最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 一見関係なさそうな人選は実は関係があった。


何かが起きそうだ。

校内選抜戦から3週間経った6月初頭

 1か月後には校外対抗戦を控えているため代表メンバーは『リエス島』に合宿に

行くことになったのだがそれに対してリーズシャルテはある事を考えていた。

 それは・・・。

 「え?クランリーゼと透流もですか?」

 「ああそうだ。お前がここを離れた後あの二人を置く訳にもなあ。」

 「まあ・・・透流は僕がいなくなると男一人ですから肩見せまそうですけど

アイリがいるんじゃあ。」

 「ああそれがな。どうもアイリも合宿に参加させるようなんだ。

全く何考えてるのか。」

 リーズシャルテはそう言いながら頭を掻いていた。

 ここで彼女迄いなくなると透流の事情を知っている人間が一人もいなくなるのだ。

 「それにクランリーゼは遺跡調査において重要なポジションだからな。旧帝国派の人間がまだいる可能性があるし、サニアがもしかしたらそれすらも

ヘイブルグ共和国に報告している可能性があるからな。万が一に備えてだ。」

 「確かに・・・クランリーゼがいなければ遺跡調査にとって重要なあの情報が

手に入れられませんでしたしねえ。」

 そう言いながらルクスはアトリエに飾っている七色の球を見た。

 グランフォース・コア

 それは『ラグナレク』の核に組み込まれている球であり、これを遺跡の最深部に

収めれば「アビス」が今後出てくることはないと言われるものである。

 「あれが見つかった後必死こいて探してやっと最奥にあった様なんだ。後は我々が調査権を手に入れてそれを二つの遺跡に収めれば・・・後は1つだけとなる。」

 「・・・第一遺跡『塔(バベル)』ですね。」

 第一遺跡はラルグリス家の領土にある遺跡であり現在ラルグリス家の部隊が

監視しているのである。

 「ああ・・・あそこだけになれば残りの部隊を王都の防衛に充てられる

からな・・・負けられない戦いが出来たと言う事だ。」

 リーズシャルテはそう言いながらもある物に目を向けていた。

 それは・・・。

 「まあそれよりも私は一刻も早くこいつらを作りたいけどな。」

 そう言いながら幾つもの紙を広げた。

 そこに書かれていたのは・・・。

 「これって・・・モールス信号じゃないですか!!!」

 それは嘗て最初に作られた通信機『モールス信号発生器』である。

 「ああ!こいつが出来れば各地との情報のやり取りに早馬を使う事はなくなる

はずだろ!!それに護衛の機竜部隊を態々使わずに済むからその分を王都防衛に

つぎ込めるし国境警備隊や遺跡警備隊も持っていればいち早く対応できるだろう」

 そう言いながらリーズシャルテは胸を張るがルクスは少し冷や汗を掻いていた。

 「(これってどう考えても技術的フライングだよなあ。)」

 バレない様に祈るかとルクスは心の中でそう思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・と言う訳で特別にアイリさんとクランリーゼさん、透流さんを

加える事となりましたが3人は何か疑問はありませんか?」

 セリスティアが3人に向けてそう聞くとこう答えた。

 「私は別に宜しいですけど」

 「私はルクスさんに着いていくだけです。」

 「・・・自分も良いですけど、強化合宿で水着着用って流石異世界」

 アイリ、クランリーゼ、透流はお互いそう言った。

 まあ透流は少し驚いているが・・・。

 「それなら、ノクトと一緒に透流さんの服も買いに行く予定でしたから

序に行きますか?」

 「あ、はい!ありがとうございます!!」

 そう言うとアイリはこう返した。

 「何言ってるのです?私たちは同じ1年生なんですよ?敬語は止めて

おかないと」

 「ええ・・・けど一応年上ですし」

 「それでしたら年上としてです。」

 アイリがそう言うと透流は頭を掻きながらこう言った。

 「分かりま・・・分かったよ。アイリさん」

 「んまあ・・・良いでしょう」

 そう言うとセリスティアは全員に向けてこう言った。

 「それでは5日後に出立致しますので各自準備を」

 「「「「「はい!」」」」」

 全員がセリスティアの言葉を聞いて返事した後セリスティアはルクスを見て

こう聞いた。

 「あのルクス、・・・この合宿で聞きたいことがあるのですが?」

 「はい。何でしょう?」

 ルクスは何だと思いながらこう聞いた。

 「ああ・・・まさか部屋割りですか?それなら僕と透流が一緒だと思いますし、風呂については今レリィさんと話し合い」

 「イイエ、そう言うのじゃないんですが・・・その」

 「?」

 「・・・・お・・・男の子と泊まりに行く時には、替えの下着を入念に

選んでおくべきと聞いたのですが・・・本当ですか?」

 「・・・・・・・・・・・・」

 「わ、私はそういうのは初めてですから良く分からないので、その、出来れば

男の子でもあるルクスに助言を頂けると・・・ありがたいのですが」

 「・・・・・誰です?それ言った奴」

 ルクスはセリスティアに・・・感情のない目でそう聞くとセリスティアは

こう答えた。

 「あ、はい・・・シャリスですけど」

 ギロリ*2

 「ギクッ!」

 ルクスとアイリがシャリスのいる方に睨みをかけると既にシャリスは逃げようと扉に向かっていた。

 「ああ・・・ええと・・・・これはだね」

 シャリスは何とか逃げ出そうと考えているが・・・ルクスとアイリは黒い笑みを浮かべてシャリスに向かっていた。

 「待ってくれたまえルクス君!アイリ!!あれはその・・・・・遊びなんだ

(てへぺろ)」

 シャリスはそう言って場を和まそうとしたが・・・火に油を注いでしまった

ようだ。

 「「・・・・死神に会いにイッテコイ」」

 「イヤアアアアアアアア!!」

 その後、演習場の控室で一人の少女の断末魔が聞こえたそうな。




 シャリス「ああ、セリス。男の子と泊まる時には替えの下着を持っていくと
良いぞ」
 セリスティア「何故です?」
 シャリス「男の子と一緒にいるときにな、下着が新しく必要なんだ。」
 セリスティア「・・・分かりましたがどういう物が?」
 シャリス「ああそれは・・・」
 その後色々と性能度外視な物ばかり選ばれた。
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