そしてとうとう運命の日・・・。
ルクスはクランリーゼから借りた私服とレリィから貰った鬘を付けて、
待っていた。
幸か不幸か、まあ本人はこの時点で不幸であるが校内選抜戦の中休みとの事があり昼まで眠っていたりしている人間が大多数である。
それでなのか学園内は人気が無く、女装しているルクスにとっては
ありがたいものだ。
だけど本人はと言うと・・・。
「・・・はあ・・・この雲一つない晴れ晴れとした天気が億劫だ。」
天候と正反対に気持ちは駄々下がりであった。
因みに今のルクスの服は、足元まであるほどの長い淡い白色のワンピースで
肩も見えないタイプ。
・・・もうこれだけで女じゃねえか。
「・・・やかましいわ。」
そんな目つきしていると化粧取れるぞ。
「・・・ちくしょうが。(´;ω;`)ウゥゥ」
まあその服装のおかげで下着は普通でよかったじゃん。
「それしか救いねえよ~~~。」
等々ルクスは心の中で泣くほどであった。
そしてそんな中で・・・後ろから声が聞こえた。
「--おはようございます。」
「うわっ・・・!!」
いきなり声をかけられてルクスの心臓は飛び跳ねりそうになった。
セリスティアいつもの制服であるがそれですらも気品が滲み出ていた。
「どうか、しましたか?」
セリスティアはそう尋ねるとルクスはこう答えた。
「い・・・いえ、何でもありません。そのーーーおはようございます。」
「フフフ、不思議な子ですね。貴方は」
慌ててるルクスを見てセリスティアはそう言って微笑んだのだがそれを見た
ルクスはドキリっと心臓の鼓動が早まった。
「(って何考えてるんだ僕は!?今日はその・・・セリスティア先輩と買い物の付き合いするだけだろうが!?)」
なるべく秘密は聞かないようにとと心でそう誓っていた。
そう思っている中でセリスティアはこう聞いた。
「そう言えば、貴方は何というお名前なのですか?」
「へ?」
それを聞いてルクスはそう聞くとセリスティアはこう続けた。
「申し訳ありません。私としたことが貴方の名前を聞き損じてしまって、・・・失格ですね。上級生として」
そう言いながらセリスティアは顔を俯かせるとルクスはこう返した。
「いえいえ!うっかり何て皆よくありますよ!だからあんまり自分を責めないでください。」
ねと手を握ってそう言うとセリスティアはこう返した。
「・・・ありがとうございます。優しいのですね、貴方は」
そう言った後セリスティアはこう聞いた。
「それでお名前は?」
「ああ・・・その。」
何といおうかと思っている中ある名前が浮かんだ。
それは・・・。
「メラグ・・・・『メラグ・リオス』です。」
「メラグ・・・良い名前ですね。」
そう言うとセリスティアは手を握りながらこう言った。
「それでは行きましょう。今日は休息日ですから楽しく。」
「あ・・・。」
ルクスはセリスティアの手の感触がダイレクトに伝わる中そのまま町へと
向かった。
休息日とはいえ学生であるため一番街区の一部のみしか利用できないのだが
ここでルクスはある重要なことを思い出した。
それは・・・。
「(どうか町の人たちに気づかれませんように~~~~!!!)」
そう思っていた。
・・・・バレる確率だろうけどなあ(ハッハ~~!!)。
・・・やっぱルクスの性別間違ってんな。
ルクス「うるせえ----!!!!」