最弱無敗の決闘機竜   作:caose

108 / 378
 討論はちゃんとするべし!


学園長室で討論会。

 そして墓場に行って次の日の昼休み

 ルクスはあの後の事を考えていた。

 「(透流のあの状況を見てもまだ何とかなるかもな。後はこっちの問題かあ。)」

 ルクスはセリスティアの事を考えていた。

 「(僕や透流の事で議論すると言ったら校外対抗戦か、ラグナレク討伐戦の後って

言ったところだな。それまでにセリスティア先輩には悪いけど何とか学園内での

立ち位置を確保しておかないといけないなあ。)」

 ルクスは腕を組んで難しい顔でそう思っていた。

 あれやこれやと立て続けに問題が舞い込んでくるので大変なのだ。

 それに透流やクランリーゼについても考えなければいけないので昼食を食べる

暇すらないのだ。

 そう思っていると・・・。

 「また、難しいこと考えてるわね貴方。」

 「あ・・・クルルシファーさん。」

 左隣にいたクルルシファーがそう言った。

 「いやあ、何せ考えることが多くてですねえ。」

 ハハハと空笑いしながらそう言うと右からサンドイッチが置かれていた皿が

こっちに移動してきた。

 「・・・?」

 「ルーちゃん。お昼ごはん食べなきゃだめだよ?」

 「フィーちゃん!?」

 それはフィルフィが食べていたサンドイッチの片割れであった。

 「ちゃんと食べないと、だめだよ?」

 フィルフィは念を押すようにそう言った。

 「ご、御免。でも僕のサンドイッチあるから食べちゃっても」

 そうでなくてもストレスで胃が小さくなりそうなんだよなあと思っていると

フィルフィはルクスの顔を覗き込んでこう言った。

 「食べないと、だめ」

 「・・・・・あい」

 ルクスはもうだめだなと思ってサンドイッチをぱくりと食べるとそれを見た

フィルフィは微かな笑顔を見せた。

 まあ・・・周りではそれを見て黄色い声が上がっていたが・・・。

 「そういえばリーズシャルテ様どうしたんだろう?少し用事があるって

言ってたけど遅いね?」

 今回リーズシャルテは少し遅くなると言って出て行ったのだ。

 多忙な日々を過ごしている彼女にとって何らかの仕事かなあと

思っていると・・。

 「ルクッチ、大変だよ!!セリスティア先輩が、学園長にルクッチを退学させるように、直談判しているらしくって、リーシャ様がそれに抗議しに行ってて!!」

 「はあああ!!」

 酷く焦った様子のティルファーを見てルクスは大声をあげた。

 いくら何でもそう急すぎると思ったルクスは急いで学園長室にへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 既に学園長室の前の廊下は大勢の生徒でごった返していた。

 「ちょっと!通してください!!」

 その人波を分けて学園長室に向かう中・・・。

 「ルクスさん!」

 「ルクスさん」

 透流とクランリーゼもそこにいた。

 尚、透流はいつも通りローブ姿である。

 「これって一体」

 透流は何事だと思っていると学園長室から声が聞こえた。

 「だから言ってるだろうが!ルクスの編入は来る共学制に備えての実験

だって!!!学園長の許可も貰っているしあいつのこれまでの功績を考えれば

在学を認めても!!}

 「行こう!!」

 「「はい!!」」

 ルクスはリーズシャルテの声を聴いて二人に急ぐように言った。

 「あ、それとクランリーゼ」

 「はい、何でしょう?」

 「この間の事映像で出さないでね。それと何も言わないでね。」

 話がこじれるからと言ってクランリーゼははいと答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「それは私達三年の不在時に勝手に決まったことです。それに元々の入学条件は『規定年齢の女子』と定義されています。もし学園が彼の在学を認めれば存在意義に関わるのでは?」

 「ああもう!!この石頭は!!!」

 リーズシャルテはセリスティアの言葉を聞いて頭をガシガシと掻いていた。

 「リーズシャルテ様!」

 「ルクス!?何でここに!!??」

 それにお前たちもとリーズシャルテがそう言うとセリスティアがこう言った。

 「貴方が旧帝国の元王子。『ルクス・アーカディア』ですね」

 セリスティアがそう言って値踏みするような目で他社を圧倒させる空気を

漂わせながらそう言うがルクスはそれに対して頑として睨み返していた。

 「(あんたの視線程度、『ドン・サウザンド』に比べたら大したこと

ねえよ。)」

 いやアンタ、それ邪神でしょう。

 「貴方は本来、この場にいるべき人間ではありません。

それは、分かってますか?」

 「そりゃあもう」

 「今回の経緯ですが私の留守中に何度か救ってくれたことに対しては

感謝しますがそれで貴方が在籍する理由にはありません。この学園は貴族子女達のためのものです。」

 「おい、おま」

 「ちょっと待ってください!!」

 リーズシャルテが何か言いかけると透流が大声をあげた。

 「透流!いったい」

 ルクスが止めようとするも透流はローブのフードを取った。

 「え?男の子!?」

 「何でここに!?」

 周りが驚いている中セリスティアが透流を見てこう言った。

 「貴方は確かあの時」

 すると透流がセリスティアに向けてこう言った。

 「俺!ここに来てそう日が経ってないけどアイリさんが教えてくれました。

ルクスさんがどんな人でどういう人間か、どんな出身なのかも」

 「確かにルクスさんの家は酷いことをしていたし俺自身も最低だって

思いましたけど・・・・けどルクスさんが何したんです!!」

 「「「「「!!」」」」」

 「この人が悪さをしましたか!?皆さんに害を与えましたか!?何か酷いことをしていましたか!!??」

 「違うでしょう!!この人は一生懸命に皆を守ろうと頑張ってるじゃないですか!!貴方達の居場所を誰からも言われずに守ってきたじゃないですか!!本当に悪い奴を倒してきたじゃないですか!!ここにいる人たちだって中にはルクスさんに助けられた人だっているじゃないですか!!!それなのに男だからって

そんな理由で追い出そうとするなんてそんなの昔やってきた人たちと

何ら変わらないじゃないですか!!!」

 「・・・・・」

 透流はぜーぜーと息切れしながらそう言った。

 それを聞いた全員は黙って聞かざるを得なかった。

 「・・・それでも・・・・この学園を存続させるためには

仕方のないことです。」

 「あんた未だ!」

 透流がセリスティアの言葉を聞いてもう我慢の限界だと思っている中ルクスは

透流の間に割り込んでこう言った。

 「セリスティア先輩。貴方はクロイツァー家のバルゼリット公が

やる予定であったラグナレク討伐隊に僕を加えさせていただけませんか?」

 「「「「「!!!!!」」」」」

 それを聞いて全員が驚いた。

 何せそれは極秘事項であったため生徒たちは知られていなかった。

 「・・・貴方が何故それを知っているのかは、あえて問いません。」

 セリスティアはそう言いながらリーズシャルテを見た。

 一方のリーズシャルテはハラハラしていた。

 本来ならルクスが戦力としてだけではなく、例の「ぱそこん」の情報で

どれだけの価値があるのかを言う必要があったのだ。

 これは本来リーズシャルテ自身は望んでいなかったが三大貴族となった

彼らを釣らせるための餌であり、ルクスが在学できるようにする口実を

与えたかったのだ。

 ・・・まあ透流の演説によるものなのかどうかは分からないが流れは

こっちに傾いているとリーズシャルテは確信していた。

 然しセリスティアの言葉でまたかよと思っていたのだが・・・。

 「ですが、貴方とは何の関係も」

 「生憎ですが僕にも誘いがあっていましてね、それに新王国軍の大半は

未だ男性です。それで男嫌いと定評がある貴方はどうやって

彼らと連携するのですか?」

 「ルクス・アーカディア。貴方は、話をすり替えようとしているのですか?

ならば議論の余地は」

 「貴方の返答次第で僕の答えが決まります。」

 「・・・・・」

 セリスティアはふうと小さくため息をついた後、ルクスを見下ろして

こう言った。

 「私は例の討伐命令に対してですがお気遣いは無用です。単騎で仕留めるつもりです。」

 それを聞いたルクスはというと・・・・。

 「・・・・・あんた・・・・・バカだろ」

 「はい?」

 そう言ってしまったのだ。




 レリィ「あたしの部屋で喧嘩だけはしないでねえ((´;ω;`)」
 機竜でやったら経費じゃ落ちないんだからああ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。