は言い
「しかし、海軍の方を御招きして助言を頂きたいとはどういった部分で?」
古庄指導教官は言い
「そうね、はつづき型の1番艦[はつづき]2番艦[あきづき]3番艦の[てるづき]の3艦の装備についてかしらね。貴方程なら分かると思うけれども」
宗谷校長は言い
「この前査察に来られた宗谷准将も仰っておりました。比重が悪すぎると」
古庄指導教官は言い
「その通りね、VLSが48セルもあるならば効果的な配分があると思ってね。あのままだと対空戦闘に全振りしているものね」
言い
「成る程、だからですか・・・海軍の方を招きVLSの装備についてご意見を貰うと」
古庄は真雪に言い
「ええ」
真雪は言いつつも
「流石優也さんね、話を聞いて直ぐに装備の比重の悪さに気付くのは。」
呟く。そこに
「そう言えば、宗谷校長ここからは完全にプライベートになりますが、真霜夫婦はうまくいってるんですか?」
古庄は言い
「ええ、優也さんは料理も家事もなんでもできるから本当に助かってるわ。まぁそれに真霜が刺激されていまじゃ二人でうちの台所を仕事に合わせて交互に支えてくれるようになったし、まぁ優也さんのお陰で肩の荷が1つ下りた所ね」
真雪は古庄に答え
「良いお婿さんを迎えましたね。ほんとに良かった。」
言い
「ホント、真霜には勿体ないとも思えるくらいだわ」
2人で話していたのだった。
次回~海軍とブルーマーメイド~を予定しています。