「え?バリアン世界を滅ぼすって・・・」
「それってつまり・・・そういうことかしら?」
リーズシャルテとクルルシファーがそう言うとルクスは頷いてこう言った。
「はい、元々アストラルは自分の世界を守るためにアストラル世界から
送り込まれた存在なので任務としてなら彼がやろうとしていることは当たり前だったんですが・・・それを許さない人がいたんです。」
「?誰ですその人は?」
ノクトは誰なのかと聞くとルクスはこう答えた。
「遊馬だよ。」
「彼はバリアン世界もアストラル世界も自分の世界を全部救いたいという
願いをヌメロンコードに注げば何とかなるんだって言ってさ。」
「まあ・・・お互いに意見をぶつけ合って・・・平行線に終わって
しまいましたけど。」
ルクスはアハハと空笑いして言うと透流がこう聞いた。
「それじゃあどうやって決めるんです?」
話し合いが無駄となってしまったことからあるとすればたった一つ
それはつまり・・・
「デュエルで決着をつける。」
「それがあっちでのルールだよ。」
「それってつまり・・・ガチンコでやりあうですか?」
「そうそう、そんな感じ。」
ルクスは透流の言葉に対して的確に答えた後こう続けた。
「遊馬はデッキ作りしている中仲間が来てね、ああ凌牙が消えた後に
全員蘇ったんだ・・・カイト以外はね」
「それでなんて言ったと思う?」
「いや?」
ルクスの問いに対してリーズシャルテが何だと思っている中こう答えた。
『俺たちの力でアストラルの目を覚まさせるんだ!』
「そういって自分たちのデッキからカードを出し合ったんだ。
皆で勝つために。」
それを聞いた全員が朗らかに笑っていた。
自分たちの一人一人の力は小さくとも・・・力を結集すればどんな敵にも
立ち向かえる勇気を持てるんだと言っているのだ。
「そして遊馬はアストラルとデュエルしたんだ。」
「最初から遊馬は全開で挑んだんだけどアストラルはそれに対してあるカードで答えたんだ。」
「何に?」
クルルシファーがそう聞くとルクスは懐からあるカードを出した。
「『№39 希望皇ホープ』」
「あ!そのカード!?」
透流はそれを見て驚いていた。
まさか今まで話に出てきたカードがそれであり自分を助けてくれたとは
思えなかったのだ。
「アストラルはホープとその進化系でもありこれまで遊馬と歩んできたカードを出したんだ。」
「C№39 希望皇ホープレイ」
「C№39 希望皇ホープレイV」
「C№39 希望皇ホープレイヴィクトリー」
「№39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ」
「それらが全員揃って遊馬に立ちはだかったんだ。」
それを聞いた全員は凄い嫌な顔になった。
これまで味方としていたカードが敵・・・然も最強の敵として
立ちはだかったのだ。
「それでも遊馬は諦めずに戦ったんだ。自分の力を出し切る勢いでね。
そして全て倒したと思ったらあるカードをアストラルは使ったんだ。」
「・・・どんなカード?」
フィルフィの問いにルクスはこう答えた。
「RDM(ランクダウンマジック)それはRUM(ランクアップマジック)とは対照的なんだ。」
「どういう意味だい?」
シャリスがそう聞くとルクスはあるカードをデッキから出した。
遺跡でカイトとデュエルしていた時に璃緒と一緒に引いたカード
「ドラゴンフォース」を見せた。
「これがRUM(ランクアップマジック)。ランクっていうのは
エクシーズモンスターのカードに記されているこの黒い星。
これの数次第では強い力を発揮するカードもあるけどこのカードを使えば
モンスターをより強く進化できるんだ。」
「でもRDM(ランクダウンマジック)はその真逆。自分のランクを1にまで
下げるんだ。」
「えええ!!1にまで下げるってそれって完全に弱体化じゃん!?」
勿体ないなーとティルファーはそういうがこれには訳があるのだ。
まあこれはルクスも知らないのだがアストラルを助けるためにアストラル世界に行った際にそこでアストラル世界の現実とエリファスとのデュエルの際に
こう言ったのだ。
『進化するために心を失っちまうなんてそんなの嬉しかねえよ!!』
その際に遊馬は「RDM(ランクダウンマジック)」を手に入れ
「希望皇ホープ」は「希望皇ホープ・ルーツ」と生まれ変わったのだ。
そしてそのカードのオーバーレイ・ユニットに
「№32 海蛟竜 シャーク・ドレイク」と
「№62銀河眼の光子竜皇
(ギャラクシーアイズ・プライム・フォトン・ドラゴン」を追加した後に
攻撃する際に遊馬に対してこう言ったのだ。
『取り戻すんだ!君が失った、本当に大切なものを!!』
「?兄さん?何ですかその失ったものって??」
アイリは何だと聞くとルクスはこう答えた。
「・・・遊馬が失ったのはカイトや凌牙、璃緒と言ったあの時救えなかった
仲間たちと・・・遊馬の中にあるデュエルを楽しむ気持ち」
「これまで遊馬は命がけで戦ってきたから次第にそれが
消えてしまってたんだ。」
それを聞いた全員はそれはそうだろうなと思った。
戦争などを知らずに育った少年がいきなり世界や多くの命を守るために戦え何て無理な話だろうと思うと同時に自分だったらどうだといえばこう言うだろう。
「無理だろう。」と・・・。
「それを聞いた遊馬は一番大切なものを思い出したんだ。そしてもう一度・・・いや、アストラルだからこそ楽しみたいって思ったんだろうと思うんだ。
そしてあのカードを手に入れたんだ。」
「何ですかルクスさん、そのカードとは?」
ノクトは何だと思って聞くとルクスは楽しげにこう答えた。
「ランク0にしてすべてが0のカード」
「最初にして無限の象徴」
「遊馬にとって最初に自分の意志で手に入れた№」
「F№0 未来皇ホープ」
『ホーーーーーーープ!!』
「それこそが遊馬の証。」
思ったら「未来皇ホープ」って・・・最強じゃね?