就役式典などを終え俺達200名を乗せたイージス艦はぐろは所定の警戒ポイントに向けて航海を続けていた。
イージス艦はぐろCIC
「何事もなければいいがな・・・」
俺は呟くと
「艦長、なにか不穏な事でも?」
副長の高本中佐が言い
「お前は式典を見てて気付かなかったか?」
言い
「なぜ海軍のイージス艦の就役式典に海上安全整備局の上層部が来てる?海軍と何か関係があるか?」
俺は言い
「あ・・・」
翼も言った所でため息を付き
「しっかりしろ、仮にも副長なんだぞお前」
式典前に真霜さんにも言われていた。上は何をしでかすか分からない。海に出てしまえば助けてあげることはできない。それに今回は間が悪く、イージス艦に随伴する対潜警戒駆逐艦「あさひ」の整備が間に合わずあろう事かイージス艦単艦での出航となった。
「なるほど・・・イージス艦でも対潜戦闘はできますがメインは対空戦闘ですからね」
翼は納得したかのように言い
「まさか艦長、洋上に出てしまえばどうとでもなると我々を消そうと・・・」
焦ったように翼は言い
「俺がお世話になっている家の方の娘さんがブルーマーメイドの事実上のトップだが上層部が俺達を殺して艦を奪うという事もありえたと教えてくれた。なんでも現場と上層部はいざこざが絶えないとか・・・上が無能だと苦労するのは現場なんだがな」
俺は言った、同時に何とも言えない嫌な予感がしていた、優也は無線を取り・・・
その頃
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「艦長、本当に海軍のミサイル巡洋艦を撃沈するんですか?仮にも味方ですよ!」
海中に置いて優也らイージス艦はぐろを追跡している一隻の潜水艦があった。
「上からの命令だ。海軍の連中に対しての警告にもなるだろうとか」
艦長は苦笑しながら言い
「馬鹿げている、味方同士殺し合いをするなんて」
それに対し
「私もそう思うよ副長だが命令は命令だ、確かに上は間違っている海を護るのに海軍もブルーマーメイドもホワイトドルフィンもないというに、彼らには申し訳ないが此処に沈んでもらう。」
しかし
「艦長ッソナーの探針音です!!ダメです発見されます。」
ソナーマンの声に
「何?!読まれていたと言うのか」
艦長が焦るのも無理はない。
「イージス艦搭載の哨戒ヘリのディッピングソナーか!!!!」
???アウト
はぐろCIC
嫌な予感がした優也は搭載ヘリに対潜警戒を命令
「副長、シーホークに即時待機準備出来次第直ちに発艦、列びに対潜警戒を厳となせ」
指示を出し
「了解ッ、即時待機準備出来次第シーホークは直ちに発艦せよ、対潜警戒を厳となせ」
警報と同時に乗組員らは各セクションにつき
「艦長、副長各セクション配置よし報告しだいでは直ちに対潜戦闘に移ります。」
砲雷長からの報告に
「了解ッ」
俺も翼もそれぞれ椅子に座る。
「俺の思い過ごしならばいいが・・・・」
緊張の時間が経過する中
「!艦長ッシーホークより艦後方6時の方角距離500にて所属不明潜探知ッ」
報告に一気に緊張が走り
「艦長・・・」
横を見ると同じく緊張している翼が俺を見ていた。嫌な予感は当たってしまったようだ
「対潜戦闘用意・・・・こいつは演習にあらず」
各セクションが配置に既についているためすぐに行動に移せたのは不幸中の幸いだった。」
「Mk137列びに対長魚雷デコイ準備よし」
「短魚雷発射管準備よし」
「SUM・VLA発射準備よし」
普段からの演習とそして先の尖閣紛争で中国の潜水艦となんちゃってイージス艦を沈めた自信だろうか自信を含めた乗組員に迷いはない。
こちらの対潜戦闘準備が完了したと同時に
「艦後方距離500、60°魚雷発射音探知ッ」
報告に
「「{しまったッ、先手を打たれた}」」
俺も翼も顔を見合わせ
「回避運動開始ッ、Mk137デコイ発射ッ」
命令を出し
「横須賀の艦隊司令部に報告、我雷撃を受け回避行動中、攻撃許可を求む」
「はいッ直ちにッ」
目まぐるしく変わる状況に
「眠れない一夜になりそうだな・・・・」
呟いた。
次回~疑心暗鬼~を予定しております。
この度は駄文を読んで下さり感謝致します。此処変だな・・と思う所等あればご指摘いただけると幸いです。