人殺し・・・
「・・・イヤ」
ヒトゴロシ・・・。
「ユルシテクダサイ」
ヒトゴロシ・・・。
「ゴメンナサイ・・・」
セリスティアは夢の中でまた同じ夢を見ていた。
最早心が壊れかけている中であるのかもう耳を塞いでも聞こえるこの声に耐え切れなくなり始めていたのだ。
「(もういっその事・・・ゼンブキエテシマエバ)」
そう思いかける中・・・セリスティアの目の前に誰かが現れた。
そこにいたのは・・・。
「・・・貴方は一体?」
氷のドレスを着た女性がそこにいた。
するとその女性が抱きしめるとそれはルクスに変わった。
「・・・ルクス」
「大丈夫・・・もう許しますから・・・自分を許してください。」
「・・・良いんですか?・・・許されても」
「はい・・・。」
ルクスの声を聴いたセリスティアはそのまま安らかな笑みで眠ると誰かの声が
聞こえた。
--もう大丈夫ね。
「ん・・・・( ,,`・ω・´)ンンン?」
セリスティアは目が覚めてみるとそこで目にしたのは・・・。
「・・・ル・・・ルクス!?」
セリスティアはルクスが目の前にいるのを見てびっくりするが当の本人は・・。
「スー、スー。」
いつの間にか眠っていた。
如何やら落ち着くまでいたようだが寝付いてしまったようだ。
するとセリスティアはルクスの手が自分の頭に添えられているのを見て・・・。
「・・・もしかしてずっと私を・・・。」
そう確信した。
あの時ルクスは自分が落ち着くまで側にいてくれたのだと。
そしてセリスティアはルクスを見て・・・。
「本当に貴方は他の男性たちとは違うのですね。」
そう言いながらセリスティアはルクスの頭を撫でようとすると・・・。
「・・・璃緒」
「?」
「僕・・・頑張るから・・・・頑張る・・・から」
「・・・・」
「『かっとビング』だあ・・・僕」
「・・・(* ̄▽ ̄)フフフッ♪」
セリスティアはルクスの寝言を聞いて少し笑った後ルクスの頭を自身の太ももに乗せると撫でながらこう言った。
「今度こそ正しい事を成し遂げます。・・・・貴方と共に・・・何時までも」
セリスティアはルクスのそう言いながら寝顔を眺めていた。
それは夜になるまで続いた。
それから暫くして・・・。
「それでは校外対抗戦の参加メンバーを発表する!」
ライグリィ教官がそう言いながら寮にある食堂でしていた。
通例なら演習場なのだがそこは現在修復中であるため急遽食堂になった。
「ではこれより、先日行われた校内選抜戦の戦績と諸君らの総合力、成長性、
連携力等を加味して決められたものであるが、選ばれなかった者たちには
今後一層の研鑽に励み、努力してほしい」
そう言うとライグリィ教官は紙を広げて選考者を呼んだ。
代表は10名、補欠は2名。まず選抜代表は『セリスティア・ラルグリス』!」
『『『『『『わああああああ!!!!!』』』』』
それを聞いた瞬間に高い歓声が上がった。
そしてその間にも何人かが呼ばれた。
「『リーズシャルテ・アディスマータ』!」
「『ノクト・リーフレット』」
「『ティルファー・リルミット』」
「『シャリス・バルトシフト』」
「『クルルシファー・エインフォルク』」
それを聞いた瞬間にルクスはクルルシファーを見てこう聞いた。
「あれ?クルルシファーさんってユミル教国じゃあ・・・?」
それを聞いたクルルシファーはちょっと汗を掻きながらこう言った。
「ええとね・・・どうもアルテリーゼが手紙を上層部に送ってたらしいのよ・・婚約者と一緒に上手くいきますようにって」
「おい、アンタ。外堀埋まってるぞ」
「・・・本当にごめんなさい。」
これは迂闊に本当のことを言えば戦争になりかねないぞとルクスは
冷や汗とため息を吐いた。
そして最後に出たのは・・・
「『ルクス・アーカディア』」
「・・・・・はああ!?」
それを聞いた本人が一番驚いていた。
何せ男性の自分が選ばれるとは思いもよらなかったのだ。
その証拠に生徒たちもどよめいていた。
するとセリスティアが前に出てこう言った。
「皆さん、この場をお借りして皆に謝罪しなければなりません。」
何時もの超然とした雰囲気と表情で全生徒にこう言った。
「私は常に最善を希求し、行動していました。それが皆のためでもあり、
私の務めだと・・・。」
「ですが私は3つの間違いを起こしました。」
「一つは『ラグナレク』の接近に気づけなかったこと。」
「二つ目は信じていた仲間が他国のスパイであったと言う事。」
「三つ目は・・・・己の嘗ての未熟さが招いた悲劇に気づけなかったこと」
「私は本来ならここにいるべきではなかったのかもしれないと思ってた時も
ありましたが・・・」
するとセリスティアはルクスを見てこう続けた。
「ある人がこう言ってくれました。『未熟でも構わないから前を見て進む』と言ってくれました。」
「私はこれからは皆さんの助けを借りて己の未熟さを克服しようと思います。
ですので私はこの学園を救ってくれた彼に対して協力をお願いしたく
思います。」
そしてセリスティアはルクスの手を取ってこう言った。
「『ルクス・アーカディア』貴方の力を貸してくれますか?」
そう聞くとルクスはこう答えた。
「はい、これからもよろしくお願いします。セリスティア先輩。」
親し気な表情でそう言った次の瞬間に・・・どっと大歓声が巻き起こった。
「やったー!これでルクス先輩と一緒だーー!!」
「良かったですわ。雑用の仕事をお長居できる人がいなくなると困るところ
でしたわ。」
「男嫌いのセリス様を認めるとは・・・『ルクス・アーカディア』
大したものだわ。」
それぞれの学年の女生徒が揃いも揃ってそう言う中セリスティアは・・・爆弾を落とした。
「それとですね、ルクス。また今度その・・・一緒に寝てくれますか?」
『『『『『・・・・・え・・・・・?????』』』』』
ぴしぃいと音がした次の瞬間・・・ざわざわと声が聞こえた。
「え・・・それってつまり!?」
「ま・・・まさかそこまで進んで!!」
「男嫌いを物理的に直すどころか虜にするとは・・・流石ね」
各々そう言うがルクスはそれを聞いた瞬間に・・・背筋が凍る何かを感じた。
其れで振り向くとそこにいたのは・・・。
「・・・・・・( ´艸`)」ゴゴゴゴゴゴゴ
黒い笑みを浮かべてスタンドしているアイリがいた。
「アイリ----!!!これは誤解って言うか何て言うか!!??」
ルクスは何とか弁護しようとするが当の本人は・・・。
「・・・・・・。」ニコリ
ハイライト無しの笑みで返された。
「ヒィイイイイイイイイイ!!」
最早取り付く島なしだった。
「・・・?何を皆さん騒いでいるのですか?」
セリスティアはなんでだろうと小首を傾げているとライグリィ教官は
ため息交じりでこう言った。
「はあ・・・・。もうお前何も言うな。」
「?」
「・・・・はあ。」
疲れるなと思った瞬間であった。
因みに終わった後に昼にも関わらず一番星が見えたそうな・・・。
・・・・・まあいっか。
「良くねえェ!!」
チャンチャン。
何処かの港
「それで・・・『ラグナレク』が倒されちまったとは計算外だぜ。」
全身をフードで覆った人間が港の倉庫の中でサニアを含んだ三人にそう言うと
仮面をつけた人間に向かってこう言った。
「ああ、取り合えずあのバカの粛清ご苦労さん。」
「イイエ。」
それを言った後サニアはフードの人間にこう聞いた。
「それで・・・次はどうするの?」
そう聞くとフードの人間はこう返した。
「ああそうだな。『クラーケン』のグランフォース・コアを持っているとなると奴らはあそこに向かうだろうが俺たちの目的はそれとは違うが場所は同じだし少し遊ぶか。」
丁度良い人材が見つかったしなと言いながらフードの人間はとある女性を見た。
長身の綺麗な女性で黒い髪からはみ出ている・・・とんがった耳の出た人間を
見た。
「それで場所は何処だよ?大将。」
リーゼント頭の男性がそう言うとフードの人間はこう答えた。
「・・・『リエス島』だ。」
次回予告
セリスティア「え・・・ええと次回ですか?強化合宿でリエス島に向かった
私たちは・・・え!水着って不許可です!我々は合宿に来ているので
遊ぶわけには・・・ル!ルクスも一緒にってどうしましょう!?そんな絶対にって
けどルクスとなら私は・・・。」赤面
透流「何か脱線しちまったので変わります。然し、島に突如として遺跡が現れ、調査する中ある人間から意外な事実を告げられる!果たしてそれは一体!?」
次回「最弱無敗の決闘機竜 『第4章海だ!合宿だ!!遺跡調査だ!!!
桃色少女の闇の秘密と銀河竜覚醒!!』」
セリスティア「私とルクスのお楽しみはこれからです!!」
ルクス「アンタが言うと変な方向に聞こえるからやめろーー!!」