もう開き直って書いてます。
ゲッター線よ、私に文才を!(切実
感想を書いて下さった方々、ありがとうございます。
〈side流りょうま〉
「あなた達、キュウべぇを助けてくれたのね。ありがとう、その子は私の大切な友達なの」
きゅうべぇ?…この白いやつのことか?
「私、呼ばれたんです。頭のなかに直接この子の声が…」
「ふーん、なるほどねぇ…その制服、あなたたちも見滝原の生徒みたいね?」
彼女が俺たちを見渡すと、その視線が俺の右腕に向けられた。
「ひどい怪我…御免なさい、遅くなってしまったようね」
俺の右腕を見て、彼女は心配そうに言った。
「ちょっと待ってね、自己紹介の前に一仕事片づけるわ。早く君の怪我を治さないと」
彼女はそう言うと、手に持っていた宝石のようなものから光が溢れ、彼女を包んだ。
光が止むと先程まで、学校の制服だった彼女の格好が変わっていた。
彼女は上空に高くジャンプすると、空中にいる彼女の周囲に巨大なマケット銃が大量に現れ、奴らに向けて一斉に火を吹いた。
流星の如きその光景に、俺たちはただ唖然とする。
これって、何てファンタジーだ?
物理法則もあったもんじゃねぇな……
奴らが全て片付いたからか、周りの景色が建物内に戻っていく。
しかし、一安心と思ったのも束の間…暁美がこの場に現れ再び緊張が走る。
まどかと美樹は警戒の素振りをみせ、俺も右腕を怪我しる状態だが二人の前に出て、暁美の様子に気を付ける。
「魔女は逃げたわ…仕留めるなら早く追いかけなさい。今回はあなたに譲ってあげる」
俺たちを助けてくれた彼女が、暁美に話しかけていた。
魔女って何だ?
「…私が用があるのは」
「呑み込みが悪いわね。見逃してあげるって言ってるの」
一触即発な空気が、互いの間に流れる。
「お互い、余計なトラブルは無縁でいたいでしょう?」
暁美は何も言わずに引き下がっていった。
去っていく暁美の背中は、何故か悲しげに感じられた…
暁美がいなくなった後…俺たちを助けてくれた彼女と自己紹介をした。
「私は巴マミ、あなた達と同じ見滝原中学の3年生よ」
巴マミ……彼女の名前に、俺の心のなかで何か…言い表せない何かを感じた……
そして俺は、巴先輩に怪我した右腕を魔法で治療してもらっている。
つーか、魔法なんてものが本当にあったことに驚いた。
しかし……
「あれ?…おかしいわね。傷口の治りが悪い?」
巴先輩が魔法の光を、腕の傷口にあてながら呟いた。
普通ならこの程度の怪我はすぐ魔法で治せるそうなのだが、俺の傷口はなかなか塞がらないでいた。
「あの…りょうま君の怪我、ちゃんと治るんですよね?」
まどかが心配して声をかけてくる。
「大丈夫よ。少しずつだけど傷口は小さくなっているから、このまま続ければ治るわ。でも…」
巴先輩が、まどかの抱えているきゅうべぇ?だったかに目を向ける。
そういや、こいつも怪我してたな…
「あっちの方の治療やっちゃってください。俺のはもう充分です。」
傷口もだいぶ良くなったようだし、もう大丈夫だろう。
巴先輩はごめんなさいと一言言って、きゅうべぇ?の治療に移った。
「りょうま君、大丈夫?」
巴先輩にきゅうべぇ?を渡したまどかが、こちらに近づいてきた。
美樹は、巴先輩の魔法を興味津々に見ている。
「心配すんな、こんくらいの傷どおってことねぇよ」
まどかは少し安心したのか笑みを浮かべてくれた。そして、ハンカチを取り出し俺の傷口に巻き付けた。
「けど、嬉しかったよ。りょうま君が私たちを守ってくれて…」
まどかが両手で、俺の右手を握り締める。
「まどか…」
「りょうま君…」
俺とまどかの視線が絡み合う……
「うおっほん!!」
室内に響いた美樹の声に、まどかは驚いて少し距離を離れる。
手は繋いだままだが…
「アンタたち!イチャイチャするのはいいけど、わたしたちのこと忘れてんじゃないの!?」
「い、イチャイチャなんてしてないよ!」
美樹は愚痴を叫び、巴先輩は苦笑いをし、まどかは顔を赤くして恥ずかしがっている。
「そろそろ、いいかい君たち?」
唐突に声が発せられた方を見ると、そこにはあの白いやつの赤い瞳がこちらを見ていた。
「さっきは助けてくれてありがとう、鹿目まどか、それと美樹さやか」
「えっ!?なんで、わたしたちの名前を?それに、こいつ喋ってる!?」
この白いのが喋るのを見るのは、美樹は初めてだったな。
「僕の名前はキュウべぇ、僕は君たちにお願いがあって来たんだ」
「お願い?」
「僕と契約して、魔法少女になって欲しいんだ」
何故だか…こいつの笑顔はいけ好かねぇ……
〈sideout〉
〈side暁美ほむら〉
インキュベーターとまどかの接触を阻止することは失敗し取り逃がしてしまったが、あの場で巴マミと争うことは得策では無かった。
それに巴マミなら、まどかを無理矢理に魔法少女にさせるようなことはしないだろう………たぶん
それよりも、今問題なのは……
「流…りょうま……」
あの男のギラついた目が脳裏に浮かび、不意にあの男の名前を口にする。
流りょうま…今の懸念はこの男……
まどかの彼氏などという、とんでもないイレギュラーだ。
彼については、早急に情報を集めなければ…彼が何者なのか……
……あの男は、おかしい
あり得ないことだが……
あの男は、私の魔法のなかで動いていた。
インキュベーターを追ってまどかに近づこうとしたあの時、あの男は私が魔法を解く前に動いていたように見えた。
一度しか見てないから、もしかしたら私の見間違いかもしれないが…あの瞬間の光景が気になってしかたない。
「流りょうま…あなたは、いったい……」
もし、私の邪魔になるなら……
その時はっ!
〈sideout〉
ゲッターはまだ出番なし(悲報
日常パートにゲッター関連は出しづらいし、ゲッターが本格的に出るのはちょっと先かもしれません(震え声
感想、アドバイス、誤字脱字報告などありましたら、よろしくお願いします。