最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 明かされた過去は悲しくも尊い記憶。


ルクスの過去。

ルクスはその世界についてを話してくれた。

 其れはまさに自由という一言に事尽きる場所だといっても過言でもない。

 リーズシャルテは最初からも興奮していた。

 自身がまだ見たこともない技術

 特に異世界に行ける技術は自信が未だ届くことの出来ないものであり

やはり天才だったんだなと思っていた。

 一方のクルルシファーも結構聞いていた。

 自身の生い立ちを考え、異世界にまだ希望があるんじゃないかという

思いがあったのだ。 

 そしてその話の中で出てきたワード

 一つはナンバーズ

 「アストラル世界」からやってきた精霊「アストラル」の記憶であり人に憑依して力を与えるというもの。

 もう一つはバリアン。

 「アストラル世界」とは対となす世界であり『カオス』という力を

持っていること。

 「カオス」とは人の持つ心の力

 アストラル世界が光、つまり希望と満足している者たちだけが行ける天国

 一方バリアン世界は後悔と怨みを持っているものが行ける違った世界

 破壊と再生

 虚無と創造

 相反する二つの世界は拮抗していた。

 ・・・彼が現れるまでは・・・

 「ドン・サウザンド」

 バリアン世界の創造主にして破壊の権化

 それはある目的のために行動していたのだ。

 「ヌメロンコード」

 それは過去と現在、そして未来が書かれたカード

 それを手に入れたものは世界を想像できるほどといわれている。

 無論最初はなんじゃそれとリーズシャルテ達はそう思っていたが話が進むにつれてそれがどれほど危険なのかが分かった。

 それを手に入れるために7人の記憶を操作して恨みや後悔を持たせて

「バリアン世界」に来させて自身の兵士にしようとしていたのだ。

 そしてバリアン世界に来た7人は「ナッシュ」をリーダーとしてできた組織

「バリアン七皇」を結成。

 その中で内部分裂(実際はベクター一人が勝手にやったこと)して

リーダーである「ナッシュ」と「メラグ」は人間に転生して「神代 凌牙」と妹の「神代 璃緒」として蘇り紆余曲折を経て二人の親友になった

ルクスはナンバーズを賭けた戦いの中で璃緒に対して恋心をいつのまにか

抱いていたこと。

 戦いが進むにつれて親友であった彼らと敵対。

 遊馬達を守るために仲間たちが足止めをしようとするも道半ばで倒れ

そして・・・

 「クルルシファーさんとノクトも知っていると思うけどカイトも死んだんだ。」

 「「え?」」

 二人はそれを聞いて少し顔を青くした。

 何せ・・・幽霊だったんだから。

 「カイトはナンバーズ100番を手に入れるためにあるところへ向かってそこでミザエルと戦ったんだ。」

 「そこは何処だい?ルクス君」

 それを聞いてシャリスは何処だと聞いた。

 彼の話には「皇の鍵」の中には特殊な飛行船がありどこでも行ける乗り物が

あったのだ。

 いくら別世界に行くためとはいえその飛行船があれば直ぐに飛んでいけるのではないのかと思っていたのだ。

 そしてルクスはこう答えた。

 「・・・月だよ。」

 「えええ!!月ってあの!?」

 それを聞いてティルファーは天井を・・・正確に言えばそれよりも上。

 「はい、あそこではすでに人類は月にまで行ける乗り物があるんです。」

 「ルクス、すぐにそれについて詳しく」

 「駄目よお姫様。話が脱線しそうだわ。」

 それを聞いたリーズシャルテはどんなものだと聞こうとするとクルルシファーが待ったをかけた。

 未だ話が途中なのにまたややこしくなりそうなのである。

 「そこでカイトはミザエルと戦って勝ったんだけどその際に体にダメージを

負っただけじゃなくて服に亀裂が走ったんだ。宇宙じゃ空気がないから

それが致命傷になって・・・死んだんだ。」

 それを言ったルクスは少し顔を俯かせた。

 あの時カイトは遊馬に対してこう言ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 『これから・・・さらに苦悩と死が待っている・・・だから!俺で慣れろ!!』

 

 

 

 

 

 

 自分の死を見て前に進めというカイトなりの心遣いであったであろうが

未だ中学生の遊馬にとって身近な人間の死は心に重い傷を残す結果となった。

 それを聞いた全員も同じ気持であった。

 そしてそれはリーズシャルテがよく知っている。

 親しき妹を失ったと知った時の虚無感は忘れがたいものなのだ。

 その中でルクスは璃緒にデュエルを申し付けられ、土壇場で勝利をしたものの

その後にベクターによって璃緒がやられた後吸収される前にルクスに残した言葉があった。

   

 

 

 

 

 

 

 

 『・・・愛してたわ、ルクス君』

 

 

 

 

 

 

 

 

 彼女もルクスに恋心を抱いていた。

 例えバリアンだったとしてもそれだけは・・・変わらない思いだからだ。

 そしてバリアン世界に着いたルクス達がベクターにデュエルを申し付けようと

したときに凌牙が乱入してベクターとデュエルして勝利。

 そしてミザエルはカイトから託された『№100 ヌメロン・ドラゴン』を

託した後にドン・サウザンドとデュエルするも敗れた後、ルクス、遊馬、凌牙は

三人でドン・サウザンドを倒して終わりかと思いきや・・・未だ続きがあった。

 「ドン・サウザンドは凌牙は自分の意志でバリアン世界に来るように

仕向けてたんだ。自分がやられた時の保険としてね。」

 「なんて奴だ。」

 「用意周到もここまでやるとしつこいわね。」

 それを聞いたリーズシャルテとクルルシファーが苦々しい顔で言った。

 まさかそこまで考えるかという思考能力の高さは敵にしたら最も厄介だと

分かっているからだ。

 「そして二人が戦って遊馬がギリギリのところで勝ったんだけど・・・

そこからなんだ。」

 「兄さん、何があったんです?」

 アイリは何だと思っていた。

 ルクスの話はそこまで聞いたことがなかったからだ。

 「『ヌメロンコード』を手に入れたアストラルがこう言ったんだ。」

 「・・・何て?」

 ここまで何も言わなかったフィルフィが聞くとこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「『私はこの力を使って・・・バリアン世界を滅ぼす。』」




 続きは次回に。
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