ルクスとガーゴイル型のアビスはリングの上空で戦っていた。
ガーゴイル型の攻撃は一撃が重く当たり所次第では死ぬこともあるほどである。
ルクスはその攻撃を楯で防ぎながら応戦しているが回避行動が通常よりも
遅くなっているのだ。
ルクスはガーゴイル型のアビスを下にいる生徒たちに近づかせないように
引きつけさせているため防御すらもままならない状況になっているのだ。
しかしルクスは王都の機竜使いのトーナメント試合で「最弱無敗」の二つ名が与えられるほどの力を有しておりその実力は時間が経てば経つほど発揮するのだ。
「(そろそろ頃合いかな?)」
ルクスはガーゴイル型を倒すための方程式を組み上げ実行に移した。
ガーゴイル型がその巨大な爪をルクスに突き刺すために突進するとルクスはそれを
紙一重で躱しその瞬間にブレードをアビスの胸に突き刺した。
ガーゴイル型が激痛に苦しみながらもルクスから離れて警戒した。
すると竜声で演習場にいたライグリィ教官がこう言った。
『ルクス・アーカディア!先程増援が来て包囲している!!あと十分耐えてくれ!』
ルクスは一瞬その通信に耳を傾けるとガーゴイル型がそれを見計らってルクスに飛び掛かって・・・来たように見せかけて実際は真下のリングの観客席にいる人間目掛けて最初に使った光弾を使用しようとした。
ルクスは推進力を最大にしてアビスを後ろから切り捨てるために上段で振りかぶった瞬間・・・アビスの体が反転してそれを避けたのだ。
元来ガーゴイル型は知能が高く一度見た技や戦法に対する対策をすることが
出来るため戦闘で最も厄介なタイプなのである。
そしてルクスの攻撃が外れるとガーゴイル型は下から上へ爪で障壁を貫通してルクスの肩を貫こうとするとルクスはそれを盾で軌道を逸らしたのだが衝撃が強くて
楯が弾かれた瞬間・・・リーズシャルテが微笑みながらこう言った。
「なるほどな。ガーゴイル型の頭の良さを利用して防御に徹した人間からの
攻撃に命中して動揺を誘い私と言う存在を隠し攻撃の隙を態と作って相手の
全力の一撃を使わせるように誘導した所を叩くか・・・私もお前ならやる戦法だよ。」
ガーゴイル型がリーズシャルテを見た瞬間≪セブンスヘッド≫の砲撃がガーゴイル型の体を貫通して爆散した。
「「「「「うおおおおおおおお!!!!!」」」」」
女性と全員は安堵の歓声を上げる中リーズシャルテはルクスに竜声でこう言った。
『全くなんて男だお前は。ガーゴイル型を罠にはめるために咄嗟にあんな芝居を考えるとはな。』
「いやーあの時はリーズシャルテ様のキャノンがなかったら多分もっと苦労していましたよ。」
『ああそれとだな。整備士についてだがお前の技能をそんなことに費やすのはもったいない。』
「はい?」
ルクスは嫌な予感がした。
『そこでだルクスよ。お前を士官候補生としてここに滞在させてもらう。後でアイングラム学園長と生徒の皆に話しておくから楽しみにな。』
「え、ちょっと待ってくださいって!!」
そしてリーズシャルテからの通信が切れるとルクスはリングに降りると天に向かってこう叫んだ。
どこかの宇宙で自分の本当の父親の正体を知った主人公のように
「嘘だああああああああああ!!!!!!!」
九十九家にて・・・
遊馬「ルクス兄!これ見ようぜ。」
ルクス「何々・・・ス○ー・ウ○ーズ?」
そして見た後・・・
遊馬「いやー面白かった。次回作又見ようぜルクス兄。」
ルクス「あ、うん(なんか他人事じゃなかったな。)」