「それでは、校内選抜戦Aグループ一番ペア対Bグループ二番ペアの模擬戦を
執り行う!」
流石に最終日だけあって熱気と興奮が演習場一面に包まれていた。
その中には緊張と冷静な判断をする人間もいた。
「ええとな、ルクス君。私としては・・・その・・・」
演習場のアリーナの中でシャリスが何やら申し訳なさそうに何か言おうと
していた。
本来ならサニア・レミストがいたのだが彼女はルクスが倒してしまったため
急遽、セリスティアとのペアを組まざるおえなかったのだ。
「君を応援しているんだ。いや、嘘じゃないぞ。本当なんだが・・・立場上、
今回はセリスティアに付かなければならなかったのであってだなあ・・・
その・・・」
「それで何です?シャリス先輩??」
ルクスはにこやかに・・・ちょっと暗い雰囲気でそう聞くとシャリスは意を決してこう言った。
「ドウカお手柔らかにお願いします!!」
お見事に頭を下げてまでそう言ったのだが一方のルクスはと言うと・・・。
「・・・良いですよ。」
「!!( ;∀;)」
「・・・徹底的に凹しますから(*´ω`*)」
「イヤアアアアアアアア!!!(*´Д`)」
ルクスの一言に天国かと思えば一転地獄に叩き落すような悪魔の笑みで
そう言ったため、死ぬ!!と思ってしまったようであった。
するとそれを見ていたセリスティアはいつも通りの超然とした何時もの表情で
こう言った。
「大丈夫ですよ、シャリス。貴方が彼の味方になったとしても結果は
変わりませんから。」
そう言うがシャリスはセリスティアを見て大声でこう言った。
「君は彼の悪魔的な戦い方を見てないからそう言いきれるんだ!?
彼女たちを見ろ!!」
シャリスはそう言って観客席に指さすとそこにいたのは・・・。
「「「「((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ヒィイイイイイイイイイ!!!!!」」」」
ルクスに戦いを挑んで負けた女生徒達(サニア・レミストはいないので除く)が震えながらそこにいた。
「彼女たちがあの様だぞ!!もうトラウマ何てレベル超えて
一種の恐怖政治の如き有様だからな!!!」
そう言うがそれを聞いたルクスはフィルフィに向けてこう聞いた。
「ねえフィーちゃん。」
「?・・・何、ルーちゃん。」
「シャリス先輩・・・僕に少し任せてもらって良い?」
「・・・手加減してね。」
「うん、勿論だよ。(・・・9割殺しにするけどね(# ゚Д゚))」
如何やらシャリスの言葉を聞いてルクスは少し怒っていたのであろう。
本来ならそれに気づくシャリスであったが恐怖と緊張でそれすらも
考えられなくなっているようだ。
「そろそろ始めましょうか、『ルクス・アーカディア』。貴方は未だこの学園に相応しくないことを証明しなければなりません。」
セリスティアはルクスを見ながらそう言った。
既に監視の為に派遣された部隊の報告によれば石化した「ラグナレク」は
ここ数日の間に胎動のスピードが速まっているという報告が上がっており早ければ数日以内に動き出す可能性が高まっているという報告が上がっているため
最早時間がないのだ。
だからこそセリスティアはここで勝利して討伐任務に向かわなければ
ならなかったのだ。
まあそれはルクスも知っているのでそれを止めるために
ルクスも戦わなければならないという何とも世知辛い状況であった。
既にこの国の命運をかけた戦いは始まっていたのだ。
「それでは両者、ソードデバイスを抜剣し、ドラグライドを接続せよ。」
そしてセリスティアは《リンドヴルム》を、シャリスは《ワイバーン》を
纏った。
それに続くかのようにルクスとフィルフィも機竜を呼んだ。
フィルフィは紫の短剣を掲げてこう詠唱した。
「-始動せよ。星砕き果て穿つ神殺しの巨竜。百頭の牙放ち全能を殺せ、
《テュポーン》」
現れたのは紫色の《ワイアーム》型の神装機竜であった。
「コネクト・オン」
そしてフィルフィは機竜を纏った後ルクスはもう一本の青い剣・・・少し輝きを放っているほうを抜剣してこう詠唱した。
「ー降臨せよ、闇に輝く星々よ。光の力を身に纏いて迷える者達の希望となれ。
≪ギャラクシーアイズ≫!!」
すると一瞬だが「ギャラクシーアイズ・フォトンドラゴン」が姿を現した後、
機竜となってルクスの後ろに出現した。
「コネクト・オン」
ルクスはそれを纏った後に飛翔したがその機竜の姿を見て
全員唖然としていた。
「・・・綺麗・・・。」
「・・・星みたい。」
中にはこんな感想を出す人もいた。
そして透流もそうであった。
「・・・・すげええ。」
セリスティアとルクスの機竜。
どちらも鮮やかな輝きを放つと同時にセリスティアがルクスを見てこう言った。
「それが貴方の切り札ですね。」
「まあ、そう言うところですね。」
お互いそう言った後セリスティアは《ライトニングランス》をルクス目掛けて
構えてこう言った。
「覚悟は良いですね。『ルクス・アーカディア』」
そう言うとルクスも≪パラディン≫と≪ギャラクシー≫を構えてこう返した。
「それはこっちのセリフだよ。・・・あんたが何を背負っているのかを知ってるけどな・・・こちとら託されたものがあるものなんでね・・・
下剋上させてもらいますよ。」
そしてお互いの視線が交錯したその時・・・それは始まった。
「バトル・スタート!!」
星の巨竜対銀河竜。
どちらの輝きが勝るのであろうか?