最弱無敗の決闘機竜   作:caose

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 似たようなのはあったかもしれない・・・かも?


この時代に水着って・・・あったっけ?

 白く輝く砂浜。

 蒼く澄み切った海。

 そして・・・。

 「・・・まさに異世界ですねえ。」

 「透流、君が言うと説得力あるねえ。」

 

 

 

 

 

 色とりどりの水着を着た少女たちがそこにいた。

 「遅かったな、ルクス君。透流君。皆がお待ちかねだぞ」

 バラの刺繍が施されたビキニタイプの水着を着たシャリスが二人に向かって

そう言うが二人はこの光景に遠い目をしていた。

 現在、透流から見れば中世~近代のヨーロッパクラスの文明なのに何故か

水着があると言うアンバランスな状況に驚いていた。

 まあ、これの存在を知っているルクスからしても何故だと思いたいほどである。

 「それで・・・何でアンタ迄ちゃっかり水着着てんだ!レリィさん!!」

 ルクスは少し離れた日除け用の天幕の下にいるレリィに向かってそう言った。

 然も露出度が高く大胆な水着である。

 そんなもの何で思春期の男子がいる目の前で着られるのかと思いながらそう言うとレリィはしれっとこう答えた。

 「あら、差別は良くないわよルクス君。学園長と言うのは、肩肘張る仕事だから

たまの休暇ぐらいは羽伸ばしたいと思わない?」

 「アンタは年柄年中息抜き紛いな事やってるじゃねえか!!」

 そしてルクスはこう続けた。

 「って言うかこれって合宿だよね!何?どう考えても遊びじゃん!?

これって可笑しくない!?って言うか僕が可笑しいの!!??」

 ルクスは頭を抱えながらそう言うと・・・後押しする声が聞こえた。

 「彼の言う通りです。初日から遊びなんて許可できません。」

 「セリス先輩。・・・」

 ルクスが声のした方向を見るとそこにいたのは・・・。

 「そもそも、私たちは強化合宿の名目でこの島に来たのです。もっと真剣に

取り組むべきです。」

 「いや・・・あんた・・・ねえ。」

 セリスティアが良い事言ってるのだがルクスは引き攣った顔でそう言っていた。

 何せ今、セリスティアが着ているのは装衣ではなく・・・。

 「セリス先輩も水着じゃないですか。」

 そう・・・水着なのだ。

 他の少女達よりもやや大人しめなドレスタイプの水色の下着だったのだが

その豊満なスタイルのためかルクスだけではなく透流も顔を赤くしていた。

 「あら、そう言いながら貴方もちゃんと水着を着てここに来たじゃない?」

 レリィが面白がるようにそう言うがセリスティアはこう反論した。

 「これは水練のためと言ってたじゃないですか!?」

 「はあ・・・相変わらずお堅いわねえ、セリスティアさんは。」

 「(アンタは半分くらいこの人を見習うべきだろ。)」

 レリィの言葉にルクスがそう毒づくがレリィはこう続けた。

 「頑張るのは大切だけど、ちょっとした息抜きをした方が効率が

上がるのよ?・・・そうは思わない?ルクス君。」

 「はあ!!」

 いきなりルクスに丸投げしたのでなんでだよと思っているとセリスティアが

ルクスに近づいてこう言った。

 「ルクス!貴方はどう思いますか!?こんな状況を認めてよいのかを!!」

 「おいちょっと!近い!!」

 ルクスはそう言いながらこう考えていた。

 「(ああもう、セリス先輩の言葉は筋が通ってるし遊びって最終日に充てれば

良いだろうが思いたいけどあの人には口で勝てる気がしねえしなあ・・・ん?)」

 ルクスは視界の端に見えた何かを見た後・・・こう言った。

 「んまあ・・・一日くらいは羽目外しても罰は当たらないと思いますよ。訓練はもちろん必要だけど今日は初めて来た人の為に交流も兼ねて過ごせばなって・・・思いますけど如何でしょう?」

 ルクスがアハハと笑いながらそう言うとセリスティアは拗ねた顔を見せてこう言った。

 「貴方は優しいところがありますが少し皆さんに甘いところがあります。

校外対抗戦で勝利を多く収めなければ遺跡調査の回数が減ってしまって」

 「それだったら、少し遠泳して体を解してから白兵戦の訓練したら如何です?

 地面は砂で柔らかいから怪我するリスクが減りますし、機竜を使うまでの

準備運動になって良いと思いますよ。」

 ルクスは尚も食い下がるセリスティアを見て妥協案を提示させるがルクスは

セリスティアの言葉にも一理あると思っていた。

 「(確かにセリス先輩の言葉にも一理あるよな。

例の『グランフォース・コア』を遺跡の最奥に納めるにも調査権が

必要だけど・・・今回ばかりはなあ。)」

 「・・・そうでしょうか?」

 ルクスが考えている中セリスティアが本当なのかと思いながらそう聞くと

ルクスはこう答えた。

 「はい!そうだと思いますよ!!それにほら、セリス先輩の水着

似合ってますからそんなに周囲の目を気にする必要は・・・」

 そう言うとセリスティアは体を抱きしめながらこう言った。

 「な!・・・何を言うのですか!?へ・・・変な事言わないでください!!わ、私は別に、この格好が恥ずかしいから早く着替えたいとか、そういう訳では

ないんですから!!!」

 そう言うがそれを聞いていたルクスは空笑いでこう言った。

 「あはははあ・・・そうだったんだ。」

 最後、小声でそう言ったのだがセリスティアは聞こえなかったようなので

こう続けた。

 「---分かりました。貴方に免じて今日の所は認めますが

これは訓練ですので・・・良いですね!!」

 「あ、それと私をあまりジロジロと見るのは禁止です!!」

 セリスティアはそう言った後他の所に向かうとシャリス達トライアドが集まってこう言っていた。

 「聞いたかい?このこの格好での白兵戦訓練に誘導させるとは・・・

中々の策士だな。」

 「YES、ですが、無理もないかと思います。ルクスさんにも性的欲求は

存在しますから。」

 「いやあ・・・エロいねえ。ルクッチは」

 そう言っているのだが後ろで聞いていたルクスは三人に向かってこう聞いた。

 「ほお・・・お前ら機竜の訓練の時に真っ先に相手してやるが・・・

《ライズ・ワイバーン》と《ギャラクシーアイズ》と《ラグナ・バハムート》のどっちで訓練したい?」

 ルクスは黒い笑みを浮かべながらそう聞くが三人はこう思っていた。

 「「「(あ・・・地雷踏んだ。)」」」

 そう思いながら余りの恐怖で震えて(シャリスは特に)いたがルクスは

こう続けた。

 「反応がないから・・・一人につき3種類全部相手してやるよ。

ありがたく思え。」

 「「「イイエ、どっちもお断りします。」」」

 トライアド全員直ぐに土下座で謝るがルクスはこう続けた。

 「それじゃあ特別に《ライズ・ワイバーン》100本組手にしよう。」

 「「「いやあああああアアアアアアアア!!!!!」」」

 最早死刑宣告と何ら変わらない言葉に三人はムンクの叫びよろしくに

なってしまった。




 こうして三人仲良く・・・冥府に旅立ちましたとさ。
 シャリス・ティルファー・ノクト
 「「「勝手に殺さないでええ!!!」」」
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