『完結』 幼馴染との約束   作:ぽぽろ

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これってあるヤンデレゲームを元に作ったんですけど、知っている人いますかね?
今回グロ注意です。苦手な方はブラウザバック推奨です。


約束3 end1

「ねぇ…千尋。あの約束覚えてる?」

 

「約束…?」

 

記憶を一生懸命辿るがそんな事した記憶が全くないそんな約束しただろうか?

 

「覚えて…ない。どうしたリサ?そんな事を」

 

「へ~、ふ~ん。そんな事…か…

別になんでもないよ。ごめんね」

 

この場が一瞬冷たく張り詰める。

 

「うん。別にいいけど、またね気をつけて帰れよ。」

 

「そんな子供じゃないんだから!」

 

彼女は忙しくそそくさと帰っていった。

明るく元気に。

先程のが嘘だったかの様に…

 

「何だったんだ?今の」

 

「さ、さぁ?私にも良く分からないわ…」

この時は軽く考えていた…

 

 

 

 

今は友希那を家に送り自分の家に帰っている。

帰っていると言っても直ぐ近くなのだが

 

家の前にリサが立っているのに気がついた。

 

「どうしたリサ?」

 

「あ。来た?今日夜ご飯作ってあげようと思ってさ☆」

 

親がいない時良くリサが料理を作ってくれる時がよく合った

見た目はギャルだが、以外にも料理上手で家事なら全般他にも色々完璧に出来てしまう。幼い頃から習い事を多くしてきたようで、完璧人間だ。

だから夫となる人は幸せ者だと思う。

 

「またあいつらはどっか行ったのか…」

 

「今日はお仕事って言ってたよ~」

 

「まぁ、いいや。」

 

「そう言えば千尋。約束本当に覚えてない?」

 

「あぁ。全く身に覚えがない。早く入るぞ?」

とドアを開ける時後頭部に強い衝撃を受ける。

 

そして小さく彼女は

「嘘つき…」

と呟いた。

 

 

 

 

 

目を開けると、そこは雪国でも天国でもなく知らない場所だった。

固く、埃っぽい長椅子から身体を起こし、周りを見渡して言って見る。

 

そこは教会の様だった。

 

俺を気絶させたのは多分リサだ。

彼女はきっと近くにいる。

一刻も早くここから逃げ出さなければ…

 

立ち上がろうもしても上手く立つことが出来ない。

何回も経とうとするが、何回やっても上手く立つことが出来ない

「早く逃げろ。」と本能がそう言っている。だから何回も何回も挑戦するが、何回やっても結果は同じであった。

「あ。千尋おはよう。」

 

柔らかく優しいその声は、さっきまでのが夢だったのでないかと疑うほど優しい声音であった。

思わず振り返ってしまって目を見開いた。

 

そこには、純白のドレスに身を包んだリサが立っていた。

その美しさに思わず見とれてしまう。

 

しかし彼女の目には光が灯ってなくて俺に恐怖を与えてくる。

 

「やめろ…来るな…」

 

恐怖に青ざめ、震える声で叫ぶが彼女には届いていない様だった。

動けない俺に弾んだ様に歩き寄ってくる。

そして

 

「ねぇ、私と結婚しよう?約束とは少し早いかも入れないけれど、私は私で一生懸命今まで頑張ってきたもん。そのくらい許されるよね?」

 

甘えるようにこちらに手を伸ばすが、俺には恐怖しか感じなくて、その手を強く払いのけた。

 

「触るな!結婚って何だ!何で俺がそんな事リサとしなくてはならない!俺の愛するのは湊友希那ただ1人だ!」

 

リサは笑みから一転呆然とした顔になる。

 

「千尋、なんで……?だって約束でしょ?」

 

「約束何て知らねぇよ!お前と約束なんてして無い!」

 

リサの繰り返す「約束」というのに耐えきれなくて、そう叫ぶ。

リサはストンと表情を無くし、底の見えない暗闇の目にじっと見つめられ、肌が粟立つ。

 

「そう、忘れちゃったんだ。約束破るんだ。嘘つき」

 

感情がなく静かに呟く様は、この世の終焉を告げる音の用で様であった。

それを知る前に太腿に痛みが走る。

 

痛みに耐えながら見ると太腿には太い裁縫針が刺さっていた。

慌てて手で抜こうとするが、逆にその手にまた針が刺される。

激痛の為腕がピクリとも動かなくなる。

 

「なん…で…?」

 

震えながら問いかける。

 

「ゆーびきりげんまん。嘘ついたら針千本のーます。針千本飲ませてもいいけど無理だろうから、刺してあげようかと思って」

 

不気味に口を歪め、ドレスの裾を持ち上げると、小さな、それでいて尖っている銀の雨が床に落ちる。

 

なんの為に持っているのかは、考えなくてももう自分の身で体験しているので分かってしまっていて、青ざめ動かない身体を必死に動かす。

ハッキリいえば無駄な抵抗だ。

しかしそれをせざるを得なかった。

 

「嫌だ…来るな…」

 

それでも1歩。また1歩とこちらに近づいてきて、こちらにゆっくりと身を寄せて

 

「嘘つき」

 

そう呟いて、喉元へ痛みを振りかざした…

 

 

 

 

 

ぴくりとも動かなくなってしまった彼。

そんな彼をよそ目に1人出来事を思い出す。

 

私は小さい頃とても鈍臭い子供であった。

何も出来なくて虐められる日々。

しかしそんな日常に急に光が刺す。

 

そう彼―加瀬千尋である。

私を虐めていた子供を撃退し、

 

「もうだいじょうぶだよ!」

 

と言ってくれた。

彼は勉強以外は何でも出来た。だから私は彼の後ろを金魚のフンの様について行っていた。家が近所である事を知ってから更に加速し、学校から何からずっと彼の後をついて行っていた。私は彼の事が段々好きになっていた。

 

しかし小学校になってから特に高学年になってからは変わってしまった。

彼が告白をされ始めてしまったのだ。

容姿はいい彼は、女子からは人気が高く良く私に好きな物や食べ物を聞く女子が増えた。

それが私を焦らせた。

だから自分も告白しようと考えた

 

「わたし、ちひろのことが好き!」

 

そう言うと彼は困った顔をして

 

「ごめんね。僕はリサと付き合えない。まだ早いと思うんだ。」

 

「じゃあいつになったらいいの?」

 

私は半分泣きながら問いかける。

 

「じゃあ。リサが料理とか何でも出来るようになったら結婚しよう」

 

今の私からしたらとてもハードルの高い事だか、その時に限ってはとても低く感じた。何故なら折角彼との付き合う事が出来るかもしれなかったからだ。

 

「やくそくだよ!」

 

「うん。約束」

 

「「指切りげんまん嘘ついたら針千本のーます!指切った!」」

 

そこで私達の「約束」が出来た。

 

高校になってからも彼に告白しようとする奴がいたので、しっかりと処理をして必死に自分を磨く事を頑張った。

けれど彼は…彼は同じ幼馴染である湊友希那と付き合っていた。

 

「きっと私の繋ぎだ。」と考える事で自分を保っていたが、あそこまでの仲良しっぷり、そして彼自身の証言から自分を抑えられなくなっていた。

 

そこで今の状況を見つめる。手元にはまだ針が沢山残っている。

もう刺せる所が無いからだ。

そして赤黒く染まってしまったドレス

彼との結婚を果たす為自分で作った純白のドレスが今はもう面影は無い。

 

ちゃんと話し合っていたら、良かったのか

ちゃんと思い出させれば良かったのか

そしてこんな事していなかったから、まだ彼は自分を見てくれていただろうか

 

『彼が好き』その事は昔から変わらず…いや、昔より強く、より強く思っている。

 

気づくと目に涙が零れていた。

 

「あ~あ。本当に好きだったのになぁ…」

 

ポツリと彼女が呟いた…

 

end1 嘘つきの代償




★8 人の皮を被ったメガネさん
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