「それでは、本日より5日間、校内選抜戦を執り行う!」
早朝の校舎。
少し目元に隈が出来ているライグリィ教官がルールを説明していた。
「各自、参加者でもある武官志望の生徒は演習場にある掲示板を把握したうえで
自分の対戦予定表を見るように!尚、時間内に参加できなかったり届がなく
無断で出場しなかったら不戦敗であるが、怪我や体調不良の際は事前に
名乗り上げればそれなりの考慮はする!!」
この選抜戦はルクス派の1,2年勢とセリスティア派の3年という
これまでとは違う空気が生まれていた。
因みに希望があればどちらかにも付くことが出来る。
「選抜戦のルールに加えて特別な事情もあって以下のものとする!」
①一般生徒と『シヴァレス』はそれぞれ別々で戦うこと。
②最終日に発表する。
「説明は以上だ!各自全力で事に当たれ!!」
そうライグリィ教官は締めくくって部屋から出た後少女たちがざわめきあった。
「うわー。やっぱりやるんだあ。どうしよう~~」
「人数と実力の差は勝ち点において考慮されるっていうけど・・・」
「ルクスさん!負けてはいけませんよ!!」
まあ色々と声があった。
「・・・何でこうなったんだろうな。」
「そう言わないほうが良いですよ、ルクスさん。」
「そうですよ。もうこうなったらバルゼリット・クロイツァーみたいに
全員ボコボコにしてこちらの勝ち点が増えるようにしなければ。」
「いや、それだけは止めろよ。一応ここの機龍は学園の所有物だから。」
「お姫様、貴方は人間よりもそっちなのかしら?」
ルクスの言葉に透流とクランリーゼがそう言ったのだがクランリーゼの言葉にリーズシャルテが間違ったツッコミをしたのに対してクルルシファーが突っ込んだ。
「・・・まあお前が言わなかったら私はあの『ぱそこん』の中身をセリスティアにぶちまけてルクスの有用性をアピールしそうになったな。」
リーズシャルテはそう呟くがルクスはと言うと・・・。
「いや、あれだけはダメでしょう、あれは下手したらパンドラの箱ですよ」
流石にそれはダメだろうとツッコミを入れた。
「まあそのおかげでこっち側の機竜の調律がスムーズに行えたがな。」
全員分やって眠いけどと言うが何十機もある機竜をたった一人で調整するだけでも凄いだろと思っていたがリーズシャルテはこう続けた。
「流石に私だけじゃ無理だったから資料集めを透流に、データをクランリーゼに手伝わせたんだ。」
そう言って二人に視線を向けた。
すると二人はこう言った。
「いやあ、俺にも関りがあるので何か手伝えませんかと聞いたもので」
「それに私はルクスさんに任されているので手伝うのは当然かと」
そう言った二人を見てルクスはこう言った。
「・・・ありがとうね。二人とも」
そう言った。
すると後ろから・・・コンコンとノックする音が聞こえた。
「・・・失礼。忙しそうなところ、良いかな。」
そう言って扉の前にはシャリスがそこにいた。
するとティルファーが・・・何処から出してきたのか分からないがトンカチを
出してこう言った。
「アレアレアレ~~?何で裏切り者がイルノカナ?」
「あれ・・・ティルファーそれはってひぃ!!
シャリスはほかの面々を見ると皆それぞれ獲物を持っていた。
「ちょ・・・ちょっとマッテ!!」
「はいはい皆ストーーーップ。」
するとルクスが全員とシャリスの間に割り込んで止めさせた。
「・・・ルクス君(´;ω;`)」」
ちょっと泣き顔になっていたシャリスは正に白馬の王子が
助けに来てくれたのかと思うほどであったが・・・現実は違った。
「トンカチ程度じゃ死なないよ。出来るならハンマーとか、
剣とか槍で殺した後にバラバラにして深く埋めちゃおうよ。大丈夫、
1週間はバレナイバレナイ。」
「ルクスく~~~~ん!!!!」
まさかの殺害方法の伝授であった。
するとリーズシャルテとクルルシファーも・・・。
「よし、だったらドリルで大きく穴を掘っておこう。ちょっとやそっとじゃ
死臭は匂わんはずだ。」
「駄目よお姫様。その前に氷杖にしてから埋めましょ。そっちのほうが
早く済むわ。」
「スイマセン、ワタシハタダノメッセンジャーデスカラドウカイノチダケハ。」
等々シャリスは片言の言葉で土下座して命乞いをしていた。
それを見ていた透流たちはと言うと・・・・。
「「・・・本気で・・・・ヤラナイヨネ」」
ルクス「さてと・・・殺すなら肉はミンチにしてから豚の餌に混ぜておいたほうが処理しやすそうだな。」そう言いながら包丁を研いでいる。
シャリス「誰か助けて----!!!!」ロープで雁字搦めにされてKKK団みたいな格好している1,2年生に囲まれている。(机の上で)