第2話投稿です!
|ω・`)チラッ・・・ <ミテネ・・・
どうも、朔夜・・・二人共カタカナだし・・・うーん・・・まあ、サクヤです。え?微妙な自己紹介だって?いや、自分で自分の名前を言うと「朔夜」になるんだけど、アキレウスとケイローン・・・もとい兄さんが私を呼ぶと「サクヤ」になるもんだから統一しようかなって考えたらへんてこな自己紹介になってしまった訳だ。
まあ、正直な話、漢字で表記するのが面倒だからこれからはサクヤで統一しよう。これなら読者も分かりやすいだろう。
ケイローン兄さんの義理の妹兼弟子になり、アキレウスと三人一緒に過ごすようになって三年の歳月が経ち、私とアキレウスは8歳を迎えた。
住み始めて暫くは身体の傷を完治するために家の家事を手伝い、ある程度治ると兄さんの代わりに家事するようになった。それを見た兄さんは「これなら今まで家事をしていた時間をアキレウスの授業に使えますね・・・。」と上機嫌になったが肝心のアキレウスは「うわああぁぁぁ!?」と顔面蒼白になった。
その日から兄さんの授業から帰ってくるとボロボロだったアキレウスが、さらにボロボロになって帰ってくることが多くなったことは記憶に新しい。
その分、アキレウスの励まし&慰めの意味も込めて料理を作ったりなど出来る限り構うようにした。
暫くすると「アキレウスが授業を頑張れば、サクヤの美味しい料理にありつけると学習してしまった」と、兄さんに言われるようになってしまった。・・・私はいつの間にかアキレウスの胃袋を掴んでしまったようだ。
正直アキレウスがめっちゃニコニコしながら「サクヤ、今日の飯はなんだ!?」とか、アキレウスの好きなものにすると「マジで!?よっしゃぁ!!」って言ってくれるし、食べてる時も「あ~・・・サクヤの飯が今日もマジでうめぇ・・・!」って言ってくれるし、兄さんも便乗して言ってくれるから調子に乗って作っていたので料理の腕は上がっていると思いたい。
つまり、『反省はしている、だが後悔はしていない。』という言葉が一番当てはまる。まあ、そのせいでアキレウスに犬の耳としっぽが見えるようになった。かわいい。
そんな日々の思い出は此処までにしておいて、突然ですが問題です。私は今何処にいるでしょーか?答えは簡単、何かよくわからん空間です。
何々?そんなの分かる訳がないって?大丈夫!
私もよく分からない。(殴)
ごほん、済まない。何故かテンションが可笑しくなっていたが、取り敢えず状況把握する為にある程度記憶を振り返ろう。
今からおよそ10分程前のことだ。夕食を作る為に野菜が必要だったのだが、この身体はまだ8歳なので必要な野菜をキッチンには一度に持って来れないから、兄さんとアキレウスに畑から野菜を収穫するのを手伝ってほしいと頼んで、三人で畑に来たことがキッカケだった。
畑についたので野菜を収穫しようと畑に入っていくと、4分割に割った畑と畑の間に作った道の途中に、綺麗な宝石に細やかな装飾が施された首飾りが落ちていた。
しゃがみこんで見ていたその首飾りのことを兄さんに伝えるべきだろうと首飾りから視線を外し、少し大きめな声で呼び掛けた。
「・・・・・・?兄さん!」
「・・・?どうかしましたか?サクヤ」
「ん?サクヤ?どうしたー、収穫用の籠ならここにあるぞー?」
「いや、籠は持ってる・・・ってそうじゃなくて、此処に何故か首飾りが落ちて───」
ピシリ。
『───見つけた───』
「・・・!?サクヤ、そこから逃げなさい!」
兄さんに首飾りが落ちていたことを伝えようと話出したその瞬間、
思わず首飾りの方を見ると、首飾りの上というよりは私の目の前には本来ならば、畑が広がっている筈の空間にヒビが入っており、その中から血の気が感じられない程の真っ白な手が謎の空間の内側から抉じ開けるかのように左右に伸びていて、ある程度広がったのかその謎の空間から大量の腕が私の方に向かって伸びてきた。
その大量の腕を見て、なんとなく「これはやばい奴だ」と漠然とした考えが浮かんだと同時にその場から離れようとしたが途中で捕まり、私は敢えなくその場に叩きつけるかのように地面に押さえ付けられた。その拍子に頭を強く打ったのか視界が揺れて意識が朦朧としていく。それと同時に自身の額の辺りから何かが流れるような感覚があった。どうやら頭を強く打ったと同時に額を切ってしまったようだ。
その後はアキレウスが私の名前を叫びながらこちらに手を伸ばしていて、その手を掴もうと手を伸ばしたが指先がかするだけで私は謎の空間に取り込まれたようだ。そして現在に至る。
上を見ると綺麗な青空が広がっており、下を見ると私は浅く貯まった水の上に立っているようだ。足裏に伝わる感触でもこの下に土や石などの感覚がないから実質的に『水の上に立っている』という表現が正しいのだと思う。前後左右には何も無く、上の青空を下の水が反射していて、それが肉眼では分かりづらい程どこまでも続き、まるで何処かにあるという観光名所を彷彿とさせた。
それにしても此処は一体何処なのだろう。ここには動物などの気配はないが、かなり広範囲の魔術的な結界の中にいるようだ。
しかし此処でぼーっとしていても何も始まらない。私は取り敢えずただ真っ直ぐに歩き始めた。それから暫くすると結界の端の方まで来たのか目の前には薄い桃色の壁のようなものが視界に映り込んだ。
すると沢山の淡く光るものがふわふわと宙を漂いながら目の前に集まっていき、一瞬強く輝いたと思ったらそこには海のような色の美しい髪に真珠のような白い滑らかな肌を持った美し女性が一人静かに佇んでいた。
結局その女性はこの時代に私を連れて来たテティスさんだったのだが。
テティスさんに此処はどこなのか訪ねると、ここは《守護の試練》という空間らしい。そして私はこの空間で10年もの間修行を積まなければならないらしい。ついでに額の傷はテティスさんが魔術によって治してくれた。
まあそんなこんなで私は修行を開始した。え?雑?まあ、細かい事は気にするな。
・・・私、死なないだろうか・・・。
ケイローン「さあ、復習の時間ですよ?」
・サクヤアキレウスと8歳になる
・サクヤ、アキレウスを餌付けする(無意識)
・サクヤ、守護の試練で修行を開始する
・サクヤ「雑?細かい事は気にするな。」←new!
「今日は此処まで。あまり面倒くさがるのも駄目ですよ?」