最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 模擬戦も半ばです。


模擬戦 中編

「今のは!?」

 ルクスは《ティアマト》が《リンドヴルム》のランスに当たった時に発せられた

電流を見てまさかと思っていた。

 そしてアイリはルクスに対してこう言った。

 「ええ、あの特大のランスは《雷光穿槍(ライトニングランス)》と言う

《リンドヴルム》の特殊武装です。その電撃はミスリルダイトにも影響を与えるので当たればその個所の装甲や武装は十数秒もの間、動作を鈍らせつつ使い手にも

ダメージを与えられるのです。」

 「うわー。つまるところ当たり所次第じゃあ一発で戦闘不能になるか1分ぐらい

まともに動かせられるかのどちらかだろうねえ。」

 ルクスはそれを聞いて嫌な顔をしていた。

 その間に間違いなく的にされるのが関の山だなあと思ったのだ.

 「・・・ねえさ。」

 「はい、兄さん?」

 「あれって・・・接近だけじゃないでしょ?」

 ルクスはアイリにそう聞くと隣にいたノクトがこう答えた。

 「No,あれは電撃を放てるので中距離でも使えますし同じく使えなくなります。」

 そう聞くとルクスは頭を項垂れていた。

 「そうなると広範囲に広げることも想定するとなると《ギャラクシーアイズ》しか使えないなあ。」

 「確かに、兄さんの《ギャラクシーアイズ》でしたら機竜のエネルギーを吸収

出来るのでもしかしたら・・・ですがそれは接触できたらですが

それも無理そうですね。」

 「え、何で?」

 ルクスはアイリの言葉を聞いて何でだと聞くとアイリはアリーナの方を見て

こう言った。

 「そろそろ彼女が本気を出すので見たほうがよろしいですね。」

 そしてそれを言った直後に《リンドヴルム》》が巨大な球状の光を広げた。

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・くそが、こいつが『あれ』を使う前に何とかしたかったのだがな。」

 リーズシャルテがそう言って毒づくがクルルシファーはリーズシャルテに対してこう言った。

 「けど彼女が『あれ』を使ってくれるのはありがたいわ。」

 「どうしてだ?」

 リーズシャルテがそう聞くとクルルシファーはこう答えた。

 「後のルクス君に託せれるからよ。」

 「!!・・なある程な。では私たちがやることと言えば」

 「ええ・・・彼女を疲弊させることよ!!」

 リーズシャルテとクルルシファーがお互いそう言うとリーズシャルテは

ソードデバイスを掲げてこう叫んだ。

 「《ティアマト》よ!本性を現せ!!」

 すると《ティアマト》の右肩と右腕にサイドウェポンでもある

《セブンスヘッド》を装着した後追加転送された12基の《レギオン》が

展開されるとリーズシャルテはこう叫んだ。

 「さあ学園最強!!舞踏会と洒落込もうではないか!!!」

 そう言うと《レギオン》が一斉にセリスティア目掛けて突進するが

セリスティアは冷ややかな笑みを見せて・・・こう呟いた。

 「生憎ですが舞踏会で踊るのは・・・あなただけですよ。リーズシャルテ」

 すると虹色の光輪に包まれてセリスティアは《リンドヴルム》毎消えた。

 そして、リーズシャルテの真横にへと・・・一瞬で移動した。

 「!!」

 リーズシャルテはそれに気づくも既にセリスティアのランスは《ティアマト》の横っ腹目掛けて貫こうとしていたが・・・。

 「お姫様!」

 クルルシファーはそう言って二人の間にエネルギーキャノンを打ち込んだ。

 然しセリスティアはそれを見て一瞬の間にリーズシャルテから離れるように

加速して最短の軌道で《ファフニール》に狙いを定めた。

 そしてそれを見たクルルシファーが身構えた瞬間にセリスティアは既に、

刺突のの動作を終わらしていた。

 「!!」

 そしてクルルシファーは《オート・シェル》を発動したが

それを弾き飛ばしてそのまま《ファフニール》が持っている

《フリージング・カノン》を叩き落した。

 「--やられたわね。初めっから私が狙いだったなんてね。」

 「聡明な貴方にしては気づくのが遅いわね。」

 クルルシファーの言葉にセリスティアはそう言うとクルルシファーは

こう返した。

 「聡明?はっ、貴方もそう思っていたとは驚きだわ。」

 「何?」

 セリスティアはなんだと思っている中クルルシファーはこう言った。

 「今までの私は只、自分で作った世界に座り込み、視界に映る世界は

只の絵としか見ていなかったわ。」

 「けどね・・・そんな世界を破壊しただけじゃなく、私の本当の願いを

教えてくれた人がいるのよ。」

 「その人が教えてくれた『諦めない心』の為にあなたと戦うわ。」

 そう言ってクルルシファーは中型のブレードを構えた。

 そしてクルルシファーはセリスティア目掛けてこう叫んだ。

 「さあ来なさい!学園最強!!これが私よ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 「機竜毎姿を消したって・・・おいおいあれって嘘だろう」

 「あれって・・・瞬間移動ですよね?」

 ルクスと透流がお互いそう言った。

 するとアイリはあれがなんなのかと説明してくれた。

 「あれが《リンドヴルム》の神装、

《支配者の神域(ディバイン・ゲート)》です。先ほど広げた

あの光の範囲内でしたらどんなところでもどのような場所でも高速転送させる

ことが可能なのです。」

 それを聞いたルクスは唖然としていた。

 何せ目測であるが半径500ml(5キロ)。演習場全体が彼女の転送範囲ならどう考えても接敵は無理そうだと思っていた。

 例え《ライズ・ワイバーン》の索敵能力があったとしても。

 「YES、彼女が最強たる所以の一つです。単純な戦闘技術だけではなく、

機竜使いとしての腕も群を抜いていますのであそこまで変幻自在に間合いを

支配されると勝ち目が・・・」

 「あります。」

 ノクトが何か言いかけたとたんにクランリーゼが間に割り込んだ。

 「?・・・何がですか?」

 ノクトがなんなのかと聞くとクランリーゼはこう答えた。

 「《リンドヴルム》の高速転送は確かに絶大ですが距離が遠ければ遠い程

タイムラグは長いですしそれに彼女の癖を見抜けば機体云々に関わらず勝利を

見出せます。なのでルクスさんは彼女の試合を見ておいてください。後で録画したデータをルクスさんが見て対応策を見出してそれを私が計算します。」

 そしてクランリーゼはルクスを見てこう言った。

 「だから今は集中して見守りましょう。そして勝つ。それだけです。」

 「・・・ありがとう、クランリーゼ」

 それを聞いたルクスはこう思っていた。

 「(そうだ。これは僕だけじゃなくて皆の戦いなんだ。

今でもリーズシャルテ様とクルルシファーが戦っているんだ。

だから僕がやることはただ一つ・・・この戦いを見守ることだ!!)」

 そう思いながらこの戦いを見守っていた。 




 次回に続く。
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