最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 リーズシャルテとクルルシファー対セリスティアとサニアの対決です。


模擬戦開始。

「それでは、校内選抜戦『シヴァレス』側!Aグループ2番ペア対

Bグループ1番ペアの模擬戦を執り行う!!両者互いに抜剣し、ドラグライドを

装着せよ!!!」

 審判員のライグリィ教官の声と同時に4人は機龍を展開した。

 「-来たれ、力の象徴たる紋章の翼竜。我が剣に従い飛翔せよ、

《ワイバーン》!」

 サニアが召喚したのは蒼のワイバーンであった。

 するとサニアは中型のブレードを構えるとリーズシャルテとクルルシファーに

向かってこう言った。

 「荒事は得意じゃないけど、今日は本気でやらせてもらうわ。」

 然しそれを聞いた二人は・・・。

 「・・・ふっ」

 「・・・あら、そう」

 お互い一笑した後お互いの機竜を召喚した。

 

 

 

 

 

 

 「スゲー!本当にロボットが出てきた----!!!!」

 「やっぱ男の子だったらこういうのは好きだよね。」

 機竜を見て興奮気味の透流に対してルクスは落ち着かせながらそう言った。

 「(・・・僕はどっちかと言えば『オボミ』や『オービタル』の方に

驚いたけどなあ。)」

 ルクスはそう思いながら嘗ての世界を思い出していた。

 あっちでは高度なAIが幾つもあり、その中でも上記の二機はまさに人間のように

思いあったり初恋したりと色々とあったものだ。

 因みに「ぱそこん」の中にはそのデータもあったが機竜にぶち込んだ時

反乱が起こったらたまったものじゃないのでそこは黙っている。

 「然しお二人が神装機竜を出したとなれば・・・」

 「YES、速攻でこの戦いを終わらせようとしているのでしょう。」

 その隣にいるアイリとノクトがリーズシャルテとクルルシファーの企みを

考えていた。

 これはチーム戦であるため、先ずは汎用機竜に搭乗しているサニアを

二人がかりで倒した後でセリスティアを倒すという作戦なのかと思っていた。

 然しクランリーゼはセリスティアを見てこう言った。

 「然し相手は全く動じていませんよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 「降臨せよ、為政者の血を継ぎし王族の竜。百雷を纏いて天を舞え

《リンドヴルム》」

 セリスティアがレイピア型のソードデバイスを抜いて詠唱すると

出てきたのは・・・。

 光輪のような翼と鋭くも荘厳な形状をし、右手には巨大なランス、

左肩には特殊な形状のキャノンが連結されていた。

 「コネクト・オン」

 セリスティアの声と同時に機竜はセリスティアの周りに集まって纏い、

その姿はまるで・・・天使の如き神々しさであった。

 「・・・・・」

 全員はそれを見て歓声もせずに見惚れていた。

 ・・・一部は。

 「世の中似合う人っているもんですねえ。」

 「確かにねえ。」

 「残姉さんですけどね。」

 「クランリーゼ、それ言わん。」

 透流はそれを見て感想を述べルクスも同じだよと言うがクランリーゼの言葉にはちょっと黙るように言った。

 「お二人とも、見惚れてないでちゃんと見てください!」

 「No,仕方ありませんアイリ。ルクスさんも透流君も男の子ですから

仕方ありません。」

 アイリは呆けているルクスと透流に怒鳴りつけるがノクトはそれをやんわりと

訳を話した。

 「・・・さて・・・学園最強がどれだけなのかについてだけど・・・ノクトは知ってる?彼女の戦い方。」

 そう聞くとノクトは口を重く開けた。

 「No,セリス団長の戦闘はまともに見たことがないのです。」

 「え?何で??」

 ルクスはなんでかと聞くとノクトはこう答えた。

 「動いた時には、直ぐに終わってしまうからです。」

 「・・・・はあ!?」

 ルクスはそれを聞いて変な声でそう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「それでは、バトルスタート!!」

 ライグリィ教官の合図と同時に4機が一斉に飛翔した。

 お互い如何やら作戦を前もって決めているせいか迷いなく動き出した。

 先に仕掛けたのはリーズシャルテの《ティアマト》。

 いきなり4つの「レギオン」が曲線を描きながらセリスティア目掛けて

突進してきた・・・と思えば。

 「・・・・・!?」

 突如軌道を大きく変え、急上昇した。

 「セリスティア姉さまではなく狙いは私か!!?」

 それに気づいたサニアは障壁の出力を上げてブレードを構えた・・・その時!

 「残念だけど貴方でもないわ。」

 クルルシファーがリーズシャルテの後ろからひょいと出てきて

《ファフニール》が持っている「フリージング・カノン」が目標にしている・・・セリスティア目掛けて撃った。

 すると着弾した場所が花の形のように固まって散った。

 「セリスティア姉さま!!」

 「レギオン」を遮蔽物に仕立て上げてそれを「フリージング・カノン」で

撃ち抜くという高等技術を使ったのだ。

 彼女たちはあらかじめからセリスティアを行動不能にさせて氷に

気を取られている隙にサニアをぼっこぼこにしようと考えたのだ。

 然し・・・現実はそんなに甘くはない。

 「貴方達の判断は、なかなか見事です。」

 「・・・まさか!!」

 その声を聴いたリーズシャルテは先ほどセリスティアがいた場所を

見てみると・・・。

 「・・・ブレードを盾にしたとは驚きね。」

 彼女は手持ちの武器を即興の盾として使用して着弾を免れたのだ。

 「強くなりましたね。」

 「はっ!上からその物言いは氷漬けにならなければ治らないらしいな!!」

 リーズシャルテはそう言って「レギオン」を操作してセリスティア目掛けて

突進させるもそれはランスで弾き飛ばされた。

 「十分価値の目はありますよ。」

 「相手が私でなければ、ですが」

 そう言った直後に《リンドヴルム》が爆発的な速度でリーズシャルテは目掛けて迫ったその時にランスを持った右手の半身毎突き放った。

 「くあああ!!」

 そしてランスの矛先から電流が流れ、リーズシャルテは後方へと飛ばされた。

 「お姫様!」

 クルルシファーは咄嗟にセリスティアに照準を合わせようとすると・・・。

 「させん!」

 サニアが上から弾幕を張ってセリスティアから遠ざけた。

 そしてセリスティアは恫喝のような笑みとともにこう言った。

 「では、準備運動は終わりといたしますので・・・。」

 「本気で参りますよ。二人とも」




 次回に続く。
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